44 | (かぶらやま) 1,069m |
H11年11月25日 9時30分〜14時50分 岐阜県板取村 曇り時々晴れ |
”株杉は一見の 価値有り” | |||||||||||||||
今年の目標にしていた「能郷白山」と思ったが体調悪く断念し、
軽い山にと日永岳に行く事にする。 6時30分家を出たが車が多く関の街を抜けるのに時間が掛かり、鮎の瀬大橋を渡ると 車も少なくなり武芸川町を抜け、落会橋の手前を右に曲がり神崎川沿いに走る。 舟伏山登山口を過ぎどんどん入って行くと、通行止めの標識が見られた、 丁度犬を連れたお年寄りが居たので聞くと、分からない先に行って聞いてみたらとの事。
「蕪山」に変更し洞戸に戻って板取に走り、9時20分登山口の「21世紀の森」公園駐車場に着いた、大きな駐車場に車が7〜8台止まり、 その内2台はこれから登ろうとしている様子。 9時30分歩き始めここは「株杉」が有名で、 株杉コース〜山頂~奥牧谷コースの周回としよう。 林道を歩き始めると直ぐ正面に車止めが有り、左に道が続いて舗装された道を入って行く。 大きな建物を右に見て少し行くと、地道となり谷沿いの遊歩道に変わった。 道は分岐が一杯有りどちらへ?、女性の二人連れも「道が幾つも有り良く分から無い」と言って戻って行った、方向は合っているのでそのまま進み、暫く行くと右上に林道が見える様になる。 真っ直ぐ行くと奥牧谷コースの方向の為、右に一登りで舗装された林道に出た、 この林道は最初に行った車止めがされた道で、そのまま入るのが正しい登山口への行き方。 左に進むと少しで車が1台止まっている林道の終点となり、 奥牧谷コースの入口の様だ。
入ると直ぐ株杉が見られ、幹の太い古木で一本の株から何本も太い枝が伸びた木が一帯のあちらこちらに有り、幹が太く異様な雰囲気を醸し出している。 杉林の中を沢沿いに登ると自然林となって明るくなり、もみじの紅葉が残っていた。 少し急になると石の階段状の登りがずっと続き、高賀山の登山道と良く似ている。 左に大きく曲がると「野鳥観察コース」と合流、この辺りから石は無く歩き易い道となり、暫く登ると尾根に上がり自然林の落ち葉を踏みしめての道が続く。 そろそろ疲れてきて、4人連れを追い越し丸い電線を巻く廃材と思われるのに腰掛けて休んだ。 尾根道は結構急な登りできつい、左に整った形の山頂が見えてきたが未だ遠くに見える。
アップダウンをすると案外早く、山頂直下「奥牧谷コース」の分岐に着いた。 二人の男性が降って来て登ったのはこっちと指を指し、帰りは我々が登ってきた方に行こうとする、帰りに使う「奥牧谷コース」から登られた様で、奥牧谷の道は問題無いかと聞くと大丈夫との事。 四角のロボット雨量計小屋を通り12時10分「蕪山」山頂に着いた、山名は山容が野菜の「蕪(かぶ、別名:かぶら・かぶな・かぶらな・すずな)」に似で付くとされる。 二等三角点「松葉(まつば)」が有り、大勢の人が居る山頂は曇天だが眺望は広がり、 直ぐ近くに高賀山と左に幾重もの山並みの奥に恵那山、そして南アルプス・中央アルプスが望めた。
その左の山の上に御嶽山・乗鞍岳、小さいが奥穂高・槍ヶ岳・笠ヶ岳そして大きな白山。 日永岳からずうっと左の奥に大きな山塊の伊吹山、正に360度の大展望で、他の登山者からも満足の声が聞こえて、中でも一番は遠くて小さいが山並みの奥に有る恵那山か? 汗が冷え寒くなってきて13時10分下山開始、直ぐ下の分岐から「奥牧谷コース」を降って行った。
降りの苦手な妻はかなり手こずっていて、あっとゆう間に4人連れは見えなくなった。 余り通られて無いのか不明瞭な所が出て来るが、落葉で隠れているせいも有ると思う。 ずっと急降下が続き、こちらから登るとかなりきついと思う。 水音が聞こえて谷沿いの道になった。 一部黄葉が残っていたが、何も無い降りでこれが延々と続く。 自然林が多いのでもう少し時期が早ければ紅葉が楽しめ、又新緑の頃は良いと思う。 同じ様相が続きそろそろ飽きてきたら大きな「馬の水滝(うまのみずたき)」が樹間に見えた、上から見ると滝壷も有る結構立派な滝で、近く迄行ける道も有る様だが疲れているので止める。 14時35分林道終点の広場に上がり、14時50分駐車場に戻った。
「板取川温泉」が近いが、今年10月にオープンの「武芸川温泉」に入る、混んでいたがお湯は温泉らしくて良かったが、休憩室が極端に狭くゆっくり休む事が出来無かった。 山の下の方は公園になり大分手が入っているが、上部は自然が残り気持ちの良い山歩きが出来る。 違う季節にもう一度訪れたいと思わせる良い山だ!
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確認出来た山: ・恵那山 ・御嶽山 ・乗鞍岳 ・穂高岳
・槍ヶ岳 ・笠が岳 ・白山 ・伊吹山 ・高賀山 ・日永岳 ・舟伏山 ・滝波山 ・屏風山 |