158 | (たかさわやま)354m 大仏 (おおぼとけ)435m |
H18年12月16日
13時〜14時05分 岐阜県 関市 曇り |
”いにしえの道は 石像に迎えられ 風情が有り歩き易い” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
七宗の岳山を下りて58号を武儀に戻り、
「道の駅平成」を過ぎた信号で右折し80号に入る。
峠を過ぎ少し降ると左に「高澤古道」の立派な案内と、 説明書きの看板が立てられている。 カーブ地点だが道に脹らみが有り3台〜4台駐車可能で、 ここに止め13時登り始めた。 説明看板には「昔大勢の人がこの道を通って、 高沢観音に参詣した」と書かれている。 入ると直ぐ電力会社の巡視路の分岐指標が立ち戸惑うが、 右は「送電鉄塔」真直ぐは「反射板」で大仏の反射板に直進。 真直ぐは80号の際に道が着いて、 直ぐ先に石像と自然石の石碑それに桜の大木が有る。 石碑は「宗祇(そうぎ=室町時代の連歌師)」の詠んだ、 美濃国関といふ所の山寺に藤の咲きたるを見て吟じ給ふやとされ、 「関越えてここも藤しろ御坂かな」と彫られていた。
80号に落ちない様ロープが張られ、 角に柔和なお顔の石像を見て80号から離れて右に登って行く。 その先竹薮の間の道となると、穴が幾つも見えているので竹の子を掘った跡の様子。
道は幅広く登り易いと思いながら行くと、倒木が塞いでいて潜り抜けたり跨いだりして進む、 所々に石像が出て来る道は如何にも古道の感じがする良い道だ。
右山でなだらかになると13時25分「大仏」分岐に来た、 指標が有り右に急な道が付いている。
「大仏」は帰りに寄るとし直進、 なだらかな雑木林となり落ち葉で埋まる道は、石も無く歩き易い。
小さなコブを左山でトラバースすると右側開けた所に来た、 ベンチ代わりか丸太が2本置いて有る。 岩の所に鎮座の石像と林の中の大岩を見て、 そろそろ高沢山の近くに来たと左側を注意しながら進む。
木に赤や黄色のテープが付き、ここが高沢山への登りの様だが急な斜面で道は薄い、 適当に高い所を目指し登ると大岩に来て、 真直ぐ登ると平坦になり13時45分ピークに着いた。
山名の標識は何も無いが南北が開け眺望が広がっていて、 ここが山頂の様子。 一番高そうな所に松が三本有るが松枯れ病の様子、 他の松も同じで近い内に景観も変わりそう。
昼食とするが見えている北の近いピークは高曝山・平洞の様だ、 南は美濃加茂の町が広がっている。 地形図を出し高沢観音への降りを確認すると、 ここは東西に長く登って直ぐの為西のコブ、 地形図の「高沢山」印字はここと標高点354Pの中央で、 両方のコブを合わせ山頂の考えだと思う。 14時10分西峰を出て東に進む、 狭い道を行き少し登ると大木が倒れ根が剥き出しの所に来た。
東の地形図標高点354mコブだが、周囲は木に囲まれ山頂らしさの無い場所、 1本の木に「高沢山」の札が掛けて有るが、 地形図の標高点の場所が必ずしも山頂とは違う。
なだらかな降りに掛かると松枯れの倒木が散乱し、 この山全体が松枯れ病に冒されている様子、 幅広いが道は不明瞭でテープが時々見られる、 然し何処でも歩け方向さえ間違わなければ良い。 降り切り鞍部に来ると案内板の立つ分岐に来た、 右は大仏への道に出る様で左の東屋に進む、 今降ってきた高沢山への案内は書かれて無かった。
道は一気に遊歩道となり一登りで東屋の有る広場に着いたが、 林の中で暗く眺望は全く無い。
大木の林を降って行くと明るくなって広い道が見え、 右手に多宝塔が見えていた。
ここからは以前車で来た事の有る場所で、 右に国重要文化財多宝塔の前を通ると観音堂が見えて来る。
14時35分観音堂に着く、お堂は舞台造りで美濃の清水寺とされるが 千本桧で全容が写せ無かった。 先からご夫婦と思う二人が歩いて来られ、 この山に入って初めて会う人で挨拶すると怪訝な顔をされ、 ザックを背負った姿が異様か?確かに知らない人はここが山歩きの対象と思わ無い。
観音堂の中央階段を上り突き当たりを右に進む、 「左御霊水と舞台・右遊歩道」の案内が有る。
観音堂の裏から社の横を通り進むと四辻に来た、 指標が有り真直ぐ大仏だが左の展望台に入って行く。
少しで東屋の立つ展望台に来た、 南東方向が開けているが特にこれと言うのは見えて無い。 戻り四辻を大仏方面に入ると直ぐ石像が有り、木の土止め階段の登りとなった。
少し暗くなって来たので急ぎ足で進むが道は良いので躓く心配は無い、 先程入った高沢山へのテープが付く所を過ぎ、 緩やかな登りで15時20分大仏の分岐に戻る。 大仏は地形図を見ても50m程の登りで叉距離も近く、 大仏方面に入って行くと余り歩かれて無い道だが簡単に拾え、 朽ちた土止め階段少しで15時35分「大仏」山頂に着いた。
先日来たばかりなので見る所も無く、水を飲み休憩し15時40分下山開始する。 薄暗くなり少し道が見難くなってきて躓かない様に注意しながら降り、 16時05分車に戻った。 高沢山は高沢観音からは分かり難く、私が入った所なら急登だが分かり易く到達出来る、 途中眺望は余り開けず休憩は高沢山西峰か展望台東屋が良い、 道は歩き易く新緑の時期にお奨め。
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出会った花: 無し |