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三峯山
(みつみねやま)
630m
H18年4月28日
13時45分〜16時10分
岐阜県下呂市金山町
晴れ
”眺望が抜群で
 登山道は良く
ファミリーに最適”
 高天良山の林道で樹間に御嶽山が見えたので、 急いで眺望の良いとされる三峯山に向かう。

 飛騨川の橋迄戻り左折した(41号から橋を渡ると直進)。
万福寺前に道の脹らみが有る 左に曲がると道なりに進めば登山口に着く
万福寺(まんぷくじ) 万福寺から歩きこの橋を渡り左に

 真っ直ぐ進むと右にカーブし道が二股となり橋に来た、 橋を渡り直進すると登山口だが左に進む。

 その先お寺が見えその前の道の脹らみに駐車させて戴く、お寺は万福寺で門には大きな杉の木が立ち、中も広々としかなり栄えたお寺さんの様子。
ピラミッド型の三棟山
万福寺近くから「三峯山」

 13時45分歩き始め来た道を戻り、 左に橋を渡って道なりに進むと前方に看板が見えてきた。

 左側に「下原簡易水道配水池」が有るこの場所は、 その先直ぐ杉林が続いている。
最後の民家の前に空地が有り留めさせて頂けるかも 万福寺から歩いて10分くらい
道なりに進むと最後の民家の先に登山口 登山口に配水池が有る

 看板には「三峯山登り口 頂上まで1650m 50分〜1時間30分」 等が書かれていた。
未だ新しい看板 飛騨方面で出てくる「癒しの道」
登山口の案内看板 直ぐ石垣が有り「癒しの道」の看板

 杉林の中に入って行くと、正面の石垣の所に「癒しの道」の看板が立っている。

 立派な石垣が続き田畑用の石垣だと思うが、 こんな重い物をよく積んだと昔の苦労が偲ばれた。
ずっと続いているので壮観
立派な石垣が続く

 今は杉林の為何時かは崩れてしまうと思うのだが!

 これだけ立派な石垣が残っているのなら杉林としないで、 何とか残す方法を考えて欲しい。
良く踏まれたジグザグの道で歩きやすい
幅広い登山道は古の道の様だ

 石垣は無くなるが岩の多い所の様であちらこちらに見られ、 登山道は幅広く昔の峠道だった様子。
整然と並ぶ杉の木
整然とした杉林

 ジグザグに高度を上げて行く様になった、 杉林は良く手入れされていて整然と並んでいる。

 右に谷を見ながら進むと「頂上まで1200m」の案内が有り、 これ以降も順次に有りそう。
山頂まで幾つも出てくる標識 やはり古道の証
頂上迄の距離の案内 石組みの上に鎮座されるお地蔵さん

 少し崩れ気味だが立派な石組みの上にお地蔵さんが鎮座され、やはり古い道の様だ。
一人静
ヒトリシズカ

 ヒトリシズカが咲いている、 よく見るとあちらこちらに見られるが杉林には珍しいのでは?

 少し先ヤブレガサを見掛けると少しで橋に来た、鉄製だが壊れかけている。
破れ傘 傾いてきているのでこの先何時迄持つのか
ヤブレガサ 少し傾いている鉄製の橋

 急な所が無い様に付けられた道は、結構高度を上げているが登り易い。
細かくジグザグに作られているので助かる 谷は大岩がごろごろしている
ジグザグの道で急な登りは無い 小滝

 谷が急になり小滝が見られ、 少しで佐見と三峯山の分岐指標に来たが佐見の方は歩かれて無さそう。
佐見方面は殆ど歩かれていない様だ この辺りだけ倒木が一杯ある
佐見との分岐指標 倒木が一杯

 間伐杉の倒木が一杯有り、 あちらこちらでこの光景を見るが何とかならないのだろうか?

