241
大黒山
(だいこくやま)
524m
H20年2月29日
10時45分〜14時45分
岐阜県 山県市
晴れ
”山頂からもう少し
  眺望が有ると
 良い山なのだが”
 大黒山は8年前に、「篠座神社(しのくらじんじゃ)」から登ってピストンしている。

 地元の人は「いわ桜小学校」近くから登ると、お世話になっているケーイチさんから教えて頂き、 いわ桜小学校近くから登り、帰りは歩いて無い「馬場洞(まんばほら)」に周回予定で出掛けた。

林道は奥まで通行可能
浦部谷の林道に駐車して街へ戻って行く
 関インターで出て倉知西信号を左折17号を北へ、 大洞の信号で左折し418号に入る。

 体育館建築中の山県高校を見て暫く走ると谷合の集落に入り、 駐車場所としたい馬場洞下流の浦部谷への道が分から無い。

 この辺りだと思う所に二人の女性が立ってみえたのでお聞きすると、 橋の東に有るカーブミラーの所から入れば良いと教えて頂いた。

 少し入ると右手に廃校の中学校跡が有り、 左下の川沿いに新しいテニスコートが見られる。

 直ぐ民家は無くなり状態の良い林道を進み、 左手川沿いに大きな道の膨らみが有り駐車した。

 10時45分林道を集落に戻り、 目標のいわ桜小学校に418号迄戻らず東にと思うが道が無い。

 中学校跡地のグランドを歩けば行けそうだが、 入ってはいけない雰囲気的で、418号に出て東に進み中学校跡の際へ上がる道を入り、 学校の正門を見て少し先で右折する。
中学校跡は通行禁止のようだ 天鷹神社に入って行けばよい
中学校跡を見ながら「いわ桜小」方面へ 登山口のお寺への石段

 登山口はいわ桜小学校裏の「天鷹神社(あまたかじんじゃ)」上の お寺さんの横からと聞いていた。

 地形図破線は神社の右手に付き入ると、民家の庭先と思ったら左に道が続きお寺の階段に来て 神社の参道を上がっても同じだった、石碑が有りお寺は本法寺。
石段を上がってお寺へ行っても同じ 小さなお寺で右手を見れば分かる
石段の右手の道を上がる 本法寺の右手が登山口

 石段の右手に山道が有り階段を上がらず右に進む、 本法寺右手に来たが階段を登っても同じだった。

 お寺の右側の山際に「大黒山のぼりみち」と書かれた洒落た案内板が立っている、 こんな立派な案内が有るのなら、道は整備されているのでは!
尾根を行くと直ぐ道は無くなる
登山口の案内は洒落た作り 直ぐ分岐となるが左へ行く

 左下にお寺を見て登ると直ぐ分岐に来た、 山に登るので尾根側に入ると笹で歩かれて無い。

 戻り左の道に入る、平坦な人口林を進むと叉大黒山の指標が立っている。
入口の指標とは違う物 明るいが色々生えてくるので道が見難くなる
直ぐに出てきた指標 木が刈られた所は雑然としているが向いに道が続く

 少し行くと開けた所へ来た、ススキ等の下草が生えて雑然としていて何かの跡地の様子、 真っ直ぐ突っ切り林の手前に来ると、大黒山への指標が有った。

 ここから緩やかに登っていて道は明瞭になり、 尾根を行くのかと思ったら右山で続いている。
石も無く非常に良い道
道はしっかり付いている 右山から尾根道になった

 人口林の中だが良い道が続いていて、 これなら地元の小学生諸君も登る事が出来る道。

 尾根道となり左に曲がると指標が立ち右を指し、 もう一枚ブルー文字の指標は下に落ちていた。
三角点への指標は無い
指標は右へ左山で道が続く 三角点の有るピークに直進した

 ここを真っ直ぐ登れば、四等三角点「古瀬屋洞(こせやぼら)」に行けそう。

 良い道が指標方向の右に続くが真っ直ぐに入ると少ないが雪が着き道が有るのか分から無い、 然し人口林で何処でも歩け雪も滑らず急斜面を真っ直ぐ登り雪が積もるコブに上がる。
コブは刈られて広場となっている 雪に埋まった四等三角点「古瀬屋洞」

