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権現山
(麻生)
  (ごんげんやま・あそう)
397m
H20年1月18日
12時40分〜14時15分
岐阜県加茂郡川辺町
晴れ
  ”納古山は
 見応え有るが
  信仰の山”
 寒い日となったが少しずつ風が弱くなり、急に山に行く事にした。

 川辺町の下麻生辺りを通ると右手に立派な山が見え、 三等三角点「笠ヶ谷」の有る山で行ってみよう。

この辺りは駐車出来る所は無い
常禅寺分岐は右に上がる、真っ直ぐは星神社へ
 41号下麻生の信号を右折、 右手に北部公民館を見て飛騨川を渡り道なりに真っ直ぐ入る。

 星神社石柱の分岐を左に入り常禅寺に来た、 直進星神社に行き右は林道が上がって行く。

 丁度畑仕事をしている方が見えたのでお聞きすると、 林道を上がった広場から登れるし星神社からも行けると教えて頂いた。

 山の名前は何か付いているのかを聞くと「権現山」と言われ、 頭に何も付いて無い。

 右に上がると直ぐ右上に神社が見え、 真っ直ぐは林道が続くがチェーンで止められていた。

 チェーンは外して通れるが、 「車の無断進入禁止・・車の乗り入れが必要な場合は区長の許可を得てください、 下吉田区長」の看板が有る。

 川辺町のは「事故の責任は負いません・廃棄物を積載車両の進入禁止」 で一般車輌通行禁止では無い。
万一入って鍵を掛けられたら大変だ 左奥に有る
林道入口にチェーン、今日は空いていた 車無断進入禁止の看板

 然し下吉田区長の看板が有るので、鍵を掛けられてしまうかもしれず、 それに帰りは星神社から降りて来る予定で、 ここの膨らみに駐車し12時40分歩き始めた。
古い石碑だ 凹凸が殆ど無い道
入って直ぐに有る山神様 林道の状態は非常に良い

 入って直ぐ左手に山神様が祀られている、 林道が出来る前はここに山頂への道が有ったのか?

 林道の状態は非常に良い、 大きく左にカーブしながら高度を上げて行くと上に送電線が見えて来る。
この正面を真っ直ぐ登って行く
林道の先に山頂が見えてきた

 先には山頂部が見え右に小さな送電鉄塔を見て、 直ぐジェイホンのアンテナが有りその先広場に来た。
背後直ぐ 最近余り歩かれて無い様だが道は明瞭
火の用心の看板の背後に山への道 道は明瞭に付いている

 ここに山への登山口が有ると聞いていて、 右に林道は続くが「火の用心」の看板が立つ所に進む。

 奥にテープが見られ踏み跡が有り入ると、 最初は不明瞭だが直ぐ檜が多い林の中に明瞭な道が続く。
花は無さそうだ この辺りだけウラジロが
雑木林の道が続く 暗い谷沿いはウラジロが茂る

 右側自然林で左側檜の植林となり、 道の両脇にウラジロが茂っている所を過ぎると急登となった。

 結構厳しい登りが続き開けた所に上がると、 飛騨川の向こうに納古山の南面が一望の元に見えている。
左端の送電鉄塔から右へ下る
納古山、右端が大牧谷、左端が小牧谷

 以前大牧谷から登り山頂を踏み、小牧谷に周回した時のコースが確認出来懐かしい、 小牧谷ルートが廃道化し鉄塔広場に着きほっとした事、 その後鉄塔巡視路で道を外した事を思い出す。
左「高屋」、右前回登った「笹ヶタワ」の上に御嶽山

 右手には前回登った笹ヶタワの上に、真っ白な御嶽山が僅かに覗いている。

 少し緩やかになったと思ったら直ぐ急登と変わったが僅かで、 13時15分平らな山頂部に上がった。
信者の為の山頂の様子 鉄パイプで囲わなくてもと思うが
山頂は平らな広場 山頂の御岳神社

 石碑が林立していて、中央に神社の有る山頂は平坦な広場となっている。

尾根の道
御岳神社横をなだらかに進む
 眺望は残念ながら周囲林に囲まれ、全く開けて無い状態だ。

 ここに三等三角点「笠ヶ谷」が有る筈なので、探すも見当たら無い。

 石碑は「麻利支天」や「覚明行者」となっていて、御嶽教の物だと思う。

 神社の横に張って有る寄付者名の頭には、「御岳神社」と書かれている。

 下でお聞きした時「権現山」と言ってみえたが、 権現の文字は全く出て来無いのだが?

 只し御嶽権現(おたけごんげん)から来ているかもしれない。

 右手の尾根続き方面に道が有る様な感じなので入ってみたが、 直ぐ薄くなったので戻る。

 神社右手に道が付き入ると、 直ぐ右手に紙垂が付いた縄の中に岩が有りこの岩自体がご神体の様だ。
書かれた物は無い 有るのは注連縄と石碑だけ
岩がご神体だと思われる 天之御中主大神と彫られた石碑

 なだらかに先に進むと尾根の端の所にやはり紙垂が張られ石碑が立ち、 「天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」と彫られている。
山頂奥の尾根の端から御嶽山

 僅かに開けていて、御嶽山がチラッと見られるが眺望は駄目だ。

 御岳神社に戻りもう一度三角点を捜してみたが見付から無い、 昼食を取り13時50分下山開始。
桜が植えられている 林道からお堂が見えている
登山口広場とアンテナ塔 林道から分かれ右のお堂に進む

 一気に降りジェイホンアンテナの立つ広場に戻り、 少し降って右手奥にお堂が見えている右に進む。

 お堂は「虚空蔵菩薩堂」と有り、由緒書きから立派な菩薩像が祀られている様子、 然し靴を脱いでと書かれていて、登山靴は脱ぐのが面倒で覗か無かった。
この辺りは開けている 争議の記念とあるが他に?
三重の塔と虚空蔵菩薩堂 権現山と書かれた木柱

 標柱が有り横に立つ石造りの「三重の塔」は、 川辺町の文化財に指定されているとの事。

 その先進むと「権現山入会論争・・・」の標柱が立ち、 この山の名前は「権現山」で良い様だ。
広々とした所に無人の立派な名社 星神社という名前が珍しい、謂れは?
星神社 川石の石段が作られている

 先に進むと星神社が建っている、敷地も広々とし立派な神社だ、 この付近手入れが行き届いている様で、 ゴミや雑草が全く無くて気持ちが良い。

 鳥居正面から降って行くと、角の無い丸い川石が階段に使われている。
ずっと下まで川石の石段が続く

 どんどん降るがずっとこの石段が続き壮観な感じだ、それにしてもよく積んだと思う、 最後迄川石が続き灯篭を見て、常禅寺の横を通り14時15分車に戻った。
飛騨川の向こうに権現山・・・水神様にて

 林道を上がった所の登山口は火の用心の看板の背後に有るので、 ここさえ判れば山頂に着ける、只三等三角点「笠ヶ谷」が見付けられ無かった、 国土地理院のHPは現状「正常」とされるが?

 納古山の眺望以外は見るべきものは無いので、山のお勧め度は低いと思う。

 *2月2日再度行き三角点を確認しました、 御岳神社左の麻利支天石碑前方4m位の所に有りました。
  (ススキを刈られ三角点の上に積み上げられていましたので、 前回見付けられ無かった。)
広々とした所に無人の立派な名社 星神社という名前が珍しい、謂れは?
背後の石碑が麻利支天 三等三角点「笠ヶ谷(かさがたに)」


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  出会った花: 無し


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