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月ヶ平
(つきがたいら) 938m
城ヶ山
(じょうがさん) 889m
「夏焼城ヶ山(なつやけじょうがさん)」
H20年11月21日
10時30分〜14時30分
愛知県豊田市稲武町
曇り
”どんぐりの森は
 季節を変えて 
 訪れたい場所だ”
 8月に 「オオキツネノカミソリ群落」を見に行った時、 城ヶ山の登山口の大井平公園は紅葉の名所だと知った。

登山口には大きな看板が有る
 この山は直ぐ南に同じ城ヶ山918mが有るので、 北側の町の夏焼町を取り「夏焼城ヶ山」とも呼ばれている。

 夏焼からの登山道も有る様で、本来そちらから登るのが良いかもしれない。

 然しキツネノカミソリを見た時に係りの方が、 ここから登るのが一番良いコースと言われた。

 山渓の「名古屋周辺の山200」には大井平公園からのコースが案内されているが、 素直に助言に従う事にして帰りに大井平公園に寄ろう。

このコースはリンク頂いている 「山たまごの東海岳校」さんが 逆コースで昨年歩かれている。

 特長の無い地形なので、このHPが参考になり何とか歩けそうで有難い。

 今迄は岩村から稲武に入ったが、東海環状の豊田藤岡ICから 猿投グリーン道路力石ICで153号に入る。

杉林の中を緩やかに登って行く
 流れが悪く時間が掛かって稲武に入り、 道の駅「どんぐりの里」直ぐ先信号で右折257号に進む。

 こんなに時間が掛かるのなら、 岩村経由の方が高速料金も掛からず時間的にも速い。

 少しで三叉路を左折80号に入り、 大井平公園を左に見たが車からでは紅葉は判ら無かった。

 川沿いに走って民家が無くなり暫く進むと、 左側に大きな案内看板が見られる。

 看板には「オオキツネノカミソリ・ケヤキの森登山口600m」、 その下に小さく「月ヶ平まで1.3k・城ヶ山まで4,1k」と案内されていた。

 道の膨らみに駐車し10時30分歩き始めるが、 この辺り結構多く車を止められるスペース有が有る。

 谷間の杉林の中緩やかに道が付けられていて、丸太の橋を何箇所か渡って行く。

 林道の小さな広場に上がって横断し、向かいの道に進むと少し急に変わる。
丸太の橋を何箇所か渡る 林道広場を横切る

 土止めの階段も僅かで小さな東屋が見えてくる、 キツネノカミソリの時期はここに係りの人が居た。
キツネノカミソリが咲く時はこの東屋に係りの人が居た キツネノカミソリが咲いていた所

 この直ぐ先が「ケヤキの森」で、 キツネノカミソリ群落地でも有る谷間が広がっている。
ケヤキの森

 ロープが張られた群落地は周回出来るが右手の道を上がって行く、 今はケヤキも殆ど落葉していた。

 急な道を登りロープ沿いに最上部を左に回り降り始めると、 指標が立ち「大栗山・札場峠」となっている。
ケヤキの森周回道の最上部に有る案内指標 植林の中を登る

 右に一挙に薄くなった道を登ると少しで峠の様な場所に着くも、 ベンチは有るが桧林の中で暗い所だ。

 木に「大栗山山頂 915m」と架けて有るが、 暗部の低い場所が山頂とは思え無い。
峠の様な所に「大栗山」の標識 左に上がったコブ、ここが大栗山山頂では?

 同じ木に矢印の形の「城ヶ山」の案内が有り、左のコブを指し小さなコブで 直ぐ上がると、中央に石柱が見られ木に将棋型の山名板が架けて有った。

 先程の直ぐ下の峠は立派な山名板だったが、 山頂とするならこの場所だと思う。
落ち葉が一杯の道を降って行く

 指標は無く尾根は二方に伸びどちらにと一瞬思ったが、 左の尾根が踏み跡がしっかり付き降って行く。
桧林の道 右手開け隣の山が見えていた

 少し下ると桧林となるがこれも短く叉自然林と変わり、 右手開けているが直ぐ隣の山しか見えて無い。

 暫く緩やかなアップダウンだったが、 低い笹の間を急降下して行くと三叉路の舗装道が見えて来た。
低い笹の間を急降下する 三叉路が見えてきた

 道路に下りると「札場(ふたば)峠」の立て札が有り、 向かいの「月ヶ平0.4k・城ヶ山3.2k」の案内の所から入る。
「札場(ふだば)峠」の看板 向かいに有る指標の所から入る

