35
天王山
(てんのうざん)538m
「御手洗コース
H12年1月22日
11時55分〜15時20分
岐阜県美濃市
晴れ
”夏とは大違い
 展望良し”
 雪が降った後の為林道を走ら無くても行ける山にと、 上呂の仏ヶ尾山に行ってみよう。

 7時30分家を出る、金山辺りから山の上の方が少しずつ白く見える様になってきて、下呂トンネルを過ぎると飛騨川の奥に仏ヶ尾山が見え、 一段と白いので大分積雪が有る様だ。

 これは駄目だと登るのを諦めUターン、近い寺田小屋山にしよう。

 下呂から舞台峠方面の乗政に左折し集落を通り林道に入ると雪が積もっている、注意しながら進むが乗政キャンプ場に来ると、10~15cm積雪が有りそうだ。

 ここから歩くと登山口迄は林道歩きが2km以上有り、 Uターンし美濃の山に向かう事にする。

上の方は雪道だ
雪の登山道
 折角の良い天気の為見晴らしの良い山に行きたい、 時間が過ぎ手軽な山しか無理な状況で天王山とした。

 一昨年大矢田神社から登っているので、 反対側の「御手洗コース」から登る事にしよう。

 美濃から洞戸に向かい板取川を渡り大矢田方面に進むと、 左に登山口の標識が有り半道川の橋を渡る。

 直ぐ「Aコース」登山口が有るが駐車スペースは無く、 奥に進むと車が一杯止まっている駐車場に着いた。

 何とか止められ11時55分登山開始、 駐車場の奥にチエーンが有り林道が続いている。

 案内板によるとこの先が「B.C.Dコース」で、 駐車場の左手に「Aコース」に合流する道が有った。

 右回りで周回しようと「Aコース」に入ると、 階段状のジグザグの急な道を登るが日も射して暑い。

 少しで尾根に出ると左から本来の登山口から登る「Aコース」と合流し道は幅広くなり、その先送電鉄塔に来て左に入ると板取川の先に、片知山・矢坪ヶ岳・今淵ヶ岳の山々が近くに見えている。

 尾根道を進むと叉送電鉄塔が有り、 この辺りヒカゲツツジが多く見られるが花は未だ咲いて無い。

 「Bコース」合流点に来ると一休さんの標識が有るが、 案内は途中にも一杯付いていた。
立岩より中央アルプス

 三つ目の送電鉄塔に着くと、左に白く輝く中央アルプスが見え御嶽山も一部顔を覗かせ、その右には南アルプスと、それに恵那山も見えている。

 松の落ち葉で柔らかい尾根道を進むと、 小さなアップダンをして右に回り込みCコースが合流。

「天王山」山頂は絶好の展望台
「御嶽山」をバックに
 この辺りから登山道に雪が少し残っている様になり、 直ぐに大きな立岩に来た。

 立岩は雪で滑り慎重に登るが最後の大岩は止め、 振り返ると御嶽山が大きく見えている。

 降りて登山道を行くと左に立岩への道が付いていて、 岩の上に立つ事が出来た。

 危険で無理に岩をよじ登らなくても良い。

 神洞・誕生山への分岐標識を過ぎ、 大矢田からの登山道に合流するとその先コブが有る。

 一旦下り登り返し13時30分、 二等三角点「天王山(てんのうざん)」の有る広い山頂に着いた。

 先客10人程が思い思いに寛いでいる、 個人が建てた小屋は一昨年より整備された様子。

寒くなってきて防寒衣を着込む
「天王山」山頂にて
 テーブル代わりの電線を巻く廃材と、 椅子代わりのビールケースはそのまま有った。

 見晴らしは上々で御嶽山・乗鞍岳と穂高の一部、 近くには高賀山・奥に平家岳・荒島岳と、能郷白山の白い山頂部が覗いている。

 手前に舟伏山が大きく見え、 伊吹山も少し雲が掛かっているが確認出来た。

 昼食としていると汗を掻いたシャツが冷え寒くなり、 防寒着を着て14時20分下山開始「Dコース」を降る。

 反射板の横を通り尾根を進むと、桧林の中の道が暫く続いた。

 尾根を離れ斜面をジグザグに降る様になると、谷の瀬音が聞こえてきて林道に出て、林道を進むと「Cコース」・「Bコース」入り口を見て、15時20分駐車場に戻った。

  少し遠いがお湯が良い、「板取川温泉」に行き汗を流して帰る。

 眺望に優れ又登山道も感じが良いが、 色んな標識が有り過ぎ雰囲気を壊しているのが惜しい。


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
 確認出来た山: ・御岳山 ・高賀山 ・平家岳 ・荒島岳  ・能郷白山  ・舟伏山 ・伊吹山


TOP 山行一覧 山歩き3