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平 洞
(ひらほら)424m
平成山
(へなりやま)381m
高曝山
(たかじゃれやま)457m
H16年1月12日
10時40分〜13時50分
岐阜県武儀町 
晴れ時々曇り
”静かになった 
平成の里の裏山は
 手軽な散歩道”
 天気が良く平洞は眺望が楽しめるとされ、 その先高曝山にも行けて面白そうで行ってみよう。

 9時10分家を出て63号を武儀に走り、 高沢山の日龍峰寺入口の看板を見て「道の駅平成」に着く。

登山口迄700mポイントを左に入る
案内の有る林道の分岐左へ
 この少し先の左に、 「平成自然公園」及び「平成の里」の案内標識を見て左に入った。

 民家の中を進むが、 以前元号と同名で賑わったと言う新聞記事を見たが名残りは無い。

 家が無くなりトイレの有る公園に来て、 その先白いオブジェの様な元号橋を右に進む。

 少しで良く整備された平成自然公園に着いたが、冬の為か誰も居ない。

 そのまま右に林道を進み暫く走ると左に「平成山登山口700m」の 案内が有り、小さな橋を渡った先狭い道が続いている。

 ここ迄林道は道幅も広く舗装の状態も非常に良かったが、 平成山登山道に入る道は狭い。

 少し湿気ていて凍結が怖いので、直ぐ先の道の脹らみに駐車し歩く事にした。

 小さな沢沿いに歩いて行くと真っ直ぐは入らない様にチェーンで止められ、チェーンの無い右の大きく曲がる道の方に登山口300mの案内が見られる。

 右に登って行くとほぼ真っ直ぐの道が続き、 10時57分林道終点の登山口案内の立つ広場に着いた。
狭いが舗装の道を上がって行く 登山口の「平成自然公園・遊歩の森」看板

 広場は1台車が止まっていた、案内には平成山・平洞は書かれているが 高曝山は全く入って無い。

尾根に上がると指標が立つ
 良い道が続き普通車で入れるが、 広場はUターンを考えると駐車は3〜4台程度か。

 登山道は杉林の中に土留め階段が作られ、暗い急な道が続いている。

 登って行くと少しずつ明るくなって右山になり、 緩やかとなると自然な道に変わった。

 檜と自然林になり気持ちが良い、 突き当たり平成山と平洞分岐に来て右の平成山に進む。

 尾根部は鉄線でフェンスが作られ雰囲気を害している、 フェンス沿いに緩やかな道を行く。

 登り少しで11時15分小広場の「平成山」山頂に着いた、 ここには三角点は無い。

 これ迄途中眺望は得られず冬は花も無く立ち止まる事が無い為、 あっとゆう間に来てしまった。

 小ピークだが林の中で眺望は無く(林道終点の案内には展望台と有ったが?)、直ぐ戻り平洞に向かう。
フェンスが張られた際を進む 小広場だが林の中眺望の無い「平成山」山頂

 左の武儀町側は桧の植林帯だが右の美濃市側は自然な雑木林で、 少し行くとフェンスは無くなる、

大きく切り開かれ御嶽山を中心にぐるり見渡せる
平洞山頂より御嶽山
 少しずつ急となり一段と急な斜面を登り切り、 11時30分中央に三等三角点「平洞(ひらほら)」の有る平洞山頂に着いた。

