「ハマナス」
北海道 釧路湿原にて
（２００３.６.２５）
北海道旅行中釧路湿原で丹頂鶴を鑑賞、湿原に花は少なくハマナスが道路脇に少し咲いていた。
北海道及び本州の太平洋側は茨城県日本海側は島根県以北に分布の落葉低木で、６～８月海岸
の砂地に紅色の花を付ける。
花は大きさ６〜８ｃｍの５弁花で香りが強く、花の色は濃い～薄い迄変化が多く黄色の雄蕊多数、
花後直径２〜３ｃｍ扁球形の実を付け、８〜９月頃赤く熟し食べられ味は甘酸っぱくて美味しい。
地下茎を伸ばししばしば群落を作り、幹は叢生し良く枝分かれし高さ１〜１．５ｍ枝に刺が多く
付き枝と刺には共に毛が有り、葉は互生し７〜９枚奇数羽状複葉で、小葉は３～４対付き長さ２
〜３ｃｍ幅１〜２ｃｍの楕円形で縁に鋸歯と表面に皺が見られる。
花の名前は痩果が長さ４．５ｍｍ程の楕円形黄褐色で梨とされ、海岸で浜が付き浜梨（はまなし）
が東北訛りから「はまなす＝浜梨」と付いた。
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