「水 引」    タデ科タデ属
「ミズヒキ」     長野県軽井沢町  深沢紅子野の花美術館にて    (2006.8.25)
軽井沢に有る美術館巡りをしていて、塩沢湖近くの「野の花美術館」に来ると 広い前庭に咲いていた、
かなり元気で長く枝が伸びているが花は極小さく、持っているカメラでは アップ写真は1枚目が限界。

日本全国の草藪や林縁に自生、8〜10月茎先の長い穂に上部赤で 下部白の小花を総状に付ける。

花は葉の脇から細い花柄を長く出し横向き疎らに付け、大きさ2〜3mm 花弁は4深裂し卵型で上側
3個は半分程赤く下の1個は白い、雄蕊5本で雌蕊(花柱)2本は長くて 先は反転。

茎は直立し緑色~赤色と変化有り毛が多く高さ50〜80cm、葉は互生し 楕円形〜長楕円形で長さ
5〜15cmの基部楔形で先は短く尖り、中央に八の字形で濃茶色の斑紋が 出る事が有り、タデ属
特長の葉柄の基部が葉鞘となり茎を包み葉の両面には毛。

花の名前は花穂を見る角度により、白く見えたり赤く見えたりする事から、 紅白の水引に例え「水引」。

 尚白花は「銀水引(ぎんみずひき)」赤花と白花が混じるのは  「御所水引(ごしょみずひき)」で 、
 花茎に斜上する剛毛が有るのは「鬼水引(おにみずひき)」とし、  「新水引(しんみずひき))」は
 葉がやや長くて表面に毛が無く光沢が有り、葉脈が殆ど見えず茎は中空で  花柱の先が曲がる。


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