 山頂部は切り開かれ平らな広い空間となっているが、 周囲は人工林が囲み眺望は得られ無い。

 中央に国土地理院の白い標柱が有るが三角点は見当ら無い? 雪に埋まっていると思われストックで捜すと、背丈の低い木が見られる中に有った。

 登ってきた道を戻ら無くても、北に尾根を降れば本来の登山道に合流しそう。
道はしっかり付いている
ピークから尾根を北へ下って行く 右から正規の道が合流し尾根を進む

 雪で道の様子は分から無いが、尾根中央は木も無く道が有る感じなので降って行くと、 右から正規の道が合流の先緩やかな登りでコブを二つ超えたので、291mPを通過した様子。

 少しで急斜面に来ると大黒山の指標が立ち、 青色の「もう一息がんばれ!」の看板が落ちていた。
これ以降指標は無い 何処でも登る事が出来る
急登手前の大黒山指標とがんばれの板 道が良く分から無い所を急登

 急登が始まり地形図から後200m程の登りだが、 直ぐ道が怪しくなり今迄余りに良かった道が殆ど無い状態、 道を外したかと思い周囲を見回してもそれらしいのは見当ら無い。

 雪は無くなり道が有れば分かると思う、 この辺り急な斜面を殆ど真っ直ぐで結構辛い登りが続く。
この辺りは道が付いている
一旦緩やかになると松の大木が目立つ 山頂手前は叉雪が積もっている

 緩やかになったので約100m直登した、 地形図では後の100mは余り急では無さそうだ。

しっかりした看板だったので、地元ではここが山頂か?
東のピークに大黒山山頂の板が有った
 松の大木の有る尾根道を進むと叉急になり、 いよいよ東のピークへ最後の登りとなる。

 叉雪が積もっていると思っていると、12時20分ピークに上がった。

 雪は一部しか残って無い小さな空間で、 山頂の雰囲気も有り看板が立てられ「大黒山山頂」となっている。

 手書きで山頂ではないと誰かが付け足していた、 地元はここを山頂としているのだろうか?

 地形図も西の三角点の有る所に「大黒山」の印字がされ、 ここは違うと思うのだが!

 開けた感じから反射板が有った跡の様で、 一部眺望が得られ高賀山・瓢ヶ岳方面見えている。

 ここから西に向うのだが尾根道に雪が付いていて、 今迄雪にトレースは付いて無かった。
高賀山~片知山迄の稜線・・東のピークにて
高賀山~片知山迄アップ・・東のピークにて

 当然トレースは大黒山山頂迄無いので登山道は分かるのか? 尾根道で忠実に辿れば良いと思うが。

 休憩後山頂に向った、 歩く所は大体分かるので雪の下にはしっかりした道が付いている様子。
結構きついアップダウン
雪の有る尾根道をアップダウンして行く 山頂の反射板が見えてきた

 結構アップダウンが有りきついと思いながら進むと反射板が見えてきた、 大黒山山頂は反射板が有るのであそこが山頂で、右手林の向こうに大きな舟伏山が見えている。
反射板手前から見えたのは大白木山か

 その左は「大白木山」の様だ、 格好良いが実際登った時は平で特長の無い山頂部だったのだが?

 降って登り返すと反射板の網に突き当たり、 回り込んで13時丁度「大黒山」山頂に着いた。
まあまあの広さ
「大黒山」山頂 三等三角点「大黒山(だいこくやま)」

 奥の隅に三等三角点「大黒山」が有り、 国土地理院の白い標柱が三角点と離れているのは何故か?

 日射しが有り風も来無いので暖かい、ここでゆっくり昼食とした。
山頂から南方面

 眺望はすっきりせず、南面と東面が開けるが南は霞んでいて良く分から無い。
山頂にて

 東面は高賀山~片知山の稜線が見え、 山頂に反射板の有るなだらかな山は「北山」の様だ。
中央が反射板の有る優しい山容の「北山」

 雪が有るので余り歩かれて無いと思われる、 馬場洞への降下ポイントは分かるのだろうか?

