山歩きが出来無い状況が続き2ヶ月振りとなり、
歩けるかどうか心配だが8時10分家を出る。
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石津御嶽登山口・・左の道 |
名神高速を岐阜羽島ICで降り、
長良川を南濃大橋で渡り23号長良川堤防を南下。
海津橋を渡り258号を左折、直ぐの点滅信号を右折し山側に入って行く。
この信号は左少し奥に野村クリニック、
角に「石津商店街」の看板が有り右角はお墓。
住宅とミカン畑の間を行くと家が無くなり、
正面「石津御岳」の石柱が立っている。
登山口の案内と左に大きな駐車場が有り止めたが、
15台程度は駐車出来そうだ。
振り返ると揖斐川と石津の町から、木曽三川方面が大きく開けている。
9時55分登り始めたが、右は採石場への立派な道で真っ直ぐが登山道。
直ぐ鳥居が立ち潜ると石段の登りが続き、登り切ると林道に出て小さな広場に来た、林道の左に2台の車が止まり、林道でここ迄上がれる様だが何処から入るのか?
右に整備されたばかりの登山道が有り、この道は間伐材を使用して
土留めの階段状となっている。
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鳥居を潜り階段を上がって行く |
「いしづ里山公園案内図」の看板が立つ |
「いしづ里山公園」として整備され、
谷側に丸木でガード迄付けられ桧林の中ずっと続いていた。
ジグザグに登るが養老山脈は急に競り上がって結構急で、所々木製のベンチが作られ3合目と案内の有る所に着くと、木々の間に海津橋と揖斐川のゆったりした流れが見えている。
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振り返ると揖斐川の流れと海津橋 |
同じ様な登りをどんどん登って行くと右に採石場が見え、
トラックの音が大きい。
4合目に来ると石碑が並び、一つは「海道霊神」と彫られ山の中腹だが海に関係有るのか?突然大きな木製の階段状の作り物が有り、上がってみると展望台だった。
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大きな展望台 |
幅広く開かれたザレた道 |
少し登るとこの辺りから、木が全く無いざれた真っ直ぐの道が続いている。
「21世紀の森記念公園」とし、右側盛り土の上にパイプでガードされ採石場で危険な為だと思う、左は記念植樹がされて名前が入った札が見られ、その奥はやはりパイプでガードされていた。
この道は下の街からもはっきり見えるくらい幅広く削られ、ベンチも作られ揖斐川と長良川、
そして濃尾平野が一望の元だが春霞みでぼんやりとしか見え無い。
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木曽三川が一望 |
「御嶽参道」看板から林に入る |
名古屋ツインタワーがやっと見えた先、「御嶽参道」の看板からザレた道が終わって林に入り、ジグザグに急な登りを行くと尾根に上がると7合目の石柱が立ち石碑が幾つも並んでいる。
左に進むと低い笹が出てきて8合目を通過、この石柱は一合目毎に立てられている様子、右に急な階段が有り道から外れ登ると、神社が建ち「八海山社」となっていた。
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「八海山社」横を通過 |
覚海上人像 |
直ぐ先登山道に合流し少し行くと、この山を開山した「覚海(かくかい)上人像」が立てられ、平らな道を進むと右側道の少し奥、石で囲まれた四等三角点「杉生平(すぎおだいら)」が有る。
強い風の音を聞きながら進むと黒い建物が見え、
篭り所だと思うが入母屋造りの立派な建築。
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登山道脇に有る四等三角点「杉生平」 |
御嶽(みたけ)神社 |
右に入ると直ぐ田代越への道が右に分れていて、真っ直ぐに進み右にカーブすると鳥居に来て、11時40分御嶽神社に着いた、木に囲まれた結構広い境内の奥に社が有り、建物は普通の戸が付き神殿のイメージには遠い。
神殿の後ろに回ると藤原岳や御池岳、
その左は竜ヶ岳・釈迦ヶ岳だと思う山が霞んで見えていた。
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御嶽神社背後から送電線の向こうに鈴鹿の山、竜ヶ岳辺りか?
