108
高根山
(たかねやま)
335m
久尻
(点名)
(くしり)
378m
H18年2月25日
10時40分〜16時50分
岐阜県土岐市
晴れ
”途中から踏み跡無し
無理に入るも
少しでギブアップ”
贈り物を「土岐市美濃焼伝統産業会館」で購入しよう、折角なので奥の「高根山」に登る事にするが、低い山で高根山だけでは物足り無く小滝苑から「浅間山(せんげんやま)」への道で歩いて行く。
以前陶芸村に行った時、奥に遊歩道の案内指標が有ったのを記憶している、地形図にも高根山と掲載されている山なので、登山道は付いていると思い地形図だけ持って出た。
小滝苑団地の給水塔を目指して行く
給水塔下から山への入り口
10時40分小滝苑奥の給水タンクを目指して団地の中を歩き始め、団地の中で一番高所の給水タンクの下から山に入ると、遊歩道の様な幅広い道が延びている。
山に入って直ぐ真っ直ぐを離れ、 左の斜めの倒木の所を上がる
少し入った所で左上に取り付くが多少分かり難い、 テープも付いていて一跨ぎで上の道に上がった。
道は狭いが自然林の気持ち良い道
道は狭いがしっかり着き、自然林のなだらかな道を気持ち良く進む。
青い杭が見られる
分岐は小さな谷を渡り右へ
暫く行くと分岐の様な所に来てここも木に赤いテープが付き、その先水は流れて無くて跨ぐ程度の谷を右に渡ると、左山で少しずつ高度を上げて行く。
ウラジロ・コシダが茂る左山の道
右側の谷が深くなって来ると少し崩れて道が狭くなるが、 危険と言う程では無かった。
暑くなり前日の深酒で喉が乾く、道は林の中で眺望は無いが自然林の落葉を踏み歩くのは気分が良い。
溝状の真っ直ぐの道
尾根に出ると掛けて有る札
左山が終わり真っ直ぐ溝状の所を登る様に変わり、 少し勾配がきつくなった。
11時20分尾根に上がり浅間作業道に出た、振り返ると「入山禁止」の古い札が木に掛かり、「マムシ・スズメバチ・ヤマヒル多し」、「とと屋方面上級者コース入り口(但し危険な道)」と有る。
浅間作業道から見た下山口
下山口は割とはっきり分る
とと屋へはもう少しJ・PHONのアンテナ方面に行った所からルートが有り、 不動明王の滝経由で行く道。
地道の浅間作業道
J・PHONのアンテナが見える
右にJ・PHONのアンテナが見え、 味気ない浅間作業道をアンテナに向けて歩いて行く。
左側開けた所に来たがやはり霞んで良く見え無い、 笠置山も確認出来る程度だ。
J・PHONのアンテナの下を通る
林道車止めが見えてきた
アンテナの下を通り降って行く、 ここから初めて歩く林道だが地形図に書かれている道で不安は無い。
黒岩林道に合流
黒岩林道は舗装された道
11時45分車止めゲートが見えてきて、 舗装された立派な黒岩林道と合流したがゲートは開いていた。
合流点を右に行くと開け広がるが今日は駄目の様子、背後にアンテナとその右に浅間山が見えている。
開けるが霞んで良く見え無い
背後の「J・PHONアンテナ」とその右「浅間山」
この先377.6mの三角点「久尻(くしり)」に近付いているので、 山側を注意しながら進む。
黒岩林道から点名「久尻」への入り口
入るとテープが一杯付いている
青いテープが目に止まった、 覗いてみると道が有り先にもテープが付いているので右に山へ入って行く。
点名「久尻」への道は結構しっかり付いている
歩かれている様で道は明瞭、 尾根に上がり道なりに左に曲がると「頂上へ」の案内が木に掛かっていた。
ほぼ真っ直ぐになだらかに進むと、又も「山頂へ」の同じ指標が見られる。
頂上への木札指標
二等三角点「久尻(くしり)」
その先少しで12時丁度のチャイムを聞きながら山頂に着いた、読め無いが二等三角点の様で、点名「久尻」だが手書きで「絵津ヶ峰」と有るが山名として正しい?
