156 | (すいしょうやま)540m強 ナガザコ (点名;上河和) 569m |
H18年12月11日
10時〜14時10分 岐阜県 関市 晴れ |
”きらきら水晶が光る 南面の暖かい山頂は ついつい長居をする” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
足の親指が痛く山登りを控えていたが急に痛みが和らいだ、
余りの天気の良さに急遽山に行く事にする。 武儀の「水晶山」が標高差も少なく登れそう、足の状態により尾根続きの「ナガザコ」迄行こう、この山は平成12年人口重心地が美並から水晶山山頂下になり、モニュメントを作り遊歩道を整備したとの事。 然しそれから6年が経過し、登ったと言う報告を聞か無いので道は大丈夫か不安が有る。
「道の駅平成」を過ぎ武儀町役場の信号を左折し、63号を上之保に向かう。 生涯学習センターの大きな建物を前方に見て手前の信号で左折、 交差点左にサークルKと向かい右に郵便局が有る。 325号に突き当たり右に曲がると直ぐ「人口重心地」の指標が立ち左に入る道が有り、 これが水成地区に行く道だ。 指標は小さく良く見ていないと分からない、 真直ぐ進むと馬越峠を越え郡上へ行ってしまう。 水成集落の終わり近くに来ると左に立派な塀の南宮神社が見え、 少しで山に入り谷沿いに地道が続く。 道は普通車でも問題無い良い状態でどんどん入って行くと、 新しく舗装された道となり林道終点に着いた。
林道終点は広く無くUターンのスペースを考慮すると、 2台か3台迄の駐車が限度だと思う。 今日は1台も止まっていないが一杯なら、 少し手前の道の脹らみに5〜6台は止められそうだ。 案内看板が有り人口重心モニュメントの所で左右に道が分かれ、 周回出来るようになっている。 ナガザコに行くなら右回りの水晶山経由ナガサコに行き、 戻りに右手の道を取れば周回コース。 快晴の中10時丁度駐車場の上に入って行く、 最初の所は道が無くなっているが奥に道が見え続いていた。 杉林の中に付いた道は下草が張り出している、 棘の有るバラ科の植物の様で痛いが大した事は無い。 少しで炭窯跡に来ると石積みが残っている、 道は明瞭で迷う所は無いようだ。
小さな谷を渡る所は崩壊しているが危険では無く、 その後急になって来ると土止め階段が続いている。 又も炭窯跡が有り丸太のベンチが作られていた、 然し今日はこの辺り湿気ていて座る気がしない。
「氷柱石」の案内が有り大岩から雫が落ちている、 冬はこれが凍って氷柱となるのだと思う。 ずっと杉や桧の植林された谷間の登りで暗い感じが続き、丸いモニュメントが見えてきた、少し手前の登山道脇に「人口重心地点」の標柱が有り、横の木が人口重心の木の様だ。
人口重心のモニュメントに上がると道は左右に分かれ、 水晶山への案内指標は右方向を指している。
然し周回するので左に進む、右山の急な斜面に付いた道はほぼ平坦だが所々極端に狭い、自然林となり落葉が積もっているが道は明瞭で、どんどん進むと尾根に上がった。 右に鋭角に曲がり尾根筋を登って行く、 ここには尾根を降った時真直ぐ行か無い様小枝の合図が有る。
太い松が混じる尾根道は落ち葉がふかふかし、 それに明るいので気持ちが良い。 少し急なほぼ真直ぐの道を登るが尾根道は広いので登り易く、 陽射しも入り暑くなってきた。
登り切ると丸いコブに着いた、左の標高点546mには道らしいのは見当たら無い、今登って来た方向への「人口重心地」の指標を見て、右に曲がり二度のアップダウンで岩が多い所に上がる。 木に「水晶山」のプレートが架けて有り、10時50分山頂に着いた、あちらこちらに有る岩はピカピカ光り、どの岩もこの山の名前になっている水晶が付いた岩の様子。
山頂の北面は木が茂っているが、南面は大きく開けていて眺望が広がっている。
ずっと山波が続く先に名古屋駅のタワーが見えているが、手前に目立つ山は無く山座同定が難しい、この山の地形図だけで広域のは持って無く、近い平成山・平洞・高曝山がそうかなと思える程度。
反対側林の向こうの白い山は形から白山の様だ、少し先の岩に行って登ってみると大きく開けて見え、正面に真っ白な白山そして左に別山その左は三ノ峰で、左端の山塊は今淵ヶ岳・瓢ヶ岳の様だ。