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反対側の鳥居の向こうも開かれ、揖斐川から先の眺望が広がり、先程の三角点の場所よりこちらが高く、ここが石津御嶽山の山頂で良さそうだ。
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大きな電波塔が見えてくる |
御嶽神社が有るので三角点が設置出来ず先の場所にした様だ、
然し直ぐ南にも650m以上のコブは有るのだが?
御夫婦が登ってきて昼食としているが、
寒い為休む気にならずどうしようかと迷う。
ご夫婦は以前多度山からこの石津迄来て、
下道を歩いて多度に戻ったと言われる。
多度山への道を聞くと殆ど平坦で、
降り気味に1時間と少々で行けるとの事。
山は久し振りで不安も有るが多度山迄行き電車で戻る事にし、
12時10分御嶽神社を出た。
神社から戻りお篭り所を右の南に進んで行くが、案内は何も見られ無い。
少し行くと右に戻る感じで道が付き、
650m以上と読めるコブに行けそうだがパスした。
小さな方のコブに向かう道と右下に大きく降る道の分岐に来た、
右下には林道が見える。
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ハンググライダー広場 |
ガイドブックを見ると林道へ降りて良いようなので、
林道に出て左に進んだ。
急な降りカーブに来るとコンクリート舗装がされ、
滑り止めの為だと思う。
赤と白の新しい大きな電波塔と、灰色の電波塔が見えてきた。
後ろから1台バイクが走り抜けると、前方から単独の男性が歩いて来たので
道を尋ねると多度山はこの道で間違いないとの事。
左に切り開きが有り入ってみると、
ハンググライダー用のランチャー台が有った。
周囲下草が刈られて綺麗で、
前方は大きく開け気持ちの良い空間になっている。
12時30分風も無いので、ここで昼食とした。
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多度山上公園の案内が立つ |
濃尾平野と木曽三川を見ながら、
ゆっくり食事を楽しむ事が出来て気分が良い。
少しで単独の男性が入ってきて、やはり昼食を取り始める。
背後で大勢の人の声がする、
10人以上の団体の様だが石津御嶽の方へ向った。
13時10分歩き始め、新しい電波塔を右に見ながら結構急な登りの林道を進む。
大きく左に曲がり上りきった所に、灰色の電波塔が建っている。
降ると直ぐ左の山側に、多度山上公園の標識が立ち林道を離れ入った。
大きな松の木を右に見て、自然林の溝状の道を降って行く。
なだらかになりゆったりとした気持ちで山歩きが楽しめ、
雰囲気の良いコースが続いている。
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気持ちの良い自然林の道になった |
尾根に上がり時々左に濃尾平野、
右に鈴鹿の山々が見える箇所が有る様になった。
道が幅50cm位の狭い所に来た両側は結構切り立っている、
只し両側木が生え怖くは無い。
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道が飛び出ているのが暫く続く |
鈴鹿の山が見えるが霞んでいる |
何故このような地形になるのか不思議だ、ただ単調になりがちな道に
変化を与えてくれるので良い。
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多度山・多度峡の分岐 |
又も分岐に来た、左尾根通しに行く道と右下に降る道だ、
案内が有り右が多度山上公園となっているので右に進む。
このポイントは送電鉄塔巡視用の、黄色い29・30の2枚のプレートが有る。
どんどん降って行くと、谷間の様な所で椿の木が多く見られるが花は少ない。
谷の為か石がゴロゴロし歩き難い、かなり降りこのまま里に降りるのかと
不安になった頃登りも無く自然に尾根に戻った。
気持ちの良い静かな山歩きを満喫しながら、少しずつ降って行く。
時々電柱が出て来るようになると14時突然広い道に出た、
右は「多度峡」左が「多度山」への分岐で大きな案内が立っていた。
少し先で妻が笑い出した、
標識に「この先本当に車輛の通り抜けは出来ません」多度町と有る。
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多度山上公園 |
標識に「ほんとうに」と入れるとは!
