「キキョウ」
岐阜県土岐市 陶史の森にて (2007.9.13)
北海道・本州・四国・九州・奄美大島の日当りの良い山野に自生、7〜9月青紫色の花を付ける。
花は茎上部で分かれの先に付け、開花前蕾は花弁が互いの縁がくっ付いた風船の様に膨らみ、
徐々に緑から青紫に変わり裂けて、開花後5裂し開き大きさ直径4〜5cmの星形。
雌雄同花の雄蕊雌蕊共5個の雄性先熟、先に雄蕊が熟し花粉が持ち去られた後萎れた様になり、
雌蕊の柱頭が5つに裂開するが自家受粉はしない。
茎は直立し上部で枝分かれし高さ50〜100cm、葉は互生か輪生し長さ4~7cmの長卵形
で先は尖り縁に細鋸歯が、葉表無毛の葉裏は白色の短毛が有り粉白色をし、根は太く黄白色
の多肉質で咳止め等薬用に利用される。
花の名前は中国名「桔梗(きちこう)」を、音読みキッコウ→キッキョウ→キキャウ→キキョウ
になった。
白花や八重咲きの園芸品も多く、秋の七草「アサガオ」は本品とされるが栽培品は初夏から咲く。
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