「先代萩」 「船台萩」   マメ科センダイハギ属
「センダイハギ」    北海道 野付半島にて (2003.6.27)
北海道の東部をドライブ旅行し、野付湾や野付半島が目の前に見える「尾岱沼温泉」の宿に泊まり、
翌朝早く朝食前に宿を抜け野付半島に向うと、黄色い花の群落が続いてエゾシカも多く見られた。

花は場所によっては群落を作るとされて、正しく野付半島のセンダイハギは一面黄色の大群落。

北海道・本州中部地方以北の日当りの良い海辺の草叢に自生し、5〜7月茎先に黄色の花を付ける。
本種は北の地方に行く程多く見られ、花は茎先に総状花序を出し長さ2〜2.5cmの蝶形花が多数
で雌蕊1個の離生雄蕊10個。

茎は直立し高さ40〜80cmと高くなり、葉は互生し柄の有る3出複葉で小葉は楕円形又は倒卵形
の長さ5〜7cm、表面に白い軟毛が生え裏面無毛で葉柄基部に小葉と似た形で長さ2~5cmの
托葉が2個、花後に長い豆果を付ける。

花の名前は歌舞伎「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」から付く説、北国の漁港の船台の近くに
咲き「船台萩」の2説、伽羅先代萩は伊達騒動が題材で仙台と結び付き、花の咲く情景は船台萩説。


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