「岩煙草」   イワタバコ科イワタバコ
「イワタバコ」     愛知県新城市  阿寺の七滝にて (2009.8.20)
駐車場に止めて売店横の入口に設置の箱に、「整備協力金300円」を入れ平坦な遊歩道に入って行く、
沢沿いに進むと湿気た殆ど垂直に思える急な斜面のあちらこちらに咲き、滝壷の直ぐ近くにも見られた。

本州東北以南・四国・九州・沖縄の山地の湿った岩場に自生、6〜8月花茎の先に紅紫色の花を付ける。

花は散形花序に5〜20個付け、星形の大きさ1.5cm程で下部短い筒状をし上部5裂する合弁花で、
花の真中に花柱(雌蕊)がつんと突き出し目立ち、雄蕊の紫色葯が合体し円錐形の塊となり雌蕊を囲む。

茎の高さ10〜20cm、葉は根際に基部ヒレの有る葉柄5~15cmの先に3枚程付け、楕円状卵形の
長さ10〜30cmの幅5〜15cmと大きくて質は柔らか、表面チリメン状皺が有り縁に不揃いの鋸歯。

花の名前はナス科煙草(タバコ)の葉に本種の葉が似て、岩場に自生し「岩煙草(イワタバコ)」。

中部地方に花期5〜6月で花茎や葉の裏面に毛の有る、「ケイワタバコ」が自生とされるが未だ見て無い。

   「阿寺の七滝」 も優雅な姿の滝で素晴らしい。


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