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寧比曽岳
(ねびそだけ)
1,121m
H20年12月15日
10時30分〜15時05分
愛知県 豊田市
晴れ
 ”山頂は広くて
  大きく開け
 のんびり出来る”
 先月「夏焼城ヶ山(なつやけじょうがさん)」に行った時に、 伊勢神(いせがみ)トンネルを通った。

三叉路の左に入口、正面トンネル、右「いこいの村」
 この伊勢神峠~寧比曽岳のコースが、 山渓の「名古屋周辺の山200」に掲載されている。

 全コース東海自然歩道で整備され過ぎかもしれないが、 知っている限りこの山に登る他のルートも東海自然歩道だ。

 城ヶ山へは東海環状自動車道で豊田藤岡インターで下りて行ったが時間が掛かった、 もう一度走ってみようと同じルートで向う。

 前回よりは少し良いが153号の走りが悪い、 伊勢神トンネルに来て右の旧道に入った。

 くねくねと高度を上げると広々とした分岐に来た、 直進奥は心霊スポットとされる旧のトンネルが有る。

 右は「いこいの村愛知」から大多賀峠に行き、 分岐左側に東海自然歩道の入口と「中馬の難所伊勢神峠」の石碑が立つ。

 遅くなったが10時30分歩き始める、 片道6km弱の高低差500m位は2時間程度で着けると思う。
奥に旧伊勢神トンネルが見えている 峠の説明石碑板

 舗装された狭い道だが太い杉林の中をくねくねと登って行くと、 結構急な登りが続いた。

 登り切ると東海自然歩道の指標が有り、 今来た方向は「153号・伊勢神バス停」となっている。
杉林の急な舗装道を登って行く 峠の案内、奥に観音さまと八百比丘尼の杉

 左は「伊勢神峠50m」右「伊勢神神宮遥拝所100m」と案内され、 先に伊勢神峠の左に入ると直ぐ峠の案内看板が立つ所に着いたので、距離は50mも無い。
峠の石柱と見難いが左下に観音様 八百比丘尼(やおびくに)の杉

 その先降り始めると「大乗妙典(だいじょうみょうてん)」の大きな石柱と、 馬頭観音が祀られている。

 その右には「観音さまと八百比丘尼の杉」の説明石碑が有り、 背後に大杉が見られるが余り太くは無い。
伊勢神宮遥拝所の反対側は恵那山が見えていた

 戻り伊勢神宮遥拝所の方に上がって行くと、 平坦な広場に神明造り様式の遥拝所が建っている。
新しい伊勢神宮遥拝所 東海自然歩道の大きな案内

 そこから見られるのは伊勢方面の直ぐ近くの山だけだ、 反対側は恵那山が見えていた。

 「東海自然歩道・愛知高原国定公園」の大きな看板を見て、 南へ緩い登りの幅広い道が続いている。
幅広い道が続く

 左が桧林で右は自然林が暫く続き、 立派なベンチを見ながら道は良いのでどんどん距離を稼いで行く。
木漏れ日が優しい雰囲気

 両側自然林の気持ちが良い林の中となり、 降り気味に進むと小さな橋を渡った。

 道は狭くなると思っていたら少しの間だけで、 叉幅広い遊歩道の様に変わる。
ベンチが幾つも作られている 「いこいの村愛知」の施設の様だが?

 左にポンプ小屋の様な建物が有ると思っていたら、 今度は右手に少し大きな建物が見えてきた、2001年閉鎖の「いこいの村愛知」 関係の物で、右上にいこいの村の立派な建物が見えていた。

 幅広い道になると指標が有り左に曲り、 広い道は右に続くがA型バリケードが置かれている。
いこいの村には入ら無い様にとバリケード 立派な建物が見えた

 少し入ると未だそんなに痛んで無い立派な建物が見え、 「いこいの村」の本館の様で大変な費用を掛け建設されたと思うが 利用方法は無いのか?

