「キュウリグサ」
(タビラコ)
岐阜県美濃加茂市 「みのかも健康の森」(2006.5.6)
下の写真湿地の中で葉の間から小さな花を、恥ずかしげに顔を覗かせている様で可愛いが、淡青
紫色とされる色が出て無い、葉を揉むとの香りがするから名前が付くとされ、雑草だが公園内の花
で揉む事はしなかった。
日本全国の畑や道端・空地等に自生の越年草で、3〜5月中が黄色で周囲淡青色の小花を付ける。
花はサソリ形巻散花序に茎から解け乍下から順に開き、長さ3〜9mmの柄の先大きさ2~3mm
先が5裂の合弁花が渦巻き状に開き、喉部黄色の副鱗が有り中に葯が黄色の雄蕊5個が覗き、
雌蕊は雄蕊より少し短いが丸い先端が確認出来、萼は5裂し裂片の先は3角状で毛が目立つ。
茎の高さ10〜30cm上部の葉は無柄の長楕円形長さ1〜3cm、長手方向の中央の凹みが明瞭、
根元の葉は卵円形で基部細くなり柄となる。
花の名前は本種の葉を揉むと胡瓜(キュウリ)に似た匂いがし、胡瓜草(キュウリグサ)と付き、
別名は本種芽出し前葉が放射状に広がり、田畑にロゼット状に生え田平子(タビラコ)と付いた。
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