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高鳥屋山
(たかどやさん)1,398m
梨子野山
(なしのやま)1,314m
H18年12月23日
10時〜14時55分
長野県 飯田市
晴れ
"最初の急登は厳しい
  その後は自然林の
  なだらかな道"
 冬型の気圧配置で晴れる予報に、 南へ行けばアルプスが見えるのではと高鳥屋山・梨子野山に登ろう。

広場となっていて4〜5台は駐車出来そう
鳩打峠の東屋
 中央高速道を飯田で降り153号を左折し、次の信号を左に153号を進む。

 左に神社の森を見てその先信号を右折、 道なりに農免道路に来て沢城湖(さわしろこ)案内を見て直進した。

 集落を過ぎ山に入ると分岐に来て、 直進「沢城湖」右「国際射撃場」の看板が有る。

 看板横に林道鳩打線案内も見られ右折し射撃場に入ったが、 直進の道の方が広く要注意。

 少し登って行くと右に国際射撃場の道が分岐するが、真っ直ぐ山に入って行く。

 後は一本道で林道を走り東屋の有る鳩打峠に着いた、 南アルプスが見え荒川岳・赤石岳の様子。

 林道は一部土砂崩れが見られるが通行には問題無く、 峠迄舗装された道となっていた。

 誰か来ているかと思ったが他に車は無い、 10時東屋の反対側に付いた狭い道に入って行く。
東屋の道を隔てた反対側 最初は狭い急な道
鳩打峠の登山口 峠近く迄登って来た

 旧道と思えない傾斜の急な道を登りなだらかに変わると、 道幅は広くなり峠に着くが指標は崩れて読めず。

 他に案内は無いが、高鳥屋山へは左の尾根を登って行けば良いので左に入る。
この付近からでもアルプスは結構見える 登り始めて直ぐの急登は辛い
左側桧の奥に南アルプス 細尾根の急登が始まる

 左側植林さた桧の若木の間に南アルプスが見え、塩見岳のピラミッドと その左は白峰三山の様で、霞んでいるのは太陽の関係かもしれない、 午後になると良く見えるのではと期待する。

 暫く登ると細い尾根の急な登りが続くようになっり、結構きつい登りだ。
軽いアップダウンが続く 先に青い屋根の小屋が見えてくる
急登を登りきると幅広のなだらかな道 左側カラマツ林となると山頂は直ぐ

 登り切ると緩やかな道が続きアップダウンをして高度を上げて行く、 道は幅広く自然林で気持ちが良い。

 左側カラマツ林となり「山本大明神」の案内の左に降る道を見て少しの急登で 小屋が見えてきて、小屋は「山頂小屋」と有り未だ出来たばかりのようだ、 簡単な作りだが直ぐ壊れないか?
簡単な作りだが風雪に大丈夫か? 昔の痕跡は無い
新しい山頂小屋 高鳥屋山の説明看板

 その上が大きな広場となっていて、 11時二等三角点「高鳥屋」の有る「高鳥屋山」山頂に着いた。

 二人の男性が居るので聞くと清内路から登ってみえた様子、 山仕事の方で近辺の山を色々教えて頂いたが「笠松山」が良いと言われ、 この山は下調べは出来ている。
かなり広い山頂 三角点の奥に御嶽山の指標が有ったが見えていなかった
「高鳥屋山」山頂 二等三角点「高鳥屋(たかどや)」

 未だ「風越山」にも登っていないと言うと、 それは駄目だ真っ先に登らねばと言われた、 風越山は幅広い道が山頂下の社迄続いて登り易いとの事。

 初日の出登山も行われバスも来る賑わいで、 携帯で山頂下の社を見せて頂いたが大きな社殿だ。
「高鳥屋山」山頂から南アルプス
左端に・仙丈ヶ岳  間を置いて・北岳  直ぐ横長の・間ノ岳   その右・農鳥岳
・北岳    ・中白根山   ・間ノ岳
塩見岳

 ここから南アルプスが見え一番北は仙丈ケ岳で南は聖岳迄だが、 霞んでいて特に赤石岳・聖岳は良く無い。

 それでも雄大な山々を見られ気分の良い山頂だ、学校登山も行われる 「山本大明神」コースで下山の二人に別れ、11時25分梨子野山に向かう。
ジグザグに下って行く 梨子野山だと思うが手前のピ−クかもしれない
高鳥屋山から梨子野山へは最初は降る 林の奥に梨子野山

