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如来ヶ岳
(にょらいがたけ)
276m
H20年1月31日
10時45分〜14時15分
岐阜県 岐阜市
晴時々曇り
”処分場の近くで
雑音は聞こえるが
山はなかなか良い”
 寒い日になるとの天気予報で起きたら良い天気だ、 急遽岐阜市北部の如来ヶ岳に行く事にする。

 この山は「岐阜の山旅100コース」に八幡神社のコースが紹介されているが、 余り道は良く無い様だ。

大きな駐車場
椿洞畜産センター北の岐阜市民公園駐車場
 送電線が走っていて、 北東の扇町の墓地から巡視路の良い道が有ると情報を頂いている。

 然し登山口の墓地の駐車場は、 部外者駐車禁止の看板が有るとの事で止めるのは避けたい。

 地形図を見ると送電線は彦坂トンネルの東で僅かに曲がり、 ここに送電鉄塔が有ると思う。

 送電鉄塔が有れば道路に近い場所なので、 道路からの巡視路が付いていそうだ。

 椿洞畜産センター北の岐阜市民公園に駐車し周回出来そう、 八幡神社から登り彦坂に周回する事にし9時10分家を出る。

 既に9時を回り高速道路の通勤割引が過ぎ下を走ろう、 山は標高276mで短時間で登れそうだ。

 美濃加茂から坂祝に行き猿啄城址の所で367号勝山山田線に入り、 関インターを通り抜ける。

 156号〜201号で福富トンネルを抜け、 176号で十六銀行研修センターを見て四辻を左折した。

ほぼ真っ直ぐ北へ
古い「八幡・・」と彫られた石柱を見て北へ、前方は如来ヶ岳
 ここを真っ直ぐ進めば登山口の八幡神社に行ける、 少しで岐阜市民公園に来て広い駐車場に止め10時45分歩きは始める。

 公園を出て176号を東に戻り車の通行を避け集落の中を進む、 十六銀行からの道に来て左折すると正面に如来ヶ岳が見えていた。

 読み難い「八幡・・」と彫られた石柱が立っている道は、 ほぼ真っ直ぐ北に延びている。

 右手溜池を見て突き当たり左に曲がると鳥居に来た、 右に舗装道が上がるがチェーンが有った。

 1台車が止まっている鳥居の前は2〜3台駐車出来そうな広さ、 鳥居を潜り参道を進む。

 神社に来たが修理中か拝殿の周囲が板で囲われ先の本殿が見えず、 お参りする気になら無い!

 左奥に新しい立派な堰堤を見て、 右に降りチェーンで止められていた道に出ると左に堰堤が見えている。
鳥居の先は本殿まで短い 拝殿前を右に進むと橋に来る
八幡神社鳥居、この前に駐車可能 橋の先に堰堤が見えてくる

 この堰堤の左側に登山口が有ると言う事で近付くと薄いが道が見られた、入口のチェーンが無ければここは広く、何台も駐車出来るのだが!

 11時踏み跡に入って行く、 堰堤の横に登ると右に沢を見ながら道が続くが少し草木がはみ出し気味だ。
夏は茂っていそうだ この辺り大分歩かれてた道の感じ
堰堤の横に上がる 少し入ると歩き易くなる

 この時期は余り気になら無いが、夏場は鬱陶しいのではないか。

 少し入ると道は落ち着いて来た、 然し沢を渡ると倒木が出てきたりして狭い右山の道になる。
倒木は多くは無い 沢は水量は少ない
倒木が見られる登山道 右山で左に沢を見ながら進む

 右に涸沢を見送る辺りから道が複雑で怪しくなるが、 テープが頻繁に付いていて目印になっていた。

 谷から離れ右に急登して行くが、 かなり急で木を掴んで体を持ち上げながら登って行く。
木は密集していない かなり茂っているが道は空いている
コシダが茂る中、木を掴んで急登 ウラジロが茂ってくるが道は見えている

 コシダが出てきて道を隠し気味となるが、拾え無い所迄は茂って無い。

幅広い道
尾根上がると左右に良い道
 その後ウラジロも密集しているが、道は見えているので迷わず登れた。

 汗を掻きながら11時20分尾根に上がると、左右に幅広い良い道が来ている。

 急登で暑くなったので、立ったまま一枚脱ぎ水を飲んで休んだ。

 左の山頂方面に進むと緩やかに降り、登りに入るとご夫婦が降りてみえる。

 「三角点が無かった」と言われ、 「今から向かいます」と言うが戻る感じは無く誘わ無かった。

 降る所迄入ったと言われるので、 帰りに進もうと思っている彦坂への道に入られたと思う。

 八幡神社からピストンの様で、 「登山道が大変だった、帰りは2〜3回尻餅覚悟」と言われる。
雑木林の中眺望は得られない
尾根は気持ちが良い道が続く

 登り切ると分岐に来た、左は広い道で彦坂方面の送電鉄塔に続いていそう。
分岐は明瞭 平らな小広場
山頂への分岐テープが付いている 「如来ヶ岳」山頂

 右に入ると道は狭く倒木も有るが明瞭に付いていて、 少しで11時35分「如来ヶ岳」山頂に着いた。

 大きな一等三角点「檜峠(ひのきとうげ)」が有る小広場の山頂は、 周囲樹木で眺望は得られ無い。
なだらかな道
如来ヶ岳山頂の一等三角点「檜峠(ひのきとうげ)」 扇町の墓地方面の道は非常に良い