未だ昼食には早く足の調子も悪く無いので、11時05分「ナガザコ」に向かう事にし、三角垂の尖った大岩の横を通り、狭い岩の所を抜けて行くと尾根の急な降りとなる。
なだらかになると送電鉄塔巡視路と水晶山への指標が有る、 ここに何故と思いながら真っ直ぐ降って行く。 再度なだらかになると右から道が来て、これが人口重心のモニュメントから左回りで来る道の様だ、帰りはここから降る予定だが指標は見当たら無かった。
ずっと雑木林の中で眺望は得られず、もう直ぐ送電鉄塔となるのでそこ迄行けばと先に進むと、コブをトラバースする道となり、暫く行くと送電鉄塔に来たが眺望は得られ無い。 桧の植林帯となってきたらコブを右山でトラバースし、 少し崩れた所を過ぎると尾根に戻り鞍部に着いた。
道は次のコブに向わず右へ着いているが、 地形図で確認すると正面のピークが「ナガザコ」だと思う。 ピーク方面に明瞭な道は付いて無く、ふと下の境界杭を見るとマジックでナガザコと書かれていた、真っ直ぐのコブに登って行くと明瞭に道は無いが歩いた形跡は見られ、藪状で無いので普通に登られる。
登り切ると平坦部が右に広がり入ると、二等三角点の標柱が立ち11時40分「ナガザコ」山頂に着いた、ナガザコ山名板と二等三角点「上河和(かみこうわ)」の有る山頂は、桧林の中で眺望は得られ無い。
広々としているので暫くうろうろしていたが、 休む気にもならないムードで戻る事にする。 然し途中にも昼食を取る良い場所が無い、 もう一度「水晶山」山頂に行き食事としよう。 12時10分水晶山に戻りゆっくり昼食とした、 南面で風も無く暖かく寛ぐに良い場所だ。 双眼鏡を出しタワー方面を見ていると、タワーの右手に飛行機が見え右に向かって飛んで行ったと思うと今度は左に向かっている。 どうも旋回しているようだ、とするとセントレアに着陸する飛行機だ。 山頂から西に少し行くと、 林越しだが白山の右に白い山が見えている。 鋭角に尖っている山は笠ヶ岳で、 その右穂高の山塊が続き乗鞍岳とナガザコの山際には御嶽山が見えた。
只木が多く写真が撮れなくて非常に惜しい、その先の西のコブ迄戻ってみたが開けている所は無く、山頂の西方面の尾根の何処か一箇所で良いから北側が開けていると、この山の魅力が倍増するのだが! 居心地の良い山頂で妻と「ああだこうだ」言いながら随分ゆっくりして13時30分下山開始する、結局約1時間20分山頂に居た事になる、岩の有る東へ再度降って行く。
何故ここに水晶山の指標が有るのかと思った所に来てちらっと見たが、 急な斜面なのでそのまま通過する。 妻は何か道が有りそうだと言っているが「止めておけ」と先に確認した所迄進み、ここに指標が有るべきだがと言いながら、鋭角に右に入った。 余り歩かれて無い感じだが、道は右山で急な斜面にしっかり着いている。
落ちない様慎重に通過したが後ろの妻が心配、 ストックが邪魔だと思うので受け取り妻も通過。 公園として整備してこんな所を通させるのかと思いながら少し進むと、 水晶山への指標が有る。 どう見ても我々が今通ってきた方向では無く、指しているのは急な山の斜面だ。 これは先程降るのを止めた所に出るのではと急斜面を登って確認に行くと、 案の定尾根の水晶山の指標が立つ所に出る。 もともと有った道が崩壊した為、 公園として整備した時に無理にこの急斜面を登るようにした様だ。 これで納得したが右回りで登ると、 この案内では分から無いので一方だけの案内としない方が良いと思う、本当は案内に逆らい逆回りで登っている我々が不見識。
順調に降り14時15分車に戻る。 お気に入りの63号上之保の「ほほえみの湯」で汗を流し帰る、 人も少なくゆっくり入る事が出来た。 山頂は居心地が良くお奨めだ、 ナガザコへは歩き易く気持ち良い道だが眺望は全く得られ無い、ナガザコは顕著なピークで木が無ければ眺望が良さそうだ、御嶽山が見られると良い山頂になるのだが! 山頂の場所が地形図の印字は標高点546mで無く、今山頂とされている所との中間のコブと読める、三つのコブを合わせて山頂かもしれないが、右側の水晶岩が有る所が雰囲気が有り山頂とした。
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出会った花: 無し |