68 | (おたかやま) 2,212m |
H14年9月21日 9時40分〜14時20分 長野県上村 晴れ時々曇り |
”シラビソの森は 幽玄 そして 南アルプスパノラマ” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
夏ばて気味で体調悪く一ヶ月振りの山となり、
遠いが軽く登れ涼しそうな「尾高山」に行く事にした。 7時30分家を出て、中央道飯田インターで降りる。
「三遠南信自動車道」の標識に従い「矢筈トンネル」に行き、 152号に出て直ぐ先でしらびそ峠の案内を見て入る。 狭いが舗装道の山岳ドライブを楽しみながら、 しらびそ峠の看板が立つ所に着いた。 峠の駐車スペースには2台の車が止まっているが、未だ4〜5台は可能。 少し遠いが食事・宿泊施設の「ハイランドしらびそ」に行けば、 大駐車場が有る。 峠からは左端に荒川岳直ぐ眼前の大沢岳、 そして聖岳から光岳方面迄広がっていた。 やはり南アルプスの3,000m級の山々は見応え十分。
9時40分峠の直ぐ手前道沿いに木の階段が有り、 「尾高山登山口」の案内を見て入って行く。 登山道は階段状になっているが、暫くすると自然な道となり歩き易くなった。
唐松林の中の道は絨毯の様に見え、 一面背の低い笹の光景はなかなか良い感じ!
「トリカブト」が咲いている所を過ぎると、 「展望ビュウポイント」の案内標識が有り入ってみた。
左の大沢岳より右に、南アルプス南部の光岳や池口岳の山々が稜線を描いている。
カラマツからシラビソにササからシダ・コケ」に変わると、 10時30分「前尾高山」に着いた。
只コケが乾燥しているのが惜しい、 雨後だとさぞかし素晴らしい景観になりそう。 ここから急な降りとなり、 折角登ったのに何処迄降るのかと思いながら進む。 然し急な降りは初めだけで、 後は軽いアップダウンをしながら降っている。 登山道は相変わらずシダとコケの林で花は無く、 眺望も得られ無い道が続く。 その後は緩やかな登りが続き、 少し急になると岩が出てきて11時30分「尾高山」山頂に着いた。 三等三角点「尾高沢(おたかさわ)」が有るが、 狭い林の中で眺望は無く山頂らしく無い。 山の上の三角点に「沢」と付くが、 南の上村から尾高沢がこの山に向かって突き上げ付いたと思う。
奥に進むと直ぐ「ビューポイント」の案内が有り、 降り気味に入ると岩場の開けた所に出た。 前方左に荒川岳その右に赤石岳が大きく、なかなかの景観が見えている。
眼前の「大沢岳」の右には「聖岳」か?重なっているので分かり難いが。
二人は昨年荒川岳から赤石岳に登ったので、 眺めていても感慨が深いと言われた。 只山小屋は混んで綺麗で無いとの事、 昨年立山で混雑を経験したが山小屋泊まりの山行は躊躇する。 お二人が下山されたので昼食とし、 気温も丁度良く雄大な山を眺めながらゆっくりした。 すると次から次に登山者が来る、 然しスペースが無く暫く山を眺めていて戻って行く。 12時45分下山開始すると、 最初のビューポイント案内の近くに皆さん休んでいた。 登って来る人に会いながら、 13時40分前尾高山に14時20分登山口に戻る。 「ハイランドしらびそ」が有るが、 「昼神温泉国民年金Cひるかみ」入浴料500円で汗を流した。
昼神温泉は透明な気持ちの良い温泉で、 又混んで無くてのんびり入浴出来気分を良くし帰る。 この山は登山道も自然で又唐松林と笹、 それにしらびそ林とコケの自然林は見応えが有ると思う。 又3000m級の南アルプスが望め、 少し遠いが山は手軽に登れハイキング気分で楽しめる。
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出会った花: ・アキノキリンソウ ・ヤマトリカブト ・イタドリ
・ヤマシロギク ・ヒヨドリバナ ・ヤマトラノオ 確認出来た山: ・荒川岳 ・赤石岳 ・大沢岳 ・聖岳 ・中盛丸山 ・上河内岳 ・茶臼岳 ・易老岳 ・光岳 ・池口岳 |