 未だ昼食には早い、良い登山道と聞いている墓地方面に行く事にし、戻り八幡神社から登って来た所を過ぎ緩やかに降って行く、道は非常に良い。
ずっと良い道が続く
尾根を外れ右山となるが道は気持ちが良い

 樹間に誕生山と天王山が確認出来、誕生山が格好良く見えている。

 少し尾根を外れ右山の所を通過し、叉尾根道に戻ると先に送電鉄塔が見えてきた。
殆ど開けていない 大きく切り開かれている
左手に天王山・誕生山が見えている 刈り払われて眺望の良い110鉄塔

 南面大きく切り開かれて広がり、素晴らしい眺望が得られている。
百々ヶ峰・金華山・眉山

 近い百々ヶ峰の全容が見られ、鉄塔の立つ眉山との間には金華山が三角形で、眉山の右手城ヶ峰との間には遠く岐阜市内のビル郡も確認。
中央アルプス

 送電鉄塔の先には中央アルプスや恵那山も見えるが、 今日は雲ですっきりとして無い。
天王山と誕生山

 下の送電鉄塔110に入ると中央アルプス・恵那山が見易くなり、誕生山・天王山が綺麗に見え、左は瓢ヶ岳・高賀山等の山々っだが風が通り寒い、先程の少し上は南面で暖かくのんびり出来た。
この辺りも刈られている
墓地への降りは明るい道 109鉄塔は低くなり眺望は良く無い

 降って行くと左に曲がり北へ向かう様になった、 右山で見晴しが利く明るい道が続いていて良い。

 尾根に乗りその後左山となると少しで送電鉄塔109に来たが、 標高が下がったので眺望は駄目だ。
建物の前が駐車場 長く止める不法駐車の注意書きだと思うが
墓地の入り口 墓地関係者以外駐車禁止の看板

 少しの降りでお墓が見えてきて、 お墓の中を通り12時15分墓地の入り口に下りる。

登り返して110鉄塔上の広場で昼食
 お墓の入り口の門の様な建物の前は5台程度、 その下一般道路直ぐの所も4台止められそう。

 下の駐車場に大きな「墓地専用駐車場墓地関係者以外の駐車は禁止」 と書いた看板が有る。

 上の駐車場には看板が無いが、駐車は出来無いと判断すべきだと思う。

 眺望の良い110鉄塔の上で昼食にしようと叉登り返して行く。

 道は緩やかで登り易い、 12時40分110鉄塔上に戻りのんびり昼食とした。

 付近に置かれた木は枯れているがそれでも最近の伐採の様だ、 お蔭で眺望が広がり有り難い。

 この場所から山頂左手に向う111鉄塔が見え、 13時25分腰を上げ山頂方面に戻って行く。
百々ヶ峰

 山頂への分岐を左に取り尾根道を緩やかに降る、 時々倒木が有るが道は今迄と同じでしっかりした道だ。
倒木は一部だけ 墓地側よりは踏まれていないが良い道
彦坂への道は倒木の所も有る 全般に良い道が続く

 軽く登り少し急な降りとなると13時40分111鉄塔に着いた、 ここも眺望が得られている。
休憩に良い
111鉄塔も眺望が広がる 金華山は眉山に隠れている

 金華山は眉山に殆ど隠れているが百々ヶ峰は良く見え、 西方面池田山の上に伊吹山が微かに覗いていた。
伊吹山は写真に出ず、手前の池田山だけ 先程昼食を摂った110鉄塔

 眺望としてはここから見えている、昼食を取った110鉄塔の方が優れている。
小津権現山

 急降下が始まると尖った山が見え小津権現山だ、下に地形図で送電鉄塔が有ると見た112鉄塔が見え、間違いなく道路に巡視路で下りられそう。

 鉄塔直下の急降下程では無くなったが、急な降りが続き谷に降りた。
少し荒れた感じが有り惜しい
進む112鉄塔が見えている 急降下すると良い雰囲気の所

 大木も見られる道は、なかなか良い雰囲気の所が続き沢沿いに降って行く、 滑り止めだと思う金網を巻き付けた丸太の橋を渡り112鉄塔の指標に来た。

 指標は右に急登するよう指示だが、 真っ直ぐ行けば道路に出られそうで入ったが笹が茂り嫌な感じ。
急登だが直ぐ上 なだらかな下り
112鉄塔へ登り返す 尾根道を降って行く

 早々と諦め戻り112鉄塔に向う、地形図を見ても直ぐの所に有りそうだ、落ち葉が一杯の急斜面を少し登ると112鉄塔に着いた、ここは余り眺望は得られ無い。

 尾根伝いに良い道が降っていて、 気持ち良く歩いて行くと道路が見えてきて176号に出た。
176号が見えて来た 入口には鉄塔巡視路の指標・・振り返り撮る

 左に戻って行くと一部歩道が無い区間が有り車がビュンビュン走り抜けて行く、山歩きの仕上げとしては今一だが、嫌なのは僅かの区間で14時15分駐車場に戻る。

 周回するとなると今回のコースが良いと思うが、八幡神社からの登りは楽しみが少ない、車道歩きが長くなるが、墓地の登山口迄歩いて今回の彦坂トンネル東に降りるのがベターだ。

 私のように車道歩きが嫌いなら、彦坂トンネル側から登り山頂を踏み、その後110鉄塔迄足を延ばし、眺望を楽しんで同じ道を戻るコースが良いのでは。



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  出会った花: 無し


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