 誰も居ない山頂は東方面が大きく開けていて、 御嶽山を中心に眺望が広がっている。

 只御嶽山は少し雲が掛かり、 左の北アルプスは乗鞍岳が微かに見えるが他は雲の中。

 空気は澄んでいるので、手前の山並みは美しく見えている。

 右は中央アルプスが白く輝き右手前に高曝山と左奥が恵那山で、 その右は猿投山辺り迄山並みが続く。

 ポコッと突き出た感じの山頂らしい場所で、 初日の出登山の多くの絵馬が飾られていた。

 恵那山の右に見える高曝山は、 幾つも小さなコブを超えて行く様でアップダウンが有りそう。

 ゆっくりして11時40分高曝山に向かった。
平洞から高曝山には幾つものコブを越えて行く
平洞より高曝山

 急降下し少し登り又降ると送電鉄塔に来た、 大きく切り開かれているが近くの山が見えるだけ。
形の面白い美しい山波が見えている山名?
平洞より北方面の山

 鉄塔の奥にテープが付けられ入って行くと、 道は結構しっかりと付き探さなくても良い。

 アップダウンし顕著なコブに来ると右にトラバース道が有り、直進のコブの方はテープが付きコブの方に登って行き、コブの頂点と思われる所に来たが何も無い。

 軽く右に曲がり下降して行くと、トラバース道が合流。
高曝山への途中から、手前平洞右奥に矢坪ヶ岳、
今淵ヶ岳、片知山、瓢ヶ岳を望む
矢坪ヶ岳から瓢ヶ岳

 小さなアップダウンをしながら進むと大きなコブの手前に来た、真直ぐの結構急な登りで息を切らせながら登っていると、先から単独の男性が降りて来た。

 この山に入って初めて出会った人で、登山口に駐車して有った車の持ち主だと思う、この上が山頂かと聞くと後20分程と言われ、眺望もこの上から瓢ヶ岳が見えるが先には無いとの事。
高曝山への途中顕著なピークより奥の山は手前片知山奥瓢ヶ岳
片知山と瓢ヶ岳

 少し登ると岩が有り左側が開け、矢坪ヶ岳から続く瓢ヶ岳が見えていた。

高曝山山頂は木立の中で眺望は無い
高曝山山頂
 コブに上がりどんどん進んで行く、 道は同じ感じで続いて又尾根道で戸惑う事は無い。

 先に高曝山と思われる山が見え、その手前にもう一つコブが有る。

 コブを超え急登を上ると12時30分ポッカリ空いた山頂に着く、 平洞から50分で結構時間が掛かった。

 この高曝山は三角点は設置されて無く、 中央にコンクリートの杭が有るだけの小広場。

 然しあちらこちらで良く見る、茶色で手彫りの山名板が木に架けられていた。

 その先に入ってみるも降って行くので、 ここが「高曝山」山頂に間違い無いと思われる。

 木に囲まれて眺望は全く無く、 途中風が強く寒かったがここは風は弱いので昼食としよう。

 温かいのが良いので湯を沸かしカップラーメン、 カップワンタンを食べた。
高曝山への途中一箇所だけ御嶽山方面の
眺望が開かれる所から中央アルプス
中央アルプス

 やはり寒い時は暖かい食事が良い、少し体が温まりホットする。

 寒い時期で行程も短く水を多く持って来なかったので、 コーヒーを入れる事が出来無い。
高曝山の途中一箇所東方面の眺望が有る所から御嶽山
御嶽山

 やはり水は多めに持って来るべきだ、寒くなってきたので早々と下山開始する。

 戻ると最初のコブ手前に、平洞山頂と同じ御嶽山中心のパノラマが広がっていた。
登山口300m地点からは杉林の真っ直ぐな舗装された道
登山口から林道方面

 次の顕著なコブは登る時確認のトラバース道に進むと、 南斜面で暖かく落ち葉を踏み良い気分で歩ける道。

 平洞山頂手前のコブに登る前に左に道が有り、 送電鉄塔辺りに戻るかと尾根道を外れ進むと緩やかに降って行く。

 落ち葉で一杯だが道は結構はっきり付いているので、 どんどん進んで行くと鞍部に来て道が無くなった。

 周囲を捜しても道は無い、 又鉄塔も見え無い為諦めて元の尾根道に戻る。

 送電鉄塔径由14時10分平洞山頂に戻り休憩、 多少は雲が取れて来た感じがする程度で殆ど変わら無い。

 只澄んだ好天の時は見応えの有るパノラマに会えそう。

 膝が痛くなってきたアップダウンが効いたのか、 そんなに距離は長く歩いて無いのに?

 最後の木で土留めされた階段を降るのが辛い、14時40分登山口に戻る。

 車迄戻るゆるやかな降りの林道歩きは膝も痛まず、14時50分車に戻った。

 この山は最初の土留め階段を登り切ると、 自然な登山道で気持ち良く歩く事が出来る。

 平洞の山頂は山頂らしい雰囲気が有り、又眺望にも恵まれお勧め、高曝山へはより自然な山道で山歩きが楽しめる、ただ山頂の眺望が無く行くかどうかは好みだと思う。

 平洞迄だと行程的に物足りなく高曝山で眺望が得られる様になると良い山となるが!平成山は見所が無くわざわざ行く迄も無い感じで、現状では三つの山の代表名は平洞が良い。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
        確認出来た山: ・御嶽山  ・恵那山  ・矢坪ヶ岳  ・今淵ヶ岳    

                   ・瓢ヶ岳  ・片知山  ・中央アルプス


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