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大洞山
 (おおぼらやま)
 1,035m

H18年12月19日
9時20分〜14時50分
岐阜県 和良町
曇り後晴れ
 ”山頂は御嶽山が
  山波の奥に
  ドンと控えている
 前から登ろうと思っていたが、 谷から厳しい登りが有り手首の怪我で延ばした大洞山に行く事にした。

 最も谷からの道は登ら無くても別に遊歩道が作られ回避出来るが、 古くからの登山道に拘りが有る、又モンガ洞から登れば簡単だが周回したい、 手首は大分握力が戻り木や岩を掴んでの登りも出来ると思う。

非常に分かりやすい場所
管理棟奥の分岐、この直ぐ手前に駐車
 7時30分家を出て御嵩ICで入り美並ICで下り156号を北に走る、 郡上温泉鍾乳洞前の信号で右折し安久田川(あくだがわ)沿い328号を進む。

 大滝鍾乳洞入り口を見て256号に入ると道は1車線が多いが車も少なくスムースに走れ、 左に「道の駅和良」の案内に来た。

 道の駅直ぐ先の橋を渡り323号に左折し川沿いに北上、 分岐に来て指標が立ち「大月の森」「大洞山」と書かれた左に入る。

 暫く行くと分岐に来て「大月の森」指標の大月谷の左に取ると、 柱状節理の岩の壁が見え砕石場前を通りカワラ谷の道を右に分け左へ入った。

 少しで明るいキャンプ場に着くと、 管理棟前に「大月の森公園案内図」「大洞山登山地図」が有る。

 舗装された道を進み分岐に来ると、 「大洞山へ」の指標が有り左右の矢印が見られた。

 ここの手前の道の脹らみに駐車し9時20分歩き始める、 天気は曇っていて少し寒い。
この指標が途中にも出てくる 行き止まりの所にも駐車出きる
分岐に有る指標は矢印が両方向く 終点迄舗装された道、ここから谷に

 右回りで登ろうと分岐を左に進む、 前日少し雪が降った様で道の際が白くなっている。

 舗装された立派な道を行き終点に着くと、指標が有り谷に降りて行く。
なだらかな谷で危険は少ない 整備したのはかなり前の様だ
谷は荒れているので道は不明瞭 雪が着き滑りそうな丸太の橋

 谷は荒れているので道ははっきりと付いて無い様子で、 それに雪が積もって見付け難い。

 ゆっくり道を探しながら谷を歩いて行くと丸太の橋も有り、 道は整備されている様だ。

大きな分岐の谷は無い
谷は一本で顕著な分岐は無い
 橋に雪が積もり滑り慎重に渡る、 その後橋は無いが沢を右に左に渡りながら登って行く。

 少しづつ谷が狭まってきた、 崩れている狭い道になったり適当に岩の上を歩いたりしながら進むと、左右に大岩が 見られる様になる。

 左を見ると谷から離れ狭い道が斜面を登っている、 その手前の大岩に暗くて見難いが赤丸のマークが有った。

 急な道を登るが捉まる木や岩も少なく滑落しそうだ、 雪が付いているので一層恐い。

 上に行き雪が多くなったら登れ無いのではと不安になる、 滑れば谷底迄落ちそう。

 然し思った程滑ら無いので慎重に登って行く、 只し写真を撮る余裕が無い登りが続いた。

 今日は雪が有るので余計危険に感じるのか? 土止め階段が見られるが頼り無い物で壊れた個所も多い。
ここ迄登るのが大変
林の中迄登りやっと谷を見下ろし写す

 暫くこれが続きやっと林の中に入り、恐怖感は無くなったので写真を撮った。

 急登は続くが雪は深くなら無い、 切株が平で椅子代わりとなるのが有ったのでやれやれと休憩する。
急登が続くが滑落の恐れは無いので気が楽 右側山頂手前のピークか?
尾根の林の中の急登が続く 山頂方面が見えて来る

 緊張が続いたので精神的に疲れたが足の方は未だ大丈夫で、 汗を掻きながら再び登って行く。

 最後迄急登が続き10時20分尾根に上がる、 左から道が来て大月の森遊歩道の展望台からの道だ、 ベンチが有るが雪が積もっているので、立ったまま水を飲み右に進む。
暗い樹木の中 マキの落ち葉は大きいので道がふかふかとなる
916mポイントにはベンチと指標 コウヤマキの大木の間を行く

 一登りでベンチの有るコブに着いた、ここが916mポイントだと思う、 林の中でベンチは雪は積もって無く、ザックを下ろし休憩するが眺望は全く得られ無い。

 左からも道が来ているが指標通り右に向かうと、コウヤマキの大木の間を行く様になり、 どんどん降ってなだらかになると又もベンチが有ったが雪が積もっていた。
もうこれで三つ目のベンチ 真ん丸の池に見える
916mポイントから降った鞍部にベンチ 右手の林の中に小さな池

 右手に小さな丸い池が見えている、 何故あんな所にと思う場所だが花の季節は何か咲くかもしれない。

 緩やかに登って行き、次のコブ手前に来ると右に巻き道が見られ、 真直ぐコブに上がるとベンチも作られているが眺望は殆ど得られない、 ここが916Pコブだ。

 降って暫く行くと西側が開けてきた、 左に入れる様になっていて平坦な場所が有る。
休憩に良い平坦な場所
登山道から左に入ったビューポイントから西側の山並み
やっと山頂が見えた 立派な容をしている
前方に大洞山山頂 背後に965mコブ

