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継鹿尾山
(つがおさん)
273m
H14年2月16日
9時25分〜12時40分
愛知県犬山市
晴れ
”山に登った
  気が
 しないなあ”
 雲一つ無い良く冷えた快晴の朝、 名鉄広見線「善師野(ぜんじの)」駅に向かった。

無人の善師野駅
善師野駅
 9時に駅に着いたが駅前の駐車場は契約者のみで、 付近に駐車出来る所は無さそう。

 東に少し戻り踏み切りを渡って北の寺洞集落に入って行く。

  道なりに住宅の中を進むと正面に熊野神社が見えてきて、 「東海自然歩道犬山城」への案内が立ち左に入る。

 ここ迄も駐車スペースは無い、 周回で帰る犬山方面から遠くなるが坂道を進んだ。

 陽徳寺を右に見て、その先にはお墓が有り竹林が見られる。

 東海自然歩道の指標が立ち、地道が続いてここから入れば良さそうだ。

 車道を右に入ると幅広くなっていて竹林脇に駐車した、 結構広く3〜4台可能か?

 9時25分東海自然歩道を歩き始めたが、今日はかなり気温が低いようで寒い。

 幅広い平坦な地道で両側は雑木林となっていた。

静かな湖面の池
大洞池
 5分も歩かない内に青色の湖面の大洞池に来ると、 広々とした池の際にテーブルやベンチが設置されている。

 90度右折し簡易トイレの前を通りなだらかな道を進む、 木立の中に陽が射し込み少し暖かい。

 道が登りになると、 鳩吹山縦走路と東海自然歩道恵那コースの石原に行く分岐に来た。

 左鋭角に東海自然歩道を西に向う。

 幅広い道を小さなアップダウンを繰り返しながら、少しずつ高度を上げて行く。

 ここからは大勢の人と出会うようになり、 単独の女性は鳩吹山迄行くと言われた。

 振り返ると恵那山と笠置山奥に中央アルプス、 鳩吹山の左に真っ白な御嶽山が見えている。

 只快晴にしては全体的に霞んでいて、何とか御嶽山が写真に撮れる程度で惜しい!
「御嶽山」その右の山は「鳩吹山」

 道は整備された土留め階段が、何度も出てきて登り難く暑くなって来た。

「継鹿尾山」山頂
 10時20分広い山頂の中央に、 二等三角点「栗栖村(くりすむら)」の有る「継鹿尾山」に着く。

木製の大きな展望台が有り入ると、 木曽川の流れと犬山から岐阜の街その先伊吹山が見え大きく開けている。

 日差しも強くなり暖かく中央のテーブルに座り休んでいると、 続々と登山者が登ってきて賑やかになった。

 あっけなく山頂に着いてしまい、どうも山登りの感じがしなくて物足りない。

 10時35分下山開始、真っ直ぐ降りようすると「そちらに降りた事が無い、 何処に行くのか」と聞いてきた。

 寂光院と言うと、 多くの人が登ってきた右の道が犬山城方面で寂光院に降る道だと言われる。

 地形図を見ると確かに分岐で、 左は善師野に降るので近道となるが右の寂光院へ向う。

静かな湖面の池
犬山と鵜沼の町、奥の木曽川沿いのピラミッドは「伊木山」
 右に少し降ると、御嶽神社・駒岳神社ダブルネームの小さな社が建っていた。

 鳥居を潜って進むと石像が所々に祀られている、 一つの石に二体刻まれて珍しいが神社なので「石神様」。

 急な降りだが特に危険も無く、11時継鹿尾山神社に着いた。

 石段を降ると参拝の人が多く見られ、 寂光院本堂に出たら大きく立派なお寺だ。

 参道の石段を降ると山門社務所の駐車場に来て、 右「犬山城」左「尾張パークウエー」の車道分岐に来た。

 左のパークウエーに向かう、 犬山ユースホステルの案内を右に見て直進すると遊園地が見えている。

 突き当たりの感じの広々とした三叉路に来ると、 カラオケバー「JOY」が有った。

 左に山沿いに舗装された道に進む、 山の中に入って行く感じだが右下にパークウエーが走っている。

静かな湖面の池
小野洞砂防公園
 携帯電話用のアンテナが見えてきた。

 この辺りに山頂で降り掛けた、 地形図の継鹿尾山からの道が有る筈だが見当ら無い。

 右に曲がりアンテナ脇を通過、パークウエーの橋を渡り「小野洞砂防公園 (おのぼらさぼうこうえん)」に着いた。

 立派な駐車場とトイレが有り、未だ新しいので最近整備された様子。

 パークウエー料金所を左に見て公園を降って行くと、 里に降りて家が見えてきた。

 名鉄広見線が走る線路手前の道を、 里の風景を見ながら左にのんびり歩いて行く。

 タンポポも咲いていて春だ!

 善師野駅に戻り踏切を渡り、 車で入った寺洞の集落を歩いて12時40分車に戻った。

 この山は東海自然歩道で道が整備されている為か自然観が薄れ、 山登りとは何か違う感じがする。


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  確認出来た山: ・恵那山 ・笠置山 ・御嶽山 ・能郷白山 ・伊吹山


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