「山芥子」 「深山芥子」  アブラナ科ヤマガラシ属
「ヤマガラシ」 「ミヤマヤマガラシ」    岐阜県高山市 尚子ロードにて (2004.6.13)
曇り空の中濁河温泉からマラソンの高橋尚子さんが練習に使った事で名前が付いた、「尚子ロード」を
チャオ御岳スキー場に走ると、雲間に 「乗鞍岳」が見え、広い道の膨らみに車を止め良い感じだと写真
を撮っていたら、反対の山側に黄色い花が咲いていた。

北海道・本州中部地方以北の山地や高山の湿った礫地に自生、5〜8月茎先に黄色の花を付ける。

花は茎先に総状花序を出し10〜20個付け、大きさ6~10mmヘラ状倒卵形花弁4枚の十字状花。

茎はほぼ直立し高さ15〜50cm上部で枝分かれし、茎葉は楕円形〜円形で互生し茎を抱き上部の
葉に波形鋸歯有り、根生葉は束生し頭大羽状に裂け長さ6~12cm。

里に見られる「犬芥子(イヌガラシ)」は、花付きの様子が上下に広くパラパラと付き、本種は花が
頭部に集まっている。

似る「春咲山芥子(ハルザキヤマガラシ)(セイヨウヤマガラシ)」は地際及び上部でも枝分かれし、
花柱(雌蕊)は長さ約2.5mmで雄蕊6個と同長でヤマガラシより長い。

花の名前の出所は良く分からない、単純に「芥子菜(カラシナ)」に似て山地〜深山に見られ「山芥子
(ヤマガラシ)・深山芥子(ミヤマガラシ)」と付けられた?


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