「蛍 葛」   ムラサキ科イヌムラサキ属
「ホタルカズラ」    岐阜県御嵩町 御嵩の森にて (2007.5.7)
「御嵩の森」のササユリは山の斜面に広がり、花の見易い遊歩道を行くと鮮青色の花が見られた。

日本全国の山野の草原や林縁に自生、4〜5月茎上部の葉脇から短い柄を出し青色の花を付ける。

花は上向きに付け大きさ1.5〜1.7cmの基部筒状で先は5深裂しほぼ平開、花弁中心部から
喉部に白の隆起線が付き、萼は長さ約7mm裂片は線状披針形で両面に毛。

茎は横に這う基部から出て直立し高さ10〜25cm、根生葉は疎らに付き短い柄が有り倒披針形
~ヘラ形の長さ3~6cm全縁で基部が膨らみ短剛毛が有り、茎葉は無柄の狭長楕円形の長さ2〜
6cmを互生し、両面に粗い毛が見られ冬も枯れないで残る。

花後根元から横に這う長い走出枝を出して、途中根を下ろし増えるが絶滅危惧種指定の県も有り。

花の名前は青い花の中央の白い星形を蛍の光とし、葛は蔓草を意味し茎が蔓状に横に広がり付く。


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