「ウメ」
岐阜県可児市 可児川下流域自然公園近くにて (2013.3.17)
鳩吹山麓「可児川下流域自然公園」の、
カタクリ群落の開花状況を見に行くと園地の外に梅が咲いていた。
中国中部原産落葉低木で庭や畑で栽培されるが時に野生化している、
ここは植栽の様で野山の花として?
日本の暖地地域に生育し、2〜3月頃前年の葉脇に葉に先立ち
芳香の有る直径2〜3cmの5弁花を付け、
花の色は通常白で淡紅〜紅や他の色も見られ、
花弁と蕚片は5枚で長短の有る雄蕊は多数付き雌蕊基本
1個で2~3個も見られこちらも長短が有る。
木の高さ5〜10m樹皮は暗褐色で固く不揃いの割れ目、
若枝は緑色の無毛でその後茶から黒っぽく変化。
葉は互生し長さ4〜10cmの倒卵形〜楕円形で、
先は尖り縁に鈍鋸歯が有り表面濃緑色で裏面淡緑色、
葉の両面と葉柄に微毛が見られ先端尖り縁に細かい重鋸歯、
果実は2〜3cm球形で側面浅い溝が付く。
*ウメの語源は各説有る様だが、
①平安時代本種の実を薬用に使い「烏梅(うばい)」と
呼ばれていて「うめ」に転訛
②中国語で「ムエイ」のような発音がされて、
これを日本人が「うめ」と聞き取った
の2説が有力とされる。
| |