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笠置山
(かさぎやま)
1,128m
H15年11月23日
10時40分〜13時50分
岐阜県恵那市 
曇りのち晴れ
”美しい姿の
 山頂付近は
公園化されている”
 今は紅葉が盛りと思うが混雑する所は避けたい、 車で山頂近く迄行ける笠置山に行ってみよう。

「望郷の森キャンプ場」左側が駐車場
 恵那や中津川から美しい姿を見て、 何時か登ろうと思っていたが山の評価は良く無い。

 19号を走り瑞浪を過ぎると、恵那山が見える様になるが雲が多い。

 竹折で左折し418号に入り武並を通り木曽川を渡る、 右に行くと直ぐに88号に突き当たり左の中野方川沿いに進む。

 暫く走ると「望郷の森入り口」看板を見て右に山へ入った、 以前「グリーンピア恵那」で食事・入浴をしたが、今は廃業している。

 その先分岐の「笠置山登山口」案内で左に進むが、 直進は広く左は狭く案内が無いと直進しそうな分岐。

 ペトログラフの看板が有るが興味は無く、 通過しキャンプ場の大きな駐車場に着いた。

 20台程は止められそうで新しいトイレが有り、 キャンプ場管理棟が正面に見えるが閉まっている。

 10時50分少し寒いのでヤッケを着て歩き始めた、 トイレの横の案内図を見るが覚えられない。
管理棟横の展望台より、一番奥左別山・右白山

 管理棟の横に地道の林道が続き、 右直ぐ上に展望台が見え遊歩道が続いていて行ってみる。

檜林の道
 展望台の手前に上がると白く輝く白山が見え、 前回の毘沙門岳と違い白山と別山が離れていて格好良い。

 展望台は新しく丸太で作られて、階段も丸太で登り難いがわざとなのか?

 展望台から白山の左が大きく広がっているが、特に目立つ物は見え無かった。

 少し日が射してきたが、雲が多くそれに霞んでいる。

 山頂方面に向かうと良く手入れされた檜林の中に、 嫌いな土止めの階段状の道が続いた。

 道の周囲は一面の笹で、他の潅木類は見当たら無い。

 ペトログラフの案内が有り、道を外れて見に行く。

 線は確かに入っているが人工的な線画に見え無く、普通の岩に見えたが?

 道は相変わらず土留め階段の道で、一部急な所も有り暑くなって来た。

 少し先「舞台岩」とされ入ると、 上部が平らな角張った大岩で上は一坪弱の広さが有る。

 左に林道が見えて来ると檜林から抜け出し、林道の終点に着いた。

物見岩には立派な梯子が有る
 広場で「物見岩」「富士見岩」の案内と東屋が有り、 左にドアがシャターのトイレが並ぶ。

 ガラガラと音を立てトイレに入るとは初めて! 目の前の物見岩に上がって行く。

 新しい鉄製階段を登ると大岩の上に出て、 中央アルプスから正面恵那山その右はずっと開けている。

 下には大井の町が広がり、恵那峡や中央板紙の煙も見えていた。

 ただ今日は霞んでいてそれに雲も有り、すっきりとは見えて無い。

 富士見岩に行くと2〜3分程で大岩の上に立つ事が出来、 西から南方面が見渡せる。

 右の端の山塊は伊吹山の様で、少し離れて鈴鹿の山並みが続いていた。

山頂に有る笠置神社
 林道終点に戻り幅広いなだらかな尾根道を行くが、 樹林帯の中で開けて無い。

 少し先に又もペトログラフの案内が有り、本道を外れ左に入った。

 岩が有るが何の変哲も無い物だ。

 この先笹の間に道が続いているのでそのまま進んで行く。

 降り気味で山頂から離れてしまうのかと思っていると大きな2枚の岩に来た、 岩の間を通り抜ける事が出来る。

 岩の肌に丸い凹みが幾つか有るが、この凹みは人工的な物に見えた。

 左下から上がってきている道に合流したので、 左に行ってみると展望台の案内が有る。

 右上に社が見え登って行くと、 社殿の横を通り11時45分笠置神社前の広場に出た。

ヒカリゴケ近くの大岩
 寄り道せず歩いてくれば、30分も掛からないと思う。

 あちらこちらに脱線しながら、約1時間掛かっている。

 山頂にしては平らで広々とし、それに社殿も立派だ。

 然し社の上に鉄製の大きな屋根が社の保護の為かぶせられて、 神社の情緒が失われている。

 鳥居の前に二等三角点「御笠置(おかさぎ)」の有る山頂は、 林の中で寒く暗い感じだ。

 尚地元の人達はこの山を敬い「おかさぎさん」と呼び、 その呼び名を点名とした様だが正しいと思う。

 ヒカリゴケの案内が有り見に行く、 岩の間を大きく降ると大勢の人がこの付近に居た。

 コケは狭い岩の間で、一時に大勢の人は見られ無い。

 見てみると岩の奥に僅かに光った小さなのが、3箇所程見えるだけだった。

 山頂に戻り展望台へ450mの案内を見て行くが、 遊歩道の案内も有り整備された道となっている。

 展望台は駐車場の上に有ったのと同じで、丸太作りの新しい物だ。
展望台から中央アルプス(一番奥)

 登ると左に中央アルプスとその右遠いが南アルプス、 右端に恵那山が見えている。

二ツ森山
 中央アルプスの木曽駒ヶ岳・空木岳・南アルプスの塩見岳・ 聖岳も確認出来るが、薄っすらとだ。

 もう少し澄んだ時に来れば、 白く輝くアルプスが楽しめる絶好の場所だと思う。

 木曽駒の左に有る筈の御嶽山は雲の中、 その左木の下から覗くと白山が見えた。

 再び山頂に戻り鳥居を潜って、参道らしい道を降って行く。

 直ぐの所の左側には、姫栗集落からの登山道が来ている。

 暫くで物見岩の林道終点に戻り、 丁度岩には誰もいないのでここでコーヒータイムとした。

 日も射してきて暖かく又朝よりも眺望が利くようになり、 気分の良い時を過ごす。

 若いカップルが来て土岐からとの事、 山はお金がかからないのが良いと言っていた。
物見岩より「中央アルプス」
物見岩より「恵那山」

 同じ道を戻るのもと思い林道を降る事にする、 林道は新しく未舗装で砂利が落ち着いて無く歩き難い。

駐車場に有る案内図
 どんどん降って行くが駐車場と離れるので、 違う所に降りるのかと不安がよぎる。

 然し林道脇の水路工事中の所を過ぎると、13時50分駐車場に戻った。

 案内図を見直すと歩いた道が理解出来たが、 絵的な図はしっかり記憶しないと歩け無い。

 帰りはワンダーランド近くの、 「紅岩山荘」で風呂に入る(入浴料400円)。

 浴槽は狭いが浴室から恵那峡と恵那山が望め、 外に恵那峡一望のテラスも作られていた。

 この山は駐車場上の展望台から白山、物見岩は恵那山・ 富士見岩は鈴鹿の山並が見応えが有る。

 そして山頂東展望台の御嶽山から南アルプス迄の眺望は、 空気が澄めば素晴らしいと思う。

 只登山道は整備され過ぎ自然感は少ない、 下の姫栗の道も階段が多い様で評判は良く無い。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  確認出来た山: ・白山 ・伊吹山 ・恵那山 ・塩見岳 ・仙丈岳 ・聖岳  ・擂古木山

             ・安平路山 ・空木岳 ・木曽駒ヶ岳


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