「捩 花」   ラン科ネジバナ属
「ネジバナ」   岐阜県可児市 我が家の庭にて (2012.7.13)
我が家の芝生が青々としている中、赤い小さな花を付けるネジバナにモンシロチョウが毎日吸蜜に訪問。

ラン科ネジバナ属の多年草で別名「綟摺(もじずり)」と言い、日本全国の日当たりが良い草地に自生し時に
1~8本の株立ち状になり、4~9月頃高さ10~40cmの花茎を真っ直ぐに伸ばした先に、小さな5弁花を
横向き螺旋状に多数付ける。

花は5mm弱の小さな6弁花(内花披片×3外花披片×3)で、唇弁白色の残り5弁は明るい桃色(白花も有る)、
螺旋は右巻きと左巻き両方見られ、中には花序が捻じれ無い個体や、途中でねじれ方が変わる個体も有り。

根は太いのが数本付き、葉は厚みの有る柔らかな幅広の線形が根生状に根元に集まって数枚を付け長さ5
~20cm、茎葉は披針形の鱗片葉が1~3個。

花後の実は「蒴果(さくか=乾燥して裂け種子を放出する裂開果)」で、熟すと種子を周囲に散布して増える。

花の名前「捩花」は花茎の周りに螺旋状に並んで花を付ける「捻じれた花序」が由来とされ、右巻きと左巻き
の両方有り中には花序がねじれ無い個体や、途中でねじれ方が変わる個体も有り。

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