「スハマソウ」
滋賀県米原市 伊吹山山麓にて (2007.2.19)
花はセツブンソウしか見られず、日当たりの良い所に移ると咲いていたが日差しが有り撮り難かった。
本種はミスミソウの一品種とされ、ミスミソウは根生葉の葉先が尖り本種の葉先は丸みを帯びていて、
花は花弁化した萼片数が本種6個で、ミスミソウは花弁化した萼片数6〜9個と多数付けるのが多い。
但し境が明瞭で無いので、近年はスハマ型もスハマは使わず中間型を含めてミスミソウと言う様だ。
本州太平洋側及び四国の山地や丘陵の日陰に自生、3〜4月頃長い花茎の先に花を1個付け、花は
花弁6個の雌蕊・雄蕊共多数で、色は花弁・蕊共に太平洋側は白く日本海側は赤紫色等変化が多い。
茎の高さ10〜15cm、葉は根生の長い柄が有り三角形で浅く3裂し丸みを帯び、表は緑色の裏面
紫色で、太平洋側は白又はそれに近い色、日本海側は白色の他に淡紫色〜紫色等変化が多い。
花の名前は葉の裂片が丸みを帯びて、「州浜台」や「洲浜紋」を思い浮かべてスハマソウの元になった、
州浜(すはま)は海岸が曲線を描いて洲が入り込む浜の事、その様を上から見下ろした形が「州浜形」。
一番下の写真の竹の根元に少し欠けた葉が写っていて、丸みが有るので本種とした。
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