「奥紅葉白熊」   キク科モミジハグマ属
「オクモミジハグマ」      長野県茅野市 横谷峡にて (2009.8.27)
横谷峡メインの立派な 「王滝」への階段の遊歩道を急降下をして行くと、 暗い歩道の脇に咲いていた。

本州近畿地方以北の山地林内に自生、8〜10月頃花茎の先に白色の花を多数横向き穂状に付ける。

花は2mm程の短い柄が有り長さ約2cm、総苞は筒形の長さ1.2~1.5cm総苞片8列で
3個の筒状花を束ね花冠の先は細く5裂し、一個の頭花裂片は15枚が反転や螺旋状に回転しカール
状で、中に3個の雌蕊が長く付き出す。

茎は疎らに長毛が生え直立し高さ40〜80cm、葉は互生し5~13cmの長い柄が有り質がやや
薄く茎の中程に輪生状に4~7枚集まり、大きさ6~18cmの腎心形か円形で掌状7浅~中裂し、
基部心形で縁に鋸歯と両面疎らに軟毛が有る。

花の名前はモミジハグマに似るが本種の葉の切れ込みが浅くて、本種の分布がモミジハグマより日本
列島の奥(北)で奥紅葉白熊(オクモミジハグマ)と付く。

モミジハグマの葉はモミジの葉に似るが、本種は形が違いモミジの様な切れ込みが見られな無いので、
ハウチワカエデの葉に似てモミジが付いた?
モミジハグマを先に見付け名前が付き、葉の形が違うのが見つかり単純に列島の北で奥としたのかも。

 *モミジハグマの名前は下の「紅葉白熊(モミジハグマ)」参照。
*キク科モミジハグマ属    ・エンシュウハグマ   ・モミジハグマ


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