118
母野洞
(はんのぼら)
614m
H18年4月4日
10時10分〜14時30分
岐阜県美濃市
晴れ
”変化が有り
 面白い山だが
眺望は期待出来ず”
 今日は暖かい日となった、おそらく眺望は期待出来無いと思いそんな情報の母野洞に向かう。

 248号バイパスを美濃加茂迄走り63号伊深を通って286号で美濃市に入り、 美濃市運動公園に右折し三叉路を左にと思っていると、 真っ直ぐ抜ける道が出来ていた。

 直進し橋を渡るが便利になったものだ、渡った所を右折し81号に入り片知で右折し渓谷方面に走ると少しで金門バス停の先金門橋手前に来た、お墓が有り道路際に2台程の駐車スペースが有る。
車庫の右手の空地に止められるかもしれない 鉄塔巡視用のしっかりした橋
突き当たりの車庫の左を川へ入る 右に橋が見える

 ここに止めさせて頂き10時10分歩き始め橋を渡って直ぐを右に突き当り迄進むと、倉庫か車庫なのかの建物が有りその右は空地となっている。

 横の家がリホーム中でその関係の人が駐車、一般の者が駐車出来るかは分から無いので倉庫の左側「(株)オオノ」との間の空地を入ると、川に突き当たり右の下流側に鉄製の橋が有った。
橋を渡った先に立っている 狭い所を上がる
橋を渡ると鉄塔巡視路の指標 川の際を上流に行く

 ごみ焼却のドラム缶の際を通り橋を渡ると、中電巡視路の指標が立ち左を指し 川の際の狭い道を上流に進むと、又巡視路の指標が有り山へ入る様に向いている。
今は必要無さそうだ 直ぐで右に入る
猪垣の横を進む 又巡視路の指標が有り右に入る

 杉林の中の石を積んだ猪垣の横を歩いて行くと、鉄塔巡視路の指標が立ち右に入り登りとなり、ショウジョウバカマが咲いているがあちらこちらに花弁が飛び散っている、昨日の風雨で飛んだ?
乗り越えると谷川の音が聞こえてくる ぐちゃぐちゃな感じ
支尾根を乗り越えると右に谷が有る 谷には間伐?の木が多い

 支尾根末端を越え降り気味に進むと谷音が聞こえて母野洞沿いの道になった、なだらかな道は良く踏まれてはっきり付いている。
跨いで通れる高さ 杉の木に隠れているので目立たない
登山道にも間伐の木が有り跨いで行く 登山道の上部に大岩

 谷底がかなり下に見えるが倒木がやたら多く自然に倒れたので無く杉を間伐し放置している様だ、登山道にも倒木が有り潜るとザックが引っ掛かり跨ぐには高い、 股下が長かったらと思いながら進む。
長い長い滝で綺麗に見えないのが本当に惜しい
長い滑滝

 太い杉林が続く道を行くと右下に滑滝が見え長い滝で30〜40mは有る? 然し杉林で見辛く又暗い。

 素晴らしい滝だと思うので植林されているのが惜しい、今日は暑くかなり汗を掻き一枚脱いで休憩した。
この滝は小さい
滑滝の上に有る小滝

 滑滝の上に小滝が有り少し上がると、鉄塔指標№74・75が有り№74方向に谷を離れ左に入る。

 真っ直ぐの谷沿いの道は薄いが確認出来、75方向の右は伐採した木が積まれ道は見えて無い。
樒 薮椿
シキミ ヤブツバキ

 いよいよ74鉄塔に向け登りが始まる、 然し送電線及び鉄塔は周囲杉林で全く確認出来無い状態。

 急斜面で踏み跡は薄くなるが間違う程では無く所々テープも付けられ、杉林の中を急登する№74鉄塔迄標高差約200mの登りだがきつい!今日は調子が良く無い様だ。
道は解り難くなっている 尾根に上がっても急登
№74・75の指標を谷を離れて左に斜面を登る 尾根に登ると分かり易い道

