「スイセン」
兵庫県淡路島 灘岩水仙郷にて (2003.12.30)
2泊3日の家族旅行で淡路島に泊まり、翌日紀伊水道に面した76号を走ると水仙祭りと有り、
国立公園淡路島「灘黒岩水仙郷」とされ、駐車場から遊歩道が続き直ぐから水仙が見られる。
急斜面に遊歩道が巡らされ登ると、海の広がる斜面一面に500万本と言う野水仙が咲いて、
山の奥に淡路島最高峰の一等三角点(点名諭鶴羽山)の有る、諭鶴羽山(ゆづるはさん)=
淡路富士608mが見えていた。
水仙の原産地は中近東か地中海沿岸とされ、日本では本州関東地方以西及び四国・九州の
海岸近くに生育するが真の自生では無い。
花は20〜30cmの花茎を出し芳香の有る花を数個付け、白色花弁は内側3枚外側3枚の
計6枚で、中央に黄橙色の筒状副花冠が付く。
葉は地下の球根(鱗茎)から4〜6枚出し線形帯状で、葉先は鈍形をし晩春に地上部は枯れ
球根だけが越冬。
花の名前は本種は中国から伝わり、
中国古代水辺で育つ清楚な本草を水辺の仙人とし「水仙」。
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