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霜津岳
(しもつだけ)
638M
H20年3月13日
10時30分〜13時15分
岐阜県 本巣市
曇り
”道は明瞭だが
  かなりの急登
 楽しみは少ない”
 暖かい日となったが曇り空だ、 「岐阜の山旅100」に藪の所が有るとされる霜津岳へ行ってみよう。

 関ICで156号に出て右折、 津保川を渡りその先信号を左折し直ぐを右折し201号を走る。

不法投棄防止看板、川向こうの広場は何用?
集落を抜けた所の看板
 福富トンネルを抜け256号バイパスに入り右折、 高富トンネルを通り市役所東の信号で左折し79号を西に進んだ。

 本巣CCを見てその先東屋の有る湯ノ古(ゆのこ)公園を過ぎ、 右手の木倉(きのくら)集落で右折し三叉路を谷間に入って行く。

 三叉路は左手道の膨らみにオアシス目的のミニ公園が工事中だった。

 川沿いに進むと広場の様になっている木倉公民館の横を通過し、 民家の直ぐ前を橋を渡りながらクネクネと通り抜ける。

 民家が無くなると右に 「警告・・・・」と書かれた不法投棄防止の大きな看板を見て山に入った。

 少し行くと舗装は切れ地道となるが状態は良い、右手堰堤の下に作業小屋?を見て進む。

 右手と左手に堰堤が見えている少し広い所に来た、林道はここ迄分岐は無く一本道で来られ、 すれ違い用なのか道が二つに分かれ直ぐ先合流する様に作られ、その先が二股となっていた。

 ここがガイドブックに有る「明谷」と「霜津嶽谷」の分岐で、左の霜津嶽谷に入る。
擦れ違いように写真の右手に道がもう一本有る 林道終点から橋は見えている
明谷と霜津嶽谷の分岐、左に入る 林道終点のコンクリートの橋が登山口

 右上に作業小屋左は作業跡が見られる所から道は少し悪くなったが、難無く林道終点に着くと 車は止って無く他に登山者は無い様子、ここはUターンを考えると駐車可能は2台程度か?

 周囲には食べ物の袋や缶とか色々な物が落ちていて、マナーの悪さが恥ずかしい、 10時30分直ぐ先に見えているコンクリートの橋を渡り山に入って行く。
木が邪魔してすっきり見えない 沢を跨ぐ所が少し不明瞭
登山道入って直ぐ小滝が見られる 道はしっかり付いている

 ミニの滝を見ながら沢沿いに登るが、霜津嶽谷は 沢の大きさは水量からこの余り大きな谷では無い。

 岩がゴロゴロしている沢筋に小枝が被さり、 少し分かり難い道を拾いながら進む。

 その先沢から離れると明瞭な道が付き 入口のコンクリートの橋と言い多くの人が入っている様だ。
殺伐としている 杉の小枝が落ちている
伐採された木が散乱している 下枝払いされた木屑が登山道に落ちている

谷側は自然林
右山で左霜津嶽谷が深い道を登る
 伐採された木が散乱している、 人工林で良く見かける風景だが決して良いものでは無い。

 道は谷分岐に来て霜津嶽谷本谷から分かれ、 右手小さい谷に進むがこの辺り少し不明瞭。

 谷沿いに少し登ると、この小さい谷方面と左手霜津嶽谷本谷方面への分岐に来た。

 指標は無いがガイドブックに右は作業用小屋掛けが有り、 先で道は消えるとされ左に進む。

 直ぐ先少し崩れているが先に右山の良い道が続き、 左下は霜津嶽谷が深く谷底は見え無い。

 結構急な道を登り岐阜県林業公社の「公社分収造林地」看板に来ると、 直進と右手尾根状の所に道が有る分岐に来た。

 この看板に赤テープが張られ、 「霜津岳コブを二つ越え」と書かれ矢印が尾根に向いている。
右の尾根に上がる道は明瞭
右山から尾根状の所に上がる分岐 公社分収造林地看板の右下に赤テープで矢印

 赤テープが無いと、この場所ガイドブックは分岐とされて無く戸惑うと思う、 然しガイドブックに有る地図で、谷を詰め無く尾根に上がると読んでくれば迷わ無いが!