ずっと尾根歩き中は人に会わなかったが、ここからは時々行き交うようになる。
車の走れる広い道の先右に新しい道が有り、
鉄塔に続く所を過ぎ建物が見えてきた。
「野営場等林間休養施設」と書かれ、
右に大きな芝生広場の多度山上公園と真っ直ぐに舗装道、建物の前に石段が有る。
山上公園に入ると、一組の夫婦が犬を連れているだけで明るい静かな空間だ。
周囲の高台は何本もの電波塔が立ち、
一番奥ブランコの先に愛宕神社コースの案内が有る。
多度山三角点が何処に有るか知らないので、
一番高い所に行ってみる事にした。
公園のトイレの横から山道を進んで行くと、
舗装道に出その先左に公園の入り口が有り入る。
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山頂の神社 |
階段を登ると右に大きな公園が見られ、
左は小さなアスレチックが作られていた。
階段をバイク2台が降りてきた、
登り切ると正面に高峯神社と右に展望台が有る。
展望台に行くと手前右に、
二等三角点「柚井村(ゆいむら)」が有った。
展望の案内板が有り御嶽山や木曽駒ヶ岳・空木岳の中央アルプスが
書かれていて、澄んだ日には楽しめると思われる。
このまま舗装された道を下れば多度駅に近いが、
舗装の道を延々と歩くのは嫌だ。
最初の公園に戻り、14時45分愛宕神社コースを降って行く。
始めは登って電波塔の横を通り抜けると、急降下が始まる。
雑木林をどんどん降って行くと所々多度大社の石柱が有り、
この道が本来の参道だったのか?
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多度山二等三角点「柚井村(ゆいむら)」 |
急降下が続き妻は膝が痛いと言う、
休みながら降ると15時15分舗装道に出た。
4〜5台止められる駐車場が有り、左直ぐに愛宕神社が見えている。
「右多度大社600m左多度山上公園」の標識が有る、
ガイドブックは右の多度大社方面の案内だが駅は反対の為左方向に進む。
直ぐ右下に階段が着き行ける様だが直進すると、
右下花壇左上休憩所が作られている。
その先は右に降りる道は無さそうで戻ろうと思ったが先に橋が有り、
その際に道が有るようなので進む。
妻はこの場所で待っていると言い相当疲れているようだ、橋を渡って覗くと舗装道が続いている様子、妻を呼び右に降って行く。
みかん畑を通りその先に白梅3本が満開となっていて、
良い香りが付近に漂っていた。
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山頂展望台より木曽三川 |
民家の間を通り左折し、鳥居の有る多度橋を渡り15時45分多度駅に着いた、電車は15時台迄は1時間に1本で、16時19分が次の電車の為駅の待合室でゆっくりする。
石津駅は二駅目220円で近いが乗ってみると結構な距離で、改めて良く歩いたものだと感心した、無人の石津駅に妻を残し登山口迄日が落ち掛け寒さを感じながら、16時55分駐車場に戻る。
石津駅に戻り妻を乗せ、ここから少し北に上がった「南濃温泉水晶の湯」入浴料500円に行く、山の中腹に有り濃尾平野・木曽三川が一望の露天風呂が有り、お湯は少し「しょっぱい」湯だった。
駐車場からシャトルバス(無料)に乗り換えて、
温泉迄行くのが難点だと思う。
この山は21世紀の森公園迄は整備され、自然感が薄れるのが頂けないがそれ以降は良い、特に石津御嶽から多度山迄の尾根歩きは、お奨めの山歩きのコースだと思う。
養老山は登山道脇にゴミが目立ったが今日は無かったので良いが、
草花に会えないのが惜しい。
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