152
簗谷山
(やなだにやま)
1,214m
H18年11月3日
12時10分〜16時15分
岐阜県 下呂市
晴れ

”この山の林は美しく
  紅葉だけでなく 
 新緑もお勧めの山”
 手首の骨折は添え木が取れたが未だ固定され動か無い、 然し良い天気に出掛けたくなる。

 初めての山は登山道の様子が分からず、急斜面が有ると不味い。

Uターンにも困る狭い駐車場
車が一杯の駐車場
 以前行って自然林が広がり、 紅葉の期待出来る簗谷山に行く事にした。

 然しこの山は駐車場が狭く遅い時間では止められ無いかも、 昼頃に行けば下山して来る人が居て空くかもしれない。

 10時30分家を出て41号を走る、 混雑を心配したが半端な時間の為かスムーズ。

 金山で256号に左折し岩屋ダムの有る86号に入り、 馬瀬川第ニダムを見て坂を登ると岩屋ダムに着いた。

 岩屋ダムの堰堤は見晴しが良く何度も訪れた場所だが、今日は通過する。

 真直ぐの431号に行かず、 左に馬瀬大橋を渡り86号を走ると「飛騨金山の森」に来た。

 新しいトイレ付きの休憩舎の先管理棟を見て進むと、 暫くで簗谷山登山口の指標が有り左折し橋を渡る。

周回が出来る
コース案内の有る登山口
 この辺りも「金山の森」一角の様で、 道際にトイレを見て舗装の林道を上がって行く。

 右に左に曲がり乍登ると道路際に車が止めて有り、 その後も又一台と続いている。

 駐車場が一杯の様子で、 着くと両側に駐車され空きが無く入るとUターンも出来無い。

 4人の人が体操をしている、 これから登る人だと思いバックで戻ろうかと思った。

 夫婦と思う二人が下山され、 「帰られるのですか」と聞くと「そうです」と言われ、 親切に靴も脱がず車を移動される。

 直ぐ駐車出来御夫婦に感謝、 歩き始めるとクールダウンの体操していた4人の方も帰られた。

 12時10分歩き始め、 前回と同じ右回りで行く事にし直ぐの分岐を左の南尾根コースに進む。
紅葉していなくても気持ち良い林
美しい林を歩く、紅葉には少し早い

 自然林の美しい林が見えているが紅葉には少し早い様子。

 ジグザグに高度を上げて行くと少しずつ葉が色付き、 登山道は少し石が多いが歩き易い道が続く。
だんだん紅葉が見えてきて嬉しくなる
少し登ると紅葉している

 順調に登って行くと紅葉が綺麗になってきた、 やはりこの山は自然林ばかりでこの時期見所の有る山。
少し石がゴロゴロしている 黄色も鮮やか
登山道は歩き易い道 黄葉も綺麗だ

 黄色が多くなったり変化も有り楽しみながら登って行くと、 右に山頂方面が見えた来た。
山全体が紅葉している
岳美岩が見えている簗谷山の紅葉

 山肌が色とりどりに紅葉していて綺麗だ、大岩の岳美岩も見えている。
紅葉はやはり光が無いと
光が射し込み良い感じの紅葉

 登山道脇で食事の準備をしてみえ、 狭い所でと声をかけると「山頂一杯で場所が無くて」と言われた。

 この山は山頂部も岳美岩も狭く、山の中で休憩する所が少ないのが難点。
暗い場所 この石は下から運んだのか?
僅かに水が流れている「子鹿の涙」 石畳

 左山で降り始めて少しで岩肌を僅かの水が流れる「小鹿の涙に」来たが、 特に美しい景観でも無い。
もう少し濃く撮れると良いのだが
源流の谷

 この辺りから下山する多くの人に会いながら進む、 石が敷かれた源流の感じの谷を渡って少し登る。

 シロヤシオの大木が有った辺りだと思いながら登ると、 山頂方面が大きく見えて紅葉が美しい。
皆さん綺麗だと言う
下山して来た人が止って紅葉の山を眺めている

 下山して来た人も見入っている、尾根に上がり右に曲がるも シロヤシオの大木は気が付かなかった、ここは以前展望台が有ったが今は無く、 良く見ると廃材が置いて有る。

 緩やかに尾根道を行くとシロモジの黄色の葉が多い道となり、 少し登ると「岳美岩」の分岐に来た。
なだらかに尾根道を行く 山名指示板もある
南尾根道はシロモジの黄葉が綺麗 「簗谷山」山頂

 犬連れの若者が岳美岩から山頂に向かった、 直ぐブナの木コースと合流し左に少しで山頂に着く。

 ここにはお二人と犬を連れた若者だけで皆さん下山して行かれた後の様子、 二等三角点「弓掛(ゆがけ)」の有る山頂は、 前回見えた御嶽山等目立つ山は雲に隠れている。

 山頂は以前より木が伸び眺望は悪い、 若者に岳美岩は他に人は居たかと聞くと誰も居ないとの事。
しっかりした指標が立っている 高度感たっぷりの岩
「岳美岩」分岐指標 今日は霞んでいるが眺望抜群の岳美岩

 眺望を楽しみながらゆっくり出来ると思うので、 岳美岩で昼食を取ろうと降りて行く。

 岳美岩に着くと一人の男性が寝ている、 挨拶をすると返事が返って来て本当に寝ている訳では無かった。
見渡す所に植林の山は無い
岳美岩から見下ろす紅葉の山

 ここの眺望は前回来た時感動したが今回は遠くは霞んで駄目だが眼下に広がる 紅葉は見応え十分、寝ている男性に申し訳け無いが岩に腰掛けて昼食を食べる、 噛んでいる音も悪いと思う程静寂だ。

 早く来たら混雑してゆっくりする事は出来無かったのでは、 時間をずらしたのが良かったと思う。
緩やかに下って行く コースの名前の通りぶなの木が多い
ぶなの木コースを行く ぶな三兄弟

 男性は帽子を顔に掛けたままの為、 お先にと小さく声をかけてぶなの木ルートで下山する。
尾根から外れ下ると紅葉が綺麗
ぶなの木ルートの紅葉
何度も立ち止まって紅葉を楽しむ
山は紅葉が真っ盛り

 尾根から谷に降り始めると夕日を浴びた紅葉が美しい、 誰も居なくて鼻歌を歌いながら行く秋を楽しむ。
光が通り黄葉が素晴らしい道を行く
鮮やかな黄葉

 岳美岩で寝ていた男性が追い付いてきた、 話をすると同じ様に混雑を避け昼過ぎに登って来たとの事、 暫く山談義をしていたがゆっくり楽しんで帰るからと先に下山してもらう。
周囲少し暗くなってきて一段と鮮やかに
夕日が射し込む

 谷に降り何度か沢を渡り、 16時15分車に戻ると小牧ナンバーの車が1台だけとなっていた。
この林ももう直ぐ美しい紅葉となりそうだ
登山口近くは未だ緑が濃い

  ⇒「簗谷山の紅葉」ハイライト

 今年の紅葉は少し悪い様だがそれでもこの山は楽しめた、 岳美岩からの眺望も見事で岐阜の低山では紅葉のお勧め度№1だと思う。

 駐車場が狭いのと山頂部が狭く休憩場所の確保が難しいのが難点で、 平日でないと苦労するのでは。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
書き込みの赤破線はこの辺りを歩いたと言う思い込みで正確では有りません
出会った花:  無し


TOP 山行一覧 山歩き9