「柳野菊」     キク科シオン属
「ヤナギノギク」    愛知県新城市 比丘尼城址にて (2010.10.18)
ヤマジノギク(アレノノギク)の内、蛇紋岩地の痩せた土地に生育のより葉が細いのを別種とし、
柳野菊(ヤナギノギク)や細葉荒野野菊(ホソバアレノノギク)とされ、シオン属→ハマベノギク
属と分類される事も有り混乱状態。

高知県と宮崎県及び愛知県新城市の日当りの良い乾いた草地に自生、9〜11月頃細い茎先
に白色~淡青紫色の花を付ける。

花は枝先に1~数個付け直径2〜3cm、舌状花10数個の中央に黄色頭状花が多数で、総苞
片は2列に並び線形。

茎は細く高さ30〜80cmで疎らに分枝し、草の姿は倒れ気味が多く紫色を帯びる事が有り、
葉は互生し無柄の長さ3〜6cm幅1〜3mmの線形で鋸歯は内側に曲り、先は鈍頭~鋭頭と
変化が有り両面無毛で縁に短毛が見られ、全体に細々とした様子をしている。

花の名前はキク科の植物で、葉が細くて柳の葉に似ていて「柳野菊(ヤナギノギク)」と付いた。


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