 桧林を登り石柱と黄色の木が有る最初のコブを右に軽く降り、 自然林を登って進むと「月ヶ平」山頂に着いた。
尾根道を進む 狭い「月ヶ平」山頂

 小広場で中央に三等三角点「月ヶ平(つきがだいら)」が有り、 鉛筆の入った容器が三角点の上に置いて有る。

 眺望は全く得られず、 汚れた白い板に手書きで「矢印」と「城ヶ山」が書かれていた。
三等三角点「月ヶ平(つきがだいら)」 白いボードに手書きで城ヶ山への案内

 降って行くと真っ直ぐは、 紅白ポールに枯枝で入らないの合図が有り右に降る。
紅白のポールと枯枝で入らないよう合図が 右手桧林の奥に林道を見ながら尾根を進む

 桧林を進むと樹間右手に林道が見えて、 少しで林道から少し入った地道の林道に降りた。
右手舗装された林道の直ぐ近くに降りる 舗装道に行かず地道の林道を進む

 指標が有り左手の地道林道を行く、 暫く進むとススキが多い林道終点に来て山道に入る指標が有る。
林道終点にはススキが繁茂 ここにも「城ヶ山」への指標が有る

 直ぐ上に登ると、桧林の尾根道が緩やかに降って続いていた。
桧林から自然林の尾根道に変わった ドングリの森の大きな看板

 叉自然林となり少し進むと、 「ようこそどんぐりの森へ・里山作り事業地」と書かれた立派な看板が有る。

 尾根の真っ直ぐはテープで止めた細木が横に付けられ、 これも「入らない」と言う合図の様子。
真っ直ぐ進まないよう合図 落ち葉一杯の谷間へ急降下する

 右に進むと下の方向は谷間となっていて、 気持ちの良い林が広がっているがこれが「どんぐりの森」だ。

どんぐりの森中央部の壊れたベンチ、正常なベンチも有る
 谷に急降下するが、落ち葉が一杯で道が良く分から無い。

 土止めの階段が作られている様で、 僅かにその丸太が見えている所が有るのでこれを頼りに降って行く。

 谷間の中央部に降りるとベンチが何基も作って有るが、 壊れているのが多いのでかなり前に整備したと思う。

 気持ちの良い空間が広がり、 新緑や少し前の黄葉の時期はお勧めの場所だと思われる。

 どちらに行けばと見渡しても、道は落ち葉のせいだと思うが見え無い。

 地図を出して確認すると、直ぐ先に走っている林道に出れば良さそう。

 今迄は指標も随所に有り良かったが、 ここは「山たまごの東海岳校」さんのHPが参考になった。
コース一番の見所「どんぐりの森」

 事前に資料が何も無いと迷った所で、ここに案内指標は見当たら無い。
舗装された林道に出た 左に進む、この辺りがサンガ坂峠

 12時05分暗い桧林を通って林道に出ると指標が有り左に進む、 この辺りが「サンガ坂峠」だ。

 状態の良い道を少し進むと、 右手林道の法面に道が上がり指標が立っているので登って行く。
指標の立つ林道法面の登り口 明瞭な道が尾根に付いている

 尾根に上がると緩やかなアップダウンが続き、 人工林と自然林を繰り返す道となっている。
落ち葉一杯の自然林の道 自然林と人口林に何度も変わる

 途中間違い易い所は指標が有り迷う事無く、 山の中では少し派手だと思う立派な指標が立つ所に着いた。
ブナの木峠の看板、来た方は「サンガ坂峠・月ヶ平」 同じような尾根道をアップダウンしながら進む

 一番下古い板の「ブナの木峠」、 上は「城ヶ山・井の入り登山口・サンガ峠・月ヶ平」と有り井の入りルートが合流。
紅葉が残っていた
紅葉は長い尾根コースでここだけ残っている

 ロープの有る急な降りを通過する、この付近は一部紅葉が残っていて楽しむ。

 登り返すと平坦になり小屋掛けが見えてきて、 12時40分「城ヶ山」山頂に着いた。
小屋掛けの前を通過 「城ヶ山」山頂看板と二等三角点「稲橋(いなはし)」

 平坦で広々とした山頂部の大きな山名板の下に二等三角点「稲橋」が有り 丸太のベンチが作られている。

 この広い平坦さは昔山城が有ったとされる名残だと思う、横に四角形のコンクリート 基礎が有り、戦時中敵機の襲来を見張った監視哨(かんししょう)小屋の跡との事。
平坦で広い山頂 切り開かれていたが天気が悪く駄目だった

 矢印形の山名指示板が杭に付けられ、大川入山・御嶽山・恵那山・蛇峠山が書かれているが 今日は全く見えて無い、大きく切り開かれ天気が良ければ山々の眺望が楽しめそうだ。

 寒いので小屋に戻り昼食を取って13時10分下山開始、 帰りは写真は撮らず道も分かっているので早い。

 札場峠に戻り大栗山への登り返しは止めて、 林道を降りショートカットして14時30分車に戻る。
大井平公園終わり掛けの紅葉

 大井平公園に紅葉を見に行った、終わり掛けで少し遅かったがそれでも楽しめた。

 公園内はシャクナゲの木が多く春も楽しく、 城ヶ山の道には太い杉林が広がっていてこれも素晴らしい。

  ⇒「大井平公園の紅葉写真」

 自然林と人口林が代わる代わる出て来るが、長いアップダウンの繰り返しで変化に乏しい、 新緑黄葉の時期は良いかもしれないが、他の時期は違うコースから登る方が良いかも。

 サンガ坂峠から登り山頂で眺望を楽しみ、 戻って直ぐ近くの「どんぐりの森」でゆっくりするのがお奨めか。



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  出会った花:  無し


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