「ヒュウガミズキ」
岐阜県多治見市 潮見の森にて (2007.3.18)
公園管理棟より「不動の滝」に降りる芝生広場には何本も植栽され、葯が赤味を帯びて可愛い花だった。
本州の石川県・福井県・岐阜県・兵庫県・京都府、四国の高知県及び九州の宮崎県に自生の落葉低木で、
3〜4月頃薄黄色の花を下向きに付ける。
花は葉に先立ち長さ約2cmの短い穂状花序を出し、薄黄色5弁花を1〜3個房状に多数付け鐘形の大き
さ約1cmで葯は黄色~紅茶色。
木の高さ2〜3mの株立ち状で樹皮は灰褐色、葉は対生し長さ2〜6cmの偏円形で先は尖り若葉は赤味
を帯びる事が有り、葉の表面濃緑色で基部から掌状に5主脈が出て縁に波状鋸歯有り、裏面は淡緑白色
で毛が有るが後に落ちる。
花の名前「ミズキ」は葉がミズキ科ミズキに似て付き、「ヒュウガ」は和名から宮崎県日向だが自生は無く
別名のヒメミズキが訛ったとの説も有り確定されて無い。
仲間のトサミズキは花が大きく花序に花を7〜8個付けるが本種は1~3個。
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