「禊萩」     ミソハギ科ミソハギ属
「ミソハギ」      愛知県春日井市 都市緑化植物園にて (2008.9.27)
築水池を回った帰り、道を隔てた反対側の都市緑化植物園内に入ると池の端に咲いていた。

前に撮った下の陶史の森の花は、花の付き方がボテボテとしてスマートさが無いが、ここの
花は品の有る咲き方をしている。
「ミソハギ」       岐阜県土岐市 陶史の森にて (2007.9.13)
素晴らしいシラタマホシクサの群落を見て、池に来ると数少ないが背丈の有るミソハギが咲いていた。

北海道及び本州・四国・九州の山地や野原の湿地に自生、7〜9月上部葉脇に紅紫色の花を付ける。

花は穂状に数個付け、大きさ約1.5cm長さ7〜8mmの花弁4〜6枚で皺が有り、蕚は筒状で
長さ5~8mm12本の縦稜が有り先端6裂し、裂片間に針状の付属体を開出し、雄蕊12個で6個
毎の長短が有り、雌蕊の長さは草により変化が見られる。

茎は4稜が有り殆ど無毛で直立し上部で枝を分け高さ50〜100cm、葉は十字対生し基部は茎を
抱かず長さ2〜6cmの広披針形。

葉の基部茎を抱く「蝦夷禊萩(エゾミソハギ)」が有り、名前は蝦夷が付いているが生育地本種と同じ
とされややこしい。

 花の名前は
  ①湿り気の有る場所に生育で溝、溝萩が転じミソハギと付いたはミゾ→ミソには無理が有るが?
  ②先祖の霊を迎える行事の時、精霊棚の供物に濡らしたミソハギを振り雫を落として禊をした。
 の二説が有る。


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