 東海自然歩道の指標が有り、 「伊勢神トンネル1.8km35分」先は「大多賀1.5km30分」と有る。
金網フェンスの際を通過 小さな伊勢神湿原

 小川沿いに行くと何の跡か右側フェンスが続き、 その先木道が見えてきた。

 「伊勢神湿原の植物」の案内板が立ち咲く花等が書かれ、 湿原の木道を進むが今は何も咲いて無く、湿原を出ると洒落た宝形 (ほうぎょう)形の屋根付きベンチが並び、 ガイドブックの「いこいの茶屋」?
屋根が宝形造りの「いこいの茶屋」 右手に車道を見ながら階段を登る

 茶屋と言うと何か販売されている所だと思うのだが、 今は全く店らしいのは見当たら無い。

 トイレだったと思うコンクリート建物を見て、右にいこいの村の舗装道から 湿原への道を見送り進むと桧林の中の土留め階段の急登となった、 平坦に変わると一部崩れロープが張られた所を通過する。

 右下に時々車道を見ながら進むと、下りになってきた。
一部崩れてロープが張られている 平坦な幅広い道

 車道の際に落下防止の柵が付けられた道に来ると、 右手に寧比曽岳が見えている。
道路際に来た 寧比曽岳が見えている

 車道のカーブ地点に下りて直ぐ叉山に入ったが少しで車道に出た、 左少し先に階段の登り口が見えて、この辺りが大多賀峠(おおたがとうげ)だ。
道路に出て左に、先に登り口が見えている 大多賀峠の登り口は鉄製の階段

 車道の先に駐車場が見え、ここから登る時に利用で出来そうで車も何台か止っている。

 案内看板が並ぶ鉄製の階段を登ると、急な土留め階段が続く道になった。
整然とした杉林

 少しで平坦になり整然とした杉林の中、歩き易い道を行くと「亀の甲岩」の看板が立ち、 岩の表面の割れ目が亀の甲羅に似ている石が、二つ見られこれは面白い。
亀の甲岩の案内 「亀の甲岩」二つ有るのがほほえましい

 自然林となり軽くアップダウンして登った所の広場にベンチが数台有り、 今日初めて座って休憩した。
ルートは人口林と自然林が混在 日が入り暖かいベンチ場でゆっくり休む

 「大多賀峠0,7km15分・寧比曾岳1.6km40分」の指標が有るここは、 日が射し込み暖かい。

 ゆっくり休み歩き始めると軽く降り暫く緩やかな登りが続き、 その先暗い杉林の中土留め階段が続いた。
暗い杉林の急登の先尾根が近くなった 両側笹だが道は広く邪魔にならない

 登り切ると左にも道が付いている様に見えるので、帰りに要注意。

 笹の間の道を行き明るい自然林の尾根道となると、叉ベンチが幾つも有る休憩ポイントに 来たが休まず登って行くと、左に枯れ木が積まれた所を通過したが地形図破線の道だと思う。
山頂手前自然林の気持ちが良い道

 幅広い気持ちの良い林を行くと、 大きな休憩舎が見えてきて12時30分「寧比曾岳」山頂に着いた。

 ベンチが幾つも有る山頂は平らな広場で、 隅の少し高くなった所に三等三角点「大多賀」が有る。
山頂の大きな休憩舎 広い山頂に幾つもベンチが有る

 寧比曾とは変わった名前だが由来は定かで無い、 ネヒ=老女・ソ=衣で姥捨伝説に因むか?

 南から西にかけ大きく広がり眺望の良い山頂だ、 然し鈴鹿や養老山・伊吹山も見えているが霞んでいる。
山頂は大きく開けているが霞んでいた、直ぐ近くの山は筈ヶ岳

 目の前に筈ヶ岳(はずがだけ)が見えるが、 感じでは結構遠く思え時間も遅いので行くのは止めよう。

「寧比曾岳」山頂の三等三角点「大多賀(おおたが)」
 木の間に恵那山と右に南アルプスがちらっと見え、 休憩舎の方に行ってみたが同じだった。

 休憩舎にも山頂にも何人かの人がいる、 平日だがやはり登り易い山なので多いのだと思う。

 天気は良いが昼食を取り近くの方と話をしていると、 寒くなってきたので帰る事にした。

 13時25分山頂から同じ道で戻り、いこいの村愛知に来て、 現在の様子を見ようと車道を本館の方に入って行く。

 然ししっかり入れ無い様にして有るので、 一歩も踏み込めず諦めて戻った。

 その後は寄り道しないで、14時50分伊勢神峠の車に戻る。

 東海自然歩道で道と指標はしっかり付き気軽に歩けるが、 変化には乏しく山歩きとしては?

 伊勢神湿原の花の時期や新緑紅葉の時期は、良いかもしれない。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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書き込みの赤破線は正確ではありません
  出会った花:  無し


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