 万一見付けられなければ前に歩いた篠座神社へ降れば良いと13時40分西に進む、 やはり雪は多いが道は今迄と違いしっかり付いて分かり易い。
道は明瞭となった 雪の上を歩くのも気持ちが良い
山頂から西へ進む 右山となると一段と雪が多い

 尾根を外れ急降下し右山の平坦な道になると、 雪は深いが締まって歩き易いので結構楽しく歩ける。

 点検路の指標を見て進む、 地形図破線は尾根状の所を降っているが、道が有る様に見え無かった。
馬場洞への降下点は分かり易い 幅広い道が降っている

 この辺りが谷の奥だと思う所に来た、 右手の木に赤いのが幅広く巻かれ鋭角に道が降っている。

 馬場洞への道はここの様だ、思っていたより幅広い明瞭な分岐で降ると 最初は幅広い道が細くなってきた、雪が付いて分から無くなったので適当に降って行く。
斜面は急だ
だんだん道が無くなって来る 沢の辺りは倒木が多いので左山で進む

 近くに顕著な谷は無く、 浦部谷は大きな谷で間違えようが無いので下る事が出来れば大丈夫だ。

廃屋は完全につぶれた状態
最初に出会う廃屋の所で抜けるのに手間取った
 谷に下りた方が良いか迷うが歩ける内は斜面をと進むと、 人が歩いた気配も感じられる。

 歩き難くなってきて嫌になった頃廃屋が見えてきて、 道が有ると思われるので廃屋に行く。

 廃屋の横に沢に下りた跡の様な所が有るが、沢は歩き難くそうだ。

 廃屋を右から回り込むも先に進め無く、 戻り左から回り込もうと思ったがスペースが無い。

 少し戻り急斜面の笹を掴んで登り、 急降下して廃屋の左手に入った。

 雪が積もって様子が分から無い、 適当に進むとバリバリと音がし板塀か何かを踏み抜き足が潜る。

 無理やり田畑跡へ脱出して、 沢の方に行くも道は見え無いので狭い水路の感じの沢に下りた。

 沢は雪解け水が流れているが浅い、 沢の右岸を進むとしっかりした道に変わる。
色々な残骸が見られる
廃村跡の田畑の風景は侘しい 何度も丸太の橋で沢を渡る

 結局廃屋に来て沢側をそのまま下れば良かった様だ、 雪が無ければ分かったと思う。

 最後の所でえらい苦労をしたもんだ、廃村跡の侘しい風景を見ながら沢沿いに進むと、 何度も沢を丸太の橋で渡る、雪が積もり橋の様子が分から無く慎重に足を乗せて通過。
冬以外は来ているのだと思う 渡った直ぐ際までコンクリート舗装の林道
未だ使用していそうな家が1軒有った 最後の丸太の橋を渡ると林道に出る

 お墓や未だ使用していそうな一軒の家を見て、 幅広くなった沢を丸太の橋で渡り林道に出た。

 林道はコンクリート舗装の立派な道だが、 この辺りも雪が多く積もっている。
よく見ないと管が埋まっているのは分から無い
林道に下りても雪が一杯積もっている 管が破れて水が噴水状態となっていた

 道の雪が無くなって歩き易くなり、暫く歩いていると水が噴水状態で、 こんな所から何故吹き出てるのかと見ると、 パイプが有り穴が開いているので噴水となっていた。

 14時45分車に戻る。

 最初のピーク手前は道が殆ど無いが、 単純な尾根を真っ直ぐ登るだけなので迷う事は無いと思う。

 馬場洞へは下の方が不明瞭だが無雪期だと違うかも、谷を降れば良く迷う心配は無いが 歩き難い道で嫌になる、もう少し道が付くと良いと思うのだが!


国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花: 無し


TOP 山行一覧 山歩き11