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水晶山
(すいしょうざん)958m
三森山
(みつもりやま)1,100m
H20年3月18日
9時50分〜15時10分
岐阜県 恵那市
晴れ時々曇り
”檜林が多いが
長い尾根歩きが
  楽しめる”
 岐阜の山旅100に「三森山」と一緒に「水晶山」が掲載され、 三森山は9年前に登っている。

 然し「水晶山」は未踏で、 水晶山から尾根続きの記憶も薄れて来ている三森山迄行く事にした。

大きな駐車場
出丸駐車場、奥の建物がトイレ
 周回をしようと三森山登山口の岩村ダムに下り、 地形図破線ルートで水晶山に戻れば約100mの登り返しで問題無さそう。

 19号瑞浪市原の信号で右折20号を南下、 小里川ダムが出来作られた33号に入る。

 一色の信号を右折257号を新木の実トンネルに向い、 街を過ぎ岩村城の案内で左折。

 登って行くと三叉路となり、 手前右手に「水晶山」の案内指標が立つ所が登山口。

 三叉路の右は大円寺集落に続き、 左は案内の有る岩村城址本丸跡直下の出丸駐車場に行く。

 三叉路に道の膨らみは有るが、 地面が緩くスリップが怖いので出丸駐車場に止めた方が良い。

 出丸駐車場には以前売店が有ったが現在は無い、 但しトイレは使用可能。

 9時50分法面に付く急な道に入り、 尾根を行くと思ったが右から巻いて左山で道が続いている。
舗装された道沿いで直ぐ分かる 結構急な斜面の道
指標が立っている登山口 左山でしっかりした道を行く

 狭いが良く踏まれた明瞭な道で、 大きな倒木には切り込みが入り通り易くされていた。

 急な右山の斜面を通り尾根の暗部に来ると、 登山口に有ったと同じ指標「←水晶山」が立っている。
太い大きな倒木 軽く下った所
倒木がカットされ歩き易くして有る 直ぐ水晶山への指標が出てきた

 笹で隠れ気味の道が左右に有るが直進、檜林の中に松の大木が有る尾根道を行くと厳しい登りが続く。

 なかなか調子が出無いので今日は体調が悪いのかと思いながら進む、 思い当たるのは寝不足だが。
檜林の中に松の大木が 出来て間もない感じ
松の木の大木が見られる登山道 檜林の中右下に新しい林道

 右下に林道が見え、地形図には無いので新しく作られた様だ、ずっと檜林だが国有林の為か手入れが行き届き、前回の霜津岳の様に荒れた感じが無いのが良い。

 なだらかになったと思っていると、叉急になり左側自然林と変わる。
捜さなくても分かる
坂の途中右手に三角点 埋まり気味の四等三角点「水晶(すいしょう)」

 一旦軽く降り緩やかに登って行くと、10時25分道の右側に四等三角点「水晶」が有った、コブでも無い登りの途中に有るのは余り見掛け無いと思う。

 再び檜林の中となり緩やかに登ると指標が有り、 来た方面「城山」先は「水晶山」となっていた。
しっかりした指標 こちらは別の方が付けられたようだ
来た方面「城山」真っ直ぐ「水晶山」の指標 展望台地入口の案内

 指標の左奥に「展望台地入口」と案内が有り入って行く、 緩やかだが下って行き帰りが心配になる。

 道は少し薄いが付いていて戸惑う事は無く、少しで突き出した感じの所に着いたら前方が開け、大円寺集落が見えていると思うが特にこれと言う物は見えず、右手奥うっすらと白いのは御嶽山。
展望台地は狭い
展望台地から大円寺集落 御嶽山が微かに見えていた

 御嶽が見えて「展望台」としていると思う、今日は霞んで良く無いが澄んだ日は楽しめるかも。

 戻り登り返すが調子が良くなってすんなり登山道に戻り、10時55分「水晶山」山頂に着いた、小広場に立派な「水晶山958m」の板が立つが、ここは三角点は無く又眺望も全く得られ無い。