「久尻」頂上は開けるが、檜が育ってきている
小広場の山頂は北から東方面開けているが檜が育ち眺望は余り良く無い、 ただ落ち着ける感じの山頂だ。
12時15分同じ道を戻り叉林道を行くが長くて退屈だ、後からバイクが来て止まり「この先行けるか」と聞かれ、「知らないけど多分大丈夫」と答える。
車止めと84号が見えてきた
車の音が聞こえ始めたが未だ延々と舗装された林道を降る、 やっと車止めのゲートが見え84号に出た。
美濃焼伝統産業会館が見える
入り口に有る看板
ゲートはバイクが通り抜けられる隙間が有り、 直ぐ先に美濃焼伝統産業会館の建物と高根山見えている。
うどん「土日庵」の有る建物
今日は昼食を持ってきて無いので、 伝統会館隣りのうどん屋「土日庵」に入った。
ここは名前の通り毎週土日だけの営業で、 しかも営業時間は短く11時~14時。
暑かったので「コロうどん」500円を食べた、 結構旨いうどんで生卵付きで安い。
注文しなかったがご飯は「五穀ごはん100円」、 「コーヒー250円」。
その他天ぷら(野菜の)うどん等、暖かいうどんもメニューに有った。
13時30分美濃焼伝統会館の向かいの橋を渡り、遊歩道に入って行く。
山中の古窯遺跡の案内が、簡単に書かれた陶製のプレートが有る。
然しその先「高根山」山頂の事は一切触れられて無い。
橋を渡り入る
直ぐに有る案内陶板
入って直ぐ急な階段の登りとなるが、 少しで緩やかになり歩き易い道となった。
ベンチが所々置かれて、 座る個所に陶板が埋めて有り美濃焼きの本場らしい。
入って直ぐの階段の登り
ベンチの上に陶板が貼られている
尾根の幅広い道
東屋に来たが通過、幅広い遊歩道を進むと中央にコンクリートの四角い作り物の有る四つ辻に来た。
東屋
四辻の建造物
指標が無いのでどちらに行けば良いのか分から無いが、 興味が有り全て行って見る事にし先ず右に入る。
少し進むと「一の谷へ」と案内指標が有り、広い道を行くと暫くして山頂方面から離れて降って行き、別の登り口に降りる道だと思われるので戻る事にしたが、途中何も無かった。
今度は真っ直ぐに行ってみる、 少し進むと「一の谷窯」の標識が有るが何処が遺構か分から無い。
四辻の高根古窯群の案内
左に入ると小高い広場
何の収穫も無く戻り、 今度は左に入って行くと少しで大きな東屋やベンチの有る広い高台に来た。
左右に道が有り左に降り気味に行くと「西窯跡」の案内が有るが分からず、その先降る道となる為戻る。
復元された「窯沢窯」
東屋の隣に大きな説明板が有る所を入って行くと、大きな窯が見えて来た。
「窯沢窯」となっていて、復元した窯が作られ面白い形をしている。
右の建物が美濃焼伝統産業会館
この先高根山のピークだが全く道は無さそう、 少し入るも人が入った形跡は無い。
薮の下に白い杭が有るが読めず、 行く道は無く小枝を掻き分け入ると「この先行き止まり」と有る。
今日の目的の贈り物を購入する美濃焼伝統産業会館の閉館時間も気になり、 諦めこの場所の左の道で戻る事にした。
ジグザグに降ると深い谷沿いの道となるが歩かれて無く落ち葉が一杯、 然し道幅は広く遊歩道の感じで迷う様な所では無い。
人家が見えてきてその脇を通ると陶芸村のメイン道路に出た、 陶芸村の奥に登る道が有るかもと右に行ってみたが道は無い様子。
道の終点近く迄行ったが戻り、 美濃焼伝統産業会館に行き黄瀬戸の湯飲を購入した。
ここは1階に展示場2階に売り場が有るが、 2階で購入するだけでも200円の入場料が必要との事。
再度尾根道を登って行く
係りの方に高根山登山道を聞いたが、 ご存知無い様で登る人がいないのだと思う。
諦め悪くもう一度向かいの橋を渡って、 先程行った「窯沢窯」に行き藪の中に入った。
枝を掻き分け山頂方向に林の中を登って行くが、 結構木が密集していて登り難いし周囲は見えず帰りが不安になる。
テープ類は見られずテープを付け乍行こうと思ったが、 既に3時前で撤退すべきだ。
戻り始めるとやはり同じ様な感じの林の為、登ってきたルートが分から無い。
未だ距離は短く殆ど真っ直ぐ登った為、 逆方向に降れば良く適当に戻るが迷う事なく遊歩道に出る。
ここから今度は東屋とベンチの有る広場に戻り、右の西窯跡方面に進む。
ジグザグに急降下すると、最初に降った深い谷の道に合流。
陶芸村の道路脇に咲いていた「フクジュソウ」
達成感無く陶芸村を歩いていると道路際に福寿草が咲き、まるで「元気をだしな」と言っている様に鮮やかな黄色が光に映えて凛と輝いていた。
84号から見た黒岩林道入り口
舗装された林道を登って行く
84号を渡り黒岩林道を行くが、舗装道の登りが延々と続き足の裏が痛くなる。
浅間作業道に戻り尾根から「不動明王の滝」に降り、 4時50分381号小名田不動バス停に戻った。
高根山だけだと余りに物足りないが、 今回のコースも舗装された林道歩きが長く勧められない。
点名「久尻」の読みは点の記に記載の、 平成21年11月調整「くしり」とした。
本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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確認出来た山: 笠置山
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