155 | (たんじょうざん)502m 天王山 (てんのうざん)537m |
H18年11月28日
11時40分〜17時 岐阜県 美濃市 晴れ時々曇り |
”両山とも眺望に優れ 登山道も変化が有り 面白いが 車道歩きが長い” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
暫く天気が愚図ついていたが今日は良さそうだ、
誕生山から天王山への周回コースに行く気になる。 前に調べた時地形図等を準備した筈だが見当たら無い、 両方の山に個々に登っているが地形図が欲しい、仕方無く再度資料をコピーして家を出るが、既に10時30分を過ぎていた。
ここには大きな「ぎふ美濃ゴルフクラブ」の看板が有り、 右折し北に入って行く。 富士変速機の工場を左にゴルフ場入り口を右に見て進み、 メイン道路は左にカーブし直進は狭い道の分岐に来た。 「誕生山」の看板を見て狭い道に直進、 両側カイズカイブキで目隠しのゴルフ場の間を進む。 右カーブしJAの建物に来た、 ガイドブックはJAに駐車させて頂くと有るが平日で仕事中。 JAの敷地は広くいくらでも車は止められそうだが、 仕事をしている所に遊びの車を止めるのは良く無い。 少し戻り道の脹らみに駐車し、 随分遅い時間のスタートとなったが11時40分歩き始める。
舗装道はJA迄でその先地道となるが道の状態は良い、 少しで小広場となっている道路の終わりに来た。 ここに3台程度車が止められそうだ、 右にコンクリートの橋が有り道が続き、橋の所に「誕生山は9月25日より11月8日まで松茸山として入山禁止です」と書いて有る。 知らずに来たが期間は過ぎていて、 橋を渡り谷沿いに登って行くと直ぐ堰堤の所の分岐に来た。
登山口の指標が立ち、直進の谷方面では無く右の斜面に入る様指示され、参考にした風媒社「岐阜の山旅100コース」では、谷を詰めて行くコースとなっているが? これだけ明瞭な指標が立ち、 しっかりした道が着いているので右に上がって行く。
この道は送電鉄塔の巡視路で直ぐ尾根に上がった、 プラスチックの指標らしき物は破損して読め無い。 鉄塔巡視路の案内は直進№16・右は№15で左は何も無いが、山頂方向は左の為尾根道を登って行くと道はしっかり着き、このまま尾根伝いに道が続いていそうだ。 前に長良川の新下渡橋先からこの山に登った時、 尾根に上がると明瞭な道が左から来てこの道だと思う。
少し登ると分岐に来た、 先で合流する案内が有り左は見晴しが良いとされ急な道に入る。
距離は僅かだが慎重に登ると右手に誕生山が見えていて、 ここからは山頂が広く見える。 木の間から町の方面も見えるが余り眺望は良く無く、 道は直ぐ先で合流した。 だいたい尾根道だが時々左山でコブをトラバースしながら高度を上げるが、 今日は暑い。 足元が岩になると特に滑り易く慎重に登っていたが, 滑って又も左手を着いてしまった。 痛かったが軽く着いただけなので、大丈夫だと思うが! 汗びっしょりとなりながら眺望の無い雑木林の道を登ると、 細い尾根となる。
反射板メンテナンス用の関電が作った物で、 滑り易いザレ気味の急登には助かる。 手摺を持って体を持ち上げ、 登り切ると眺望が広がり長良川から先が見えていた。 なだらかになった道を行くと、左の谷に薄い踏み跡が来ている。 これが岐阜の山旅に紹介されている谷道なのか? 今は余り歩かれて無い様に見えるが。 この辺りから大岩が目立つようになった。 少し暗い場所だが汗びっしょりなので、 ザックを下ろし岩に腰掛けて休みタオルで汗を拭う。 今の時期にしては異常な暑さだ! この先急な登りと変わる、 この山は下から見ると山頂部はすくっと尖り山頂への登りは急。
13時丁度左に天王山への道を見て直ぐ、 三等三角点「誕生山(たんじょうやま)」の有る山頂に着いた。 (この山の呼び方は「たんじょうざん」とされるが、点の記の点名は「たんじょうやま」とルビが有る)
反射板が占める山頂は変わって無い、只反射板の際に入られ回り込めば眺望も良くなっていて、それに腰掛け用のビールケースが5ヶ程有るのが以前との違い。 名古屋駅のツインタワー・ミッドランドスクエアも見えているが、 やはり今日は霞んでいて良く無い。