 この尾根の前後に「水晶」と「水晶山」の三角点が有るのに、山頂とされているこの場所に無いとは!
他にも古い看板がある 距離は無い
看板が立っている「水晶山」山頂 三森山方面に急降下して行く

 先に進むと右にカーブしながら急降下して行く、 距離は僅かだが結構厳しい降りとなっている。

 なだらかになると左から道が来て、これが帰りに使う地形図破線の岩村ダムからの道だと思う、ここにも水晶山の指標が立てられ、この道を使って結構登られていそうだ。
二本も必要なのか 道はずっと同じ感じで付いている
赤白の境界見出標が次々に立てて有る 道は変わらずしっかり付いている

 赤と白の杭が多く見られるようになり境界見出標と書かれ、道は変わらずしっかり付き左側開けた所に来たら御嶽山が見えていた、先程の展望台地に降らなくてもここで同じ景色が楽しめる。
薄いが展望台地に寄ら無くても御嶽山が見えた 小さな広場となっている場所に三角点

 11時20分小広場の隅に四等三角点「水晶山(すいしょうざん)」が有った、ここにも指標が有り今来た方向「水晶山」左は「三森山」となっていた。
四等三角点「水晶山(すいしょうざん)」 ここの指標は「水晶山」と「三森山」

 地形図破線の有る右方向は林道の様な幅広い道が続いている様に見えたが、然し案内は無く叉低い笹が生え今は歩かれて無い様子。

 この先笹が道を隠し気味となるが拾える程度しか生えて無く、 その先少しで笹は極少なくなった。
笹は高くなったり低くなったりする
少し笹で道が隠れ気味 「岩村ダム」の指標が立っている分岐

 緩やかにアップダウンして行くと左に道が降って「岩村ダムへ」の指標が立っている、帰りに使おうとしている地形図破線と同じ林道に降りる道だと思う。

 その先右側開けてヤカンが木に架けて有り、 枝も払われているが目立つ物は見えて無かった。
広いので尾根と言う感じはしない
右手開けている所が有った 平坦な鈴ヶ根尾根

 笹が少し登山道を覆う様になると「鈴ヶ根尾根」の板が見られる、叉も指標が立ち地形図右手破線の所だが間違える様な分岐とは思え無い。

 顕著な尾根の登りに変わると自然林となり少し登ると「図根三角点・岩村町」が埋まっていた、コブ手前なので地形図標高点1,033mの手前だと思うのだが。
両側自然林はこの山で初めて 狭い尾根のアップダウン
自然林となり明るくなった 三森山手前は細尾根の登りが続く

 今迄の人口林と違い明るく気持ち良いが結構アップダウンが激しい道となっている、山頂がチラチラと見えてコブが三つ見えるが真ん中が山頂だと思う。

 険しい所の有る尾根道を行くと山頂方面から女性の声が聞こえ先客が居る様だ、急降下し最後の登りに入り100m程だが疲れが有り苦しい。
山頂らしさの有る「三森山」山頂 三等三角点「富田(とみた)」

 一度水を飲んで休み、 12時10分三等三角点「富田(とみた)」の有る「三森山」山頂に着いた。

「三森山」山頂は西方面が開けている
 男性1人に女性5人のグループの方々が休まれて、 食事が終わられた所の様に思える。

 各務原から来られた様で私が「岩村城址」から登って来たと言うと、 今度そちらから登ろうと言われていた。

 チョコレートを頂き有難う御座いました、 先に下山され独り占めの山頂で昼食とする。

 小広場の山頂は西面が開けているが、これと言うのは何も見えて無い。

 反対側の林の中に、白い山がちっらと見えているのは恵那山の様だ。

 日陰で食べていたら汗が引いて寒くなってきた、 標高1,100mなので気温は低い。

 12時40分下山開始、 右に下らず東の帝釈梵天の有る方面に降ると第33観音が鎮座されている。
山頂直ぐ下の第33観音 こちらは幅広い道が続く

 左の帝釈梵天は林の中を思い出し行くのは止め、 右に進み山頂から北に降る道と合流した。

 水晶山方面の道とは違い遊歩道の様な良い道が続き、 右手開け恵那山が見えているが焼山に隠れ気味。
恵那山が見えていた

 奥の院への分岐を見送り少しで新しい注連縄の横を通り、鳥居を潜り三森神社に入って行く、注連縄が低い位置に張られているのは時々見るが頭を垂れる様に意図的なのか?
隣は参拝者休憩用
幅広い歩き易い道 三森神社

