「牡丹」     ボタン科ボタン属
「ボタン」    奈良県明日香村 岡寺にて 2003年4月30日
奈良から和歌山に旅行の時、牡丹が多く咲くことで有名な岡寺に立ち寄ると、
起伏の有る地形を活かしお寺が建ち、自然な色々の雰囲気で花が楽しめた。
「ボタン」      奈良県五条市 金剛寺にて 2003年5月2日
花の御寺「大和五條金剛寺」は、春の牡丹秋は小菊が咲き誇るお寺と謳われていて行った、
この牡丹は黄色か黄緑か微妙だが初めてで、フランスで作られた園芸種「金光」系の花か?
「カンボタン」      名古屋市 徳川園にて 2005年1月16日
中国原産の落葉低木で平安時代に渡来とされ、野山の花では無いが一部は野生化して掲載する。

徳川園のボタンは「寒牡丹(かんぼたん)」とされ、1月に花を咲かせているが品種は普通の牡丹
と同じで花の大きさは少し小さい、温度調整等の管理をし早く咲く様にして、藁で囲い雪や霜除け
がされている様子は風情が有る。

中国北西部原産とされ日本には天平時代の700年代に渡来、江戸時代に既に160種以上の品種
が知られ、現在栽培されているのは30〜40品種。

花は普通5月頃今年枝の先に白色・紅色・黄色・紫色他の美しい花を1個付け、径15~20cm
と大きく、花弁は倒卵形8枚~多数で先は不規則に切れ込み、葯が黄色で線形の雄蕊が多数付き
花のアクセントとなり、雌蕊は2~5個で基部袋状の花盤が取り囲み、蕚片5個の先端に小突起。

茎の高さ1~1.5m葉は互生し2回3出複葉で、小葉は長さ4~10cmの卵形~卵状披針形で
普通先が2~3裂し、裂片の先は尖り裏面は白っぽい。

花の名前「牡丹」は結実もし根からも生える事から牡(無性繁殖が可能)とし、古代品種は赤色が
多かったとされ、赤を表す「丹」で「牡丹」と付くとされるが諸説有り、「寒牡丹(かんぼたん)」
の名前は1~2月の寒の時期に咲く為に付いた。


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