「コヒルガオ」
岐阜県中津川市 岩村城址にて (2007.7.3)
本格的な城跡が残る岩村城址の登城の道を登っていると、真っ白なヒルガオの花が一輪咲いていた。
日本全国の日当りの良い乾燥した野原や荒地・空地等に自生し、5月〜8月頃淡紅色の花を付ける。
花は花柄2〜5cmの先に螺旋形に巻いた蕾を1個付け、昼前に開き大きさ直径3~4cm花弁5枚
が繋がる漏斗形をし、白い葯が付き基部腺毛の有る先が尖った雄蕊5個、半円形柱頭2個の雌蕊1個、
花柄上部に縮れた狭い翼が有り、萼は5裂し裂片は卵形で先が尖り、外側から2個の先が尖る三角状
卵形で長さ約2cmの苞が包み、萼は苞の間に一部しか見え無い。
茎は蔓性で地面を這い巻き付く物が有れば左巻きに巻き、無いと自分の蔓同士が絡み合い地面を這い、
葉は互生し三角状鉾形の長さ3〜7cmで、側裂片が発達し五角状に見え、張り出し部が2裂も多くて
葉先は鋭頭。
「昼顔(ひるがお)」との相違点は、ヒルガオは花柄の上部に小さな縮れた翼が有り、葉先が鈍頭。
花の名前は昼顔の花は直径5~6cmでそれより花が小さく、葉も小型で「子昼顔」と付き「昼顔」の
名前は花の形がアサガオに似て、本花は日中に開花し「昼顔」と付く。
写真に葉が右上に1枚が横からしか写って無くて、判断出来無いがヒルガオかもしれない、それに
中間型が多いとされ「あいの子昼顔」とも言い、葉も含めて色んな角度から写真を撮るべきだった。
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