 奥の院方面に張って有るのは潜るのが大変な程低く横を通ったが、 鳥居の注連縄も潜ったが低めだった。

 神社に参拝し奥の展望台に行くと立派な木のベンチが2基有り、 ここは休憩に良い雰囲気の所。
展望台のベンチに座ってぼんやりと過ごす

 正面瑞浪の屏風山が見え右手に笠置山方面迄広がっているが完全に霞んでいる、然しぼんやり農村日本一風景を見ながら休むのも良いもんだ。

 下山開始し雑木林の良い道を降ると松の木が枯れ、 以前見た時下から枝を広げていた松だが面影は無い。
この辺りだけで直ぐ人口林となる かなり背が高い
雑木林の気持ちが良い道 夫婦松

 背の高い「夫婦松」は何とか息ながらえている様だが、 下に来ると根こそぎ倒れている松が見られた。

 結局この下に有る元気な木と夫婦松2本だけになったのか?元気な頃を知っているので余計寂しい。
観音様と石鉢 参道らしい道

 「観音様」と「浄水」と彫られた石鉢の有る所を過ぎると、 如何にも参道と思える幅広い道が続く。

 その後ジグザグに降るが結構長い、 13時40分鳥居を潜り右手にダムが見えている林道に降りた。
舗装された林道の直ぐ際 ダムの規模は小さい
三森山登山口の鳥居と石像 登山口から見えている岩村ダム

 左に舗装された道を進むと地道となり右にカーブし橋を渡り上って行く、再度Uターン気味に橋を渡り叉Uターンして登ると、尾根を挟んでいる分岐に来た。

 右手に草が生えている道らしいのが有り、尾根を挟んで左に林道が続いてる、この狭い尾根に取り付けば良いと思われるので右手に入ったが、イバラが生えていて歩き難い。
林道を上がって行く 赤い鳥獣保護の看板の先が水晶山への登山口

 斜面は檜の幼木をシカの食害から保護する為の、 プラケースが林立している。

 登られる所は無さそうで戻り林道側に入ると、鳥獣保護の赤い看板の先に尾根に上がる道が有り、水晶山への指標は無いがかなり踏まれていて間違い無さそうだ、 林道奥には堰堤が見えていた。
かなり広い面に立っている 下りは大変だと思うが道は良い
プラケースが林立する斜面 狭い急な尾根を登って来た、振り返り撮る

 狭い尾根を登るが直ぐ急登が始まり、地形図では尾根迄約100mの登りだが70m位迄が急だ。

 一直線の登りで辛い、何度も立ち止まりながら登り切ると緩やかな良い道が続き、朝ここだと思っていた水晶山への指標が立っている所に出て右に進む。

 水晶山への短い急登も一気に登り、14時20分水晶山山頂に戻った。
山を楽しみながら降って行く

 その後は殆ど降るだけなので、山の空気を楽しみながら15時10分車に戻る。

 檜林も国有林の為か手入れされ割りと綺麗で楽しめるが、眺望が得られる所は僅かしか無い、道は明瞭で随所に指標が有り迷いの心配は無いが、只少し笹が煩くなっている所が見られた。

 三森山の松の大木は9年前とは様相が違い、元気なのは2本だけとなっていて残念だ。

 今回の周回は最後に水晶山手前に登り返しが有り100m強の標高差で少ないが急登で辛い、岩村ダムから三森山に登り、右回りで水晶山に行き今回登った道を降れば両方に短時間で登られる。



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  出会った花: 無し


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