「桔 梗」
キキョウ(薄紫)
キキョウ(白)
我が家の道路沿いに植えて有るが、特に何も手を掛け無いが毎年花を付け楽しませてくれる、
下の写真の花の右側に蕾が写り、花弁同士が繋がって風船のようになっているのが面白い。

原種は日本全土の日当たりの良い山野の草原に自生し、7~8月頃濃青紫色5弁花を付け、
花は広鐘形の径4~5cmで、緑色から徐々に濃青紫色に変わって行き、雄蕊と雌蕊共5個。

雄性先熟で雄蕊が花粉を出し終わり枯れる頃に、雌蕊が開き始め先がくるりと巻く程に反転。

1枚目の写真が薄紫色で原種に近いが白色も有り、これはやはり園芸品種のようだ。

茎の高さ40~100cm、葉は互生(時に3~4枚輪生)し殆ど無柄の長さ4~7cm狭卵形
で先端は尖り縁に鋸歯。

秋の七草の一つで英名は「balloon flower(バルーンフラワー」 、蕾が風船のように繋がった
様子から付けられ、和名は本種の根が去痰・鎮咳や排膿、呼吸器疾患に効能が有るとされる
漢方で、薬草の漢名を音読みした「キチコウ(キチカウ)」が「キキョウ」に変化したとの考え。

岐阜県可児市 我が家にて (2003.6.20)

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