大矢田神社に下山は順調に行って16時頃になりそうで、 この時期日が沈むのは早く縦走は止めようか! 何かアクシデントが有ると暗くなってから天王山のモミジ谷を降る事になるが、 今年7月にも降っているので道は分かっている。 只懐中電灯は持っているが、 あの降りは懐中電灯の明かりでは簡単では無い。 然し遅く共暗くなる前、5時には神社に降りられそうだ。 それに縦走中間辺りに、南にエスケープして集落に降る道が有る。 良し行こうと昼食もそこそこにし、 13時15分直ぐ下の分岐を西に急降下して行く。 道は明瞭に付くが随分急な降りで、少しなだらかになったと思うと又も急に変わり、降って鞍部に来るとテープで通せんぼされ、11月15日迄入山禁止と書かれていた。
やはり茸山の為の入山禁止テープで、 既に時期は過ぎているので通過する。 左右に薄い道が有り四辻の様な所だが明瞭な道は真直ぐで間違う事は無い、 直ぐ先右側に石像が有った。
急な登りと変わり、地形図で標高差100m程だが結構辛い登りだ。 登り切ると地形図で分かり難いとマークしていた平坦な所に上がり、 矢印の付いた「天王山へ」の指標が有り左に曲がる。 北の459mPへは道は付いているが薄く、 左の南へは明瞭な道で指標が無くても間違える事は無いと思う。 緩く降り登り返し小ピークに上がると、 左に道が降っていて「大矢田」の指標が有る。 地形図の白山神社への道だ、道を見た感じでは余り歩かれて無い様子。 真直ぐ進んでなだらかな気持ちの良い尾根を行くと、 14時10分送電鉄塔に着いた。
ここ迄全く確認出来無かった目指す天王山が、 直ぐ先に見えていて割と近い。
南北が大きく切り開かれ眺望が良く休憩に良い場所となっている、北に見えているのは矢坪ヶ岳や今淵ヶ岳・片知山だと思うが同定出来無い。
時間的には誕生山から55分で予定通りこのペースなら大丈夫だ、 石に腰掛けて大福を食べ休憩する。 14時20分送電鉄塔を出て右に神洞の分岐を見送り降ると登りに変わり、 軽い登りだが辛くなってきた。 登って降り又も入山禁止のテープを見て最後の100m強の登りに入る、急で左右の木を掴みながらとなり、痛めた左手が未だ上手く使え無い体には厳しい。
少し登っては休みを繰り返しながら進むと、 なだらかになり尖った三角錐の大岩の横を通過した。 狭い道を過ぎ岩の上が開けた所に来ると、 左端に誕生山が見え右に今歩いて来た尾根が見えている。
如何にアップダウンの有る所を歩いて来たかが一目で判り、貴重な場所となっていた、誕生山から縦走してきた者には、難い演出となっている!
緩やかに左に曲がりドウダンツツジの紅葉の間を抜け、 立岩からの御手洗コースと合流した。 その先左に大矢田神社への谷道を見送り、15時10分「天王山」山頂に到着。
案外早く着いた、時間的に誰も居ないと思っていたら二人連れの男性が居て、大矢田神社から登って見えた様で紅葉の様子をお聞きすると、「ほぼ終わっている」と言われた。
紅葉は日が射さ無いと美しさも出ず急いで降る事も考えていたが、 終わっているのならとゆっくりする。 15時35分お二人に「お先に」と言い下山開始した。
急な降りを過ぎジグザグになると大モミジに来た、 見上げると葉が残っているが暗くて余り良く無い。 谷間の道は暗く足元が見え難くなっている、 やはり明るい内に降る方が断然楽だ。
7月に来た時は谷の滝や流れが目に付いたが、 今日は水量が無いせいか渓流は良く無い。 神社近くに来ると日が入っていて紅葉が美しく見え、 大矢田神社境内は未だ大勢の人が見に来ている。
写真を撮りながら降りると、営業している茶店も一部有った。
神社を出て天王山を振り帰りながら歩き、 道幅が広い角にうなぎ屋の有る「追分」バス停の所で左折。 ここからも長い車道歩きで、犬に吠えられ乍黙々と歩き突き当たりに来て左折し17時車に戻る、帰リ始める時はヘッドランプを点けて発車する程の暗さになっていた。
登り始めが遅く焦り気味な山歩きとなったが、 9時くらいからゆっくり登れば楽しい山歩きが出来る。 大矢田神社から誕生山登山口迄は車道歩きが長い、 2台で行って下山口に1台止めて置くのが良いと思う。 9月15日位から11月20日位迄は茸山となるので、 登山者は入山を控える事。 ⇒「天王山の紅葉拡大写真」
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出会った花: 無し |