「姫空木」 |
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「ヒメウツギ」 岐阜県可児市 我が家の庭にて (2012.5.12) |
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で株立ちし良く分枝、樹高0.5~1.5m程になるとされるが、 日当たりの悪い木の下の為か、随分前に植えたが一向に横にも広がらず高さも0.3m程で大きく なら無い。 匍匐性の落葉低木とされ本来横に広がるのだがそれも無い、只し花は少数だが穂状に毎年付け るので本来花付きの良い木の様だ。 花は5~6月枝先に狭円錐花序を出し、花柄2~6mmでやや下向きに白い花を多数付け、直径 15mm程の5弁花で長さ4~9mmと不揃いの雄蕊10個、花柱3~4個は長さ7~9mmになり 離生し、萼は半球形で長さ約2mmの萼片が三角形。 葉は葉柄3~7mmで対生し、長さ4~8cm幅1.5~3cmの長楕円状~狭卵形で葉の縁に 細かい鋸歯が有り先は長く尖り基部円形、葉表3~4岐の星状毛が疎らに生え裏面殆ど無毛で 艶が有り淡緑色。 尚ヒメの付かない「ウツギ」の葉は、先が長く尖り葉の裏に星状毛が密生してザラ付く。 木の名前は花が「空木」の花に似て、空木の花より少し小さいので「姫」とし「姫空木」と付いた。 |