 この先急な斜面になりどんどん降り、帰りの登り返しが辛そうだが 標高差60m位で余り無い、林越しに大きな山が見えていてあれが梨子野山か? 前方には恵那山が見えてきた。
富士見台から南沢山方面は同定出来ない 澄んでいれば南木曽岳の奥辺りに御嶽山が見えそうだ
前方に恵那山が見えてきた 中央大きな三角点名「池」の左奥「南木曽岳」

 右側大きく開けて摺古木山から安平路山が綺麗に見えている、 摺古木山の左は小さいが南木曽岳だ。

 今年登った兀岳は、直ぐ目の前の三角点名「池」の山塊が大きい為隠れていると思う、 その山頂部に僅かに見えているのが兀岳の様子。
右端の安平路山の奥に白い山が見えている
摺古木山から安平路山

 この道も幅広い歩き易い道だ、 アップダウンも少しで殆ど平坦だが風の音が煩く強い風が吹いている。
小さな石碑は補修がされている ずっと自然林の中歩きやすい道が続く
山の神の石碑 こちらも良い道が続く

 木が防風の役目をして、体にはそんなに強く当たら無いがそれでも寒い。

 「山ノ神」の板が有る小さな石碑を見て、暫く進むと登山道が凍っているようになった、 特にこの辺りは寒く感じるが滑って登り難いと言う事は無いので助かる。
何故か笹の背丈が高くなる 分岐指標は見落とす事は無い
笹の背丈が高くなってきた 梨子野山への分岐に赤い指標

 少しづつ笹が目立つ様になり松沢分岐指標の少し先、 杭に赤い字で「梨子野山」と書かれた分岐に来た。

 左に降り気味に背丈程の笹の間を行く、切り開かれいるので笹は気になら無い。
山名板等の山頂を示す物は何も無い 休憩するならこの辺りだが居心地は?
この辺りが梨子野山のピークだが何も無い 少し降った所の切り開き

 なだらかな登りで12時15分丸いコブに来た、 この辺り一番高そうな所だが山頂を示す物は無い。

風の音にせかされて帰って行く
梨子野山から戻って行く
 四等三角点「大平(おおひら)」は登山道から離れていると情報で掴んでいた、 笹に入った痕跡が無いかと見ながら進む。

 少し降ると「梨子野・山本地区財産区」白看板が立ち、 少し開けている。

 その先青木方面に進むと急な降りになり、 地形図を見直すと三角点は降る手前の東側だ。
(帰って点の記を見ると「山頂の南方約100mの尾根に有り」 とされかなり山頂と離れている、但し山頂自体何処か明確で無いのだが?)

 引き返す時も注意しながら戻ったが無い、 笹の状態から誰かが入った痕跡でもなければ三角点を見つけるのは難しいと思う。

 眺望も得られず余り休む気になら無い所の為、 12時30分高鳥屋山に戻る事にした。

 風が強くなり一段と唸り音が騒がしく、 道はなだらかだがゆっくり歩いている気分になら無い。

 高鳥屋山への登り返しの所に戻り、南面で温かいので休憩し最後の登りに備える、 然し登りは距離も無く13時30分高鳥屋山に戻り昼食とした。
迷うような所は全く無い
尾根の広い所も道はきちんと着いている

 手袋を取り準備していると手がかじかんで来て、 かなり気温が下がっている。

 南アルプスは太陽の位置が変わったが霞んでいるのは変わら無い、 今日はすっきりとはなら無い様だ。
細い尾根だが危険は無い 根が何本もあり太い木を支えている
急降下する手前 桧の大木の中に

 14時10分下山開始、道は風の音は余り煩く無く落ち葉を踏みしめながら 14時55分車に戻る。

 梨子野山への道はなだらかで稜線漫歩だが、 目的地の「梨野山」山頂が良く無い。

 達成感が得られ無いので逆の清内路から登り、 梨子野山経由高鳥屋山に行き戻るのがお勧めだと思う。



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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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出会った花:  無し


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