 直進の右山の道は何処迄続くのか? 幅広い尾根道はほぼ真っ直ぐの急登が始まりこれがずっと続いた。
ジグザグに付いているところも有る 一部の区間だけ最近枝払いしたようだ
殆ど真っ直ぐの急登が始まる 枝払いされたばかりの木屑が登山道に

 檜の下枝払いされた新しい木屑が散乱していて歩き難い、 今日は暑いので堪らず休んで水を飲む。

 道は明瞭で迷いの心配は全く無い、 然し急な登りが続きやっと支尾根に上がった。
1箇所だけなので覚えやすい
支尾根に上がり振り返り撮る、帰りは右へ 支尾根分岐は三本の杭が見られる

 ここは降って来た時、 真っ直ぐの支尾根に行きそうな所でテープが一杯付いている。

 岩に腰掛け叉も休む、 今迄ずっと人工林の中で然も木屑が散乱し山の美しさは感じられ無い。
夏場は煩いかもしれない
背後開けているが今日は霞んでいる 足元少し低木が邪魔な道となる

 この先細尾根となり少し険しい地形だが危険では無い、 背後少し開け山が見えるが完全に霞んでいた。

 低木が有ったりし少し分かり難い所も有るが、 狭い尾根を行くので道は拾え違っても直ぐ合流、 最後は一段と急な登りが有りその先平らな広場の標高点614mPに上がる。
眺望は全く無い 道は不明瞭だが何処でも下る事が可能
主尾根に上がった所の614mP 右に幅広い尾根を降って行く

 センター部に石柱が1本と黄色いプラ柱4本、 少し離れ黄色のプラ柱1本見えるが多くの杭が必要?

 左奥は平坦な尾根が続いていて黄色のプラ柱が見えているが、 山頂の右の東方面に降って行く、広い尾根で適当に降りて行き暗部近くになると 明るくなって新しい林道が見えてきた。
ここまで林道は必要なのか? 丸いコブ
主尾根迄新しい林道が来ていた 最初のコブも林の中

 道が出来たばかりの様で削った跡が痛々しい、 林道際の右手山道を登って行くと軽い登りでコブに上がる、 前方に丸い山容の山頂が見えている。
木々の間にしか見えない
山頂手前のコブから見える丸い霜津岳

 一旦軽く下り登り返しに入ると狭い尾根となった、 右手自然林となるが左は檜の林で暗い。

 良く見ると日本ジカの雄がこちらをじーっと見ている、 こちらが少し動くと直ぐ逃げて行った。
切り立ってはいない 山頂直ぐ手前
右手自然林の狭い尾根 大岩が見えてきた

 緩やかな登りで大岩が出てくると11時50分「霜津岳」山頂に着いた、 直ぐの所に四等三角点「本谷(もとだに)」がかなり埋まって有り、 平らで広い山頂となっている。
 (点の記には点名「本谷(もとだに)」とルビ)

 西側は檜林で暗いが右手東側自然林となっていて明るい、然し眺望は全く得られず。
平らな所は奥に続いている
広い「霜津岳」山頂 かなり埋まった四等三角点「本谷」

 自然林の方にベンチ代わりの様な丸太が有りそこに腰掛け昼食としたが、 明るい自然林を向いて座ったので、後ろが暗いのはどうも落ち着か無い!

 山頂部少し歩き回ったが特にこれと言うのは何も無く12時20分下山開始、 特に止って楽しむ所も無いので一気に下り全く戸惑う事無く13時10分車に戻った。

 藪と言う程の箇所は無いが、最初の分岐の霜津嶽谷支沢から離れ左に入り右山で進む箇所と、
 公社分収造林地の看板の所の分岐で、右の尾根に上がる箇所の2ポイントは注意が必要。

 帰りも614mポイントから下り、 支尾根を直進しないで右に斜面を下る所だけが要注意だと思う。

 この山は殆ど人工林で然も荒れた感じがする山なので、お勧め度は低い感じだ。


国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花: 無し


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