 尾根に上がり右に曲がって行くと少し緩やかになるが、 それでも厳しい登りが続いている。
明るく休憩に良い場所 次の通過目標だが、まだ遠い
№74鉄塔に着いた 遠くに№73鉄塔が見える

 自然林になってきたら鉄塔が見え11時15分№74鉄塔に着いた、大きく切り開かれているが空地に育つ木が生えてきている、特にタラの木が多く棘に注意して進む。
右の尖った山が気になる
左端:誕生山 中央奥:天王山 右端:権現山と粉陽寺山?
矢坪まで急登でその先今淵までなだらかなのが分かる
奥の左端は矢坪ヶ岳で右端が今淵ヶ岳
鉄塔より少し先を左に入ると眺望が開ける
中央が片知山

 眺望が広がり近くの誕生山・天王山は同定出来るが、 その右二つのピラミッドは権現山と汾陽寺山?

 直ぐ近くの矢坪ヶ岳から今淵ヶ岳は木の間に見え、これから行く母野洞山頂への尾根も、№73鉄塔から左に見え一番左のピークが山頂の様だ。
入り口少しはっきりしないが、見逃す事は無い ここからはヤブツバキが多い
左にトラバース道 尾根のはっきりした道

 送電線の下を通り尾根伝いに向かうと少しでコブに向かわず左に道が付き、右山でコブをトラバースしながら細い道を進むと、少しで尾根道に戻る。

 なだらかにツバキの多い尾根を行くと、 急な登りになり11時45分№73鉄塔に着く。
この鉄塔付近は何も無い 眺望が利かないのが残念だ
№73鉄塔下は眺望は無い 又尾根のはっきりした道

 鉄塔付近は眺望は良く無いのでそのまま通過、 又厳しい登りが続いているが暫くで緩やかに変った。

 自然林だがやはり眺望は無い、 林の間に微かに矢坪ヶ岳から今淵ヶ岳の稜線が見える程度。
看板を見て左のトラバース道に入る 目立つので直ぐ解る
鳥獣保護区の赤い看板 木に黄色と黒の印を右に入る

 №71鉄塔の指標を見送り少し行き山頂ピーク手前に来ると鳥獣保護区の看板から左に道が有り、少し登り降りになる所に右に登る狭い道が着き明瞭で目印も有るので見過ごす事は無いと思う。

 急な斜面を一登りで、12時10分ぽっかり切り開かれた母野洞山頂に着いた。
細いがはっきりと道が着いている 林に囲まれた、あっさりした山頂だ
木に「母野洞この上」と書かれている 「母野洞」山頂三角点「小洞」

 中央に三等三角点「小洞」と少し離れて、 囲み石では無さそうな石が有り座って休む。
  (点名の読みが点の記に記載無いが、一般には「小洞(こぼら)」だが?)

 小鳥の鳴き声だけで静かだ、周囲は林で見えないが林越にここがぽこっと盛り上がっている事が分かる、木が刈られれば眺望の良い山頂となると思う、昼食を取りながらゆっくりし13時下山開始。
背紫菫 寒菅
シハイスミレ カンスゲ

 13時10分№73鉄塔へ戻り13時25分№74鉄塔に戻るが降りの早い事、74鉄塔の手前で右に入ってみると矢坪ヶ岳から今淵ヶ岳の稜線、その右直ぐ近くに片知山が見えた。
猪垣が見えてきて戻る

 休み無く順調に降り14時10分車に戻る。

 前半沢沿いの緩やかな道と尾根迄の急登、 鉄塔目標の尾根歩きから山頂へツバキの道と変化が有る。

 山頂は突き出た様になっていて、 今は全く眺望は得られ無いが切り開かれれば良い山になりそうだ。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
書き込みの赤破線は正確ではありません
   確認出来た山: ・誕生山 ・天王山 ・矢坪ヶ岳 ・今淵ヶ岳 ・片知山

   出会った花:  ・カンスゲ ・シハイスミレ ・カンツバキ ・シキミ


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