 広い谷間に来ると指標が立ち「右三峯山」と有り、 真っ直ぐも道が続いているが中電鉄塔巡視路。
中電巡視路は真っ直ぐ、山頂は右に 急な斜面だがここも細かくジグザグに道が有る
中電巡視路との分岐指標 又ジグザグに良い道が続く

 右に上がって行くがここからも非常に良い道が続いて、ジグザグに付けられた道を登ると、自然林となってきたのでもう山頂は近い?
なだらかになると自然林が見られる 切り開かれて広い山頂
山頂近くは自然林 山頂の社

 然し未だ続いて急な登りとなるがこれは短く、 緩やかになると14時40分「三峯山」山頂に着いた。

 両側に石碑が立つ社と、その横に三等三角点「下洞」が有り広々としている。
  (点の記に振り仮名が打たれて無いが、読みは「しもほら」で良いのか?)
社の際に有る三角点 右に尾根が伸びていて先端に展望台
「三峯山」山頂三等三角点(点名:下洞) 右奥に展望台

 右に尾根が伸び展望台が見えている、 早速行ってみると突き出た場所で大きく眺望が広がっていた。
少し霞んでいるが、やはり御嶽山が一番
御嶽山

ズームすると迫力が有る御嶽山
御嶽山アップ

 右端には御嶽山が綺麗に見えている、 雪をかぶった真っ白な山は何度見ても素晴らしい。

 展望台に山名を書いた看板が有るが、 白山と書かれた方面に微かに尖った山が見えるが白山か?
目の前に高天良山
御嶽山の右は先程登った高天良山

 その他の山も書かれいるが同定出来ず、 岐阜市の金華山の名も有るが全く分から無い。

 ここに双眼鏡が有る様だが、シートが掛けられているので使用は止めた。
すっきりとした日なら白山も綺麗に見えそうだ
飛騨川と金山の町

 暖かいコーヒーを作りゆっくり楽しむ、 雄大な景色を見ながらの一時は変えがたい物が有る。
良い物を見た後はルンルン気分で歩ける
気分良くして帰って行く

 トイレと書いた指標が有るが見えて無い、 寄らずに15時20分下山開始16時登山口に戻った。
植林帯で無いとどんな様子なのだろう 杉が倒れて折れずに頑張っている
中電巡視路分岐に戻る 自然のアーチ

 集落に戻ると二人女性が見え挨拶すると、 「三峯山へ行ってきた、金華山は見えたか?」と聞かれる。

 霞んで見え無かったと答えたが、 御嶽山や白山より岐阜市の金華山が話題になるとは!
広い境内 石積みの仕方が特長有るのだろうが見ても解らない
萬福寺境内 史跡の石垣

 ここから高天良山の神社跡への登山道を聞いたが、 「昔有ったようだが、今は無い」との返事。

 16時10分車に戻った。

 大きな杉の木の間から萬福寺境内に入ると、本堂手前の石垣の所に金山町の史跡との標柱が有り、石の積み方が「逆松傘積み工法」と言う珍しい方法の様だが、素人には見た目で違いが分から無い。

(尚この石垣は裏積め使用の小石を、一つ一つ丁寧に水洗いし土砂を洗い落し使用の為200年経った今も1本の草も生えないとされる。  然し隙間が有ると思うので塵埃や種が入り、草が生えそうだが?)

 万福寺さんは神亀元年(724年)白山の高僧「泰澄大師」の開基で、天台宗で亀像院と号し七堂伽藍が建立されていた。
御嶽山

 金山の道の駅「ゆったり館」入浴料400円に入り汗を流す、 風呂は広かったが人は少なかった。

 道は良く整備され歩き易く、ファミリーで天気の良い日に登れば楽しめる山だが、駐車場が無く休日大勢の人が行くと困る事になりそう。

 登山口に近い民家の前に広い空地が有るので、 家の方にお願いすれば止めさせて頂けるかもしれない。

 *山名をガイド本に掲載「三棟山」としていましたが、地形図及び地元が使用の「三峯山」に変更。


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  確認出来た山: ・御嶽山 ・高天良山

  出会った花:   ・ヒトリシズカ ・ショウジョウバカマ ・ミツバツツジ


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