「ウコン」
(ウコンサクラ・ウコンノサクラ)
岐阜県多治見市 潮見の森にて (2007.4.23)
「潮見の森」公園一番高所に立つ展望台より、
大洞池方面に幅広い道を降ると少しで桜並木が見えてきて、
栽培品種で野山の花に入れるべきでは無いと思うが、
鬱金色の花の色が気品を感じ好みの花で掲載する。
オオシマザクラ系サトザクラの落葉低木で、
ソメイヨシノより遅い4月の中旬〜5月頃に鬱金色(淡黄緑色)
で八重咲きの花をやや垂れ下がり付け、
桜の品種数百種とされるが黄色系の花を付けるのは本種だけ。
花は大きさ直径3〜4cm花弁10〜15枚の八重咲きで、
花弁の先は細かく切れ込み色は徐々に帯赤味と
なって来て、萼片は無毛。
木の高さ3〜5m、葉は単葉で互生し長さ5〜8cmの楕円形で、
縁に鋭い重鋸歯が有り葉先は尾状に尖る。
木の名前は花の色がショウガ科ウコンの根を染料に用いた鬱金色に由来、
似る「御衣黄(ギョイコウ)」桜の
名前は花の色が緑色が掛り、色が高貴な貴族の衣装のイメージが有り付けられた。
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