 前方には「大洞山」山頂が見えているこの場所は、 西面大きく開け山並みがずっと続いていた。

 然しこの辺りの山の知識が無く、山名の同定が出来無い。
幾重にも続く山波が美しい
登山道から背後は墨絵の様な山波

 登りに入ると背後に通過した965mコブが見え、 その右墨絵の様に西南方面が見えていた。

 次のコブに登ると直進と右に道が有り、 右の方がしっかりした道だが尾根方向は見え無いが直進だ、 真直ぐに急降下すると少しで右から道が来ている。
ここに指標が有ると良いのだが 今まで無かった岩が急に出てくる
黄色の杭の所の分岐は真直ぐ下る 大岩が出てきた

 右に戻ってみると、先程の分岐を右に少し降った土止めの階段が無くなった所に出た、 左に尾根を降って行く方にも道が付いているので、 モンガ洞の林道からも登る道が有る様だ。

 戻り先に進むと右の林の奥に御嶽山が見えているが、 殆ど雲が掛っていて眺望は駄目かもしれない?緩やかに登り大岩の所を抜け、 低い笹の道を進みコブに上がると丸太のベンチが有る。
疲れてきているので辛い登り
山頂への最後の登り

 然し休まず左に曲がると山頂へ最後の登りとなり、 フーフー言いながら12時「大洞山」山頂に着いた。
何とか残す手立ては無かったのか? 奥のほうにある
天測点跡 奥に一等三角点「大洞山(おおぼらやま)」

 平坦な広場で奥に一等三角点「大洞山」が有り、 手前に壊した跡の様な所が見られここが天測点跡の様子。

切り開かれた山頂
大洞山山頂は平坦な広場
 北から東に大きく広がり、 その中に一際大きな御嶽山が見えているが上部は雲の中。

 誰も居ない山頂で昼食とした、 風が無くそんなに寒くは無いが暖かいラーメンを作る。

 北方向林の中だが見えているピークは「市島」の様子、 この山も何時かは登りたい山だ。

 山並みが広がっているので地図を広げる、 御嶽山の右は小秀山で間違い無いと思うがその他は同定出来無い。

 雲が少し切れ始めて、 午後から良くなる天気予報でもう少し待てば晴れてきそうだ。

 下山は1時間程で降れると思うので、 未だ時間的な余裕は有り少し待ってみよう。

 日が射し始めて暖かくなり、 御嶽山も少し見え始めこれなら短い時間で雲は無くなりそうだ。

 どんどん雲が取れて来て1時過ぎにはだいたい見えるようになる、 もっとすっきりするだろうと粘る。
木が少しあるが御嶽山を見るのに邪魔でない
山頂から御嶽山

 1時30分頃には綺麗に見える様になった、素晴らしい景観だ!
御嶽山は周囲の山を圧倒している
御嶽山
方向から空木岳の辺りだが?
中央アルプス空木・南駒辺りか?

 左の乗鞍岳もと期待したがこちらの雲は動か無い、 諦めて1時40分下山開始し、 指標は無いが天測点跡の北側に尾根を降って行く道が付いている。

 北面の為か少し雪が多いと思っていたら滑って転んだ、 両手を着いたが痛めている左手首が非常に痛い。
指標は無い天測点後近くの道を下る 真直ぐも弱い道が付いている
帰りは北に降って行く 主尾根から右に折れる所は指標と紐

 又やってしまったと思ったが徐々に痛みは引き、 手首を曲げても痛くは無いのでこれなら大丈夫。

 直ぐなだらかになり、雑木林の中を降ると正面にテープが見えてきた、 真直ぐに入らない様にして有り道は右に降っていて、 ここには大洞山への指標が立っている。
自然林で葉が落ちて明るい
気持ちの良い尾根道の下り

 主尾根から分かれ支尾根を降って行く、 気持ちの良い道だが土止め階段が多く出て来た。
この場所だけが見えた
樹間に御嶽山

 こちらの道の方が良く歩かれいるようで明瞭だ、 左樹間に雲は全く無くなった御嶽山が見えている。
こちらもコウヤマキがある
コウヤマキの間を降る

 どんどん降りコウヤマキの間を潜り、 谷が近くなると左へ鋭角に曲がり左山で降る様になった。

 谷に降りる所が少し判り難くなっているが、 木も無く何処でも降りられる。
左へ鋭角に曲がるが分かりやすい 行き止まりの上に岳山の指標
尾根から左に谷へ降るる道 こちらの谷もなだらかで危険は無い

 雪が着いて道が拾い難いがなだらかな谷で危険な所は無い、 暫く降ると笹の道となり雪は無くなった。
この辺りも雰囲気は良い
広々とした谷の笹の道となる

 広々とした谷を行き林道終点に来ると、 車が4台程度は止められそうな広場となっている。
きちんと広場が作ってある 結構多くススキはあった
林道終点の広場に戻る 枯れ尾花が迎えてくれた

 林道を戻って行くと、 「お帰り」と数多くの枯れ尾花が迎えてくれていた。

 地道から舗装道に変わりてくてくと歩き、 右に送電鉄塔を見て分岐を通過14時50分車に戻る。
雄大な御嶽山
御嶽山

 谷からの急登は滑落の恐れが有り、 余りお勧め出来無いと思ったが雪が無ければ違うかも?

 尾根に上がった先の道はこの山のスケールの大きさが感じられ、 周回コースはお勧め、大月の森遊歩道で812mポイントの展望台に上がり、 そこから916mポイントに行けば安全だと思われる。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
 出会った花:  無し


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