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空谷山
(からたにやま)
(下呂御前山)
(げろごぜんやま)
1,412m
H11年11月13日
9時50分〜14時45分
岐阜県下呂町
晴れ
”御嶽山が
 ドカン
  凄い!”
 軽い山に登ろうと、「下呂御前山」とも呼ばれる「空谷山」に行ってみよう。

 7時30分家を出たがこの時間は車も多く、 下呂に着くのが9時過ぎとなってしまった。

紅葉真っ盛り
「紅葉」
 41号下呂温泉合掌村への信号を入り、 真っ直ぐ進むと合掌村に来てしまう。

 戻り信号から直ぐの所を、 左の川沿い雨情公園(うじょうこうえん)を見ながら細い道を走って行く。

 大洞の集落を過ぎ林道を進むと、 東屋と作業小屋が見え2台駐車されていた。

 1台分空きスペース有るが止めないで下さいと書かれ、 先の林道脇に止めたが付近に駐車スペースは少ない。

 9時50分東屋奥の登山口に歩き始める。

 東屋に箱が有り、「登山案内図御自由に」とされていたが中は空だった。

 下枝草刈りが行き届いたなだらかな杉林を歩いて行くと、 少しで斜面の登りとなる。

「白文字の黄葉の葉」
 暫くで尾根に上がって左にほぼ真っ直ぐ進むと、 舗装された新しい立派な林道に出た。

 案内が有り林道を横切り、杉林の中ジグザグに登って行く。

 途中作業道が出て来るが、 新しいプラスチックの御前山登山道の案内が有り戸惑う事は無い。

 5合目を過ぎると支尾根に上がり、左に進んで行く。

 左側は杉林だが右側自然林と変わり、紅葉が少し見られる。

 赤は少なく木は殆ど「白文字(シロモジ)」で黄葉と言うべきか、 快晴で葉を通し青空が広がり美しい。

 6合目を過ぎると又林道に出て、横切り登って行く。

 直ぐに休憩用のベンチが有り「右お助け水」の案内が立っているが、 寄らず直進し山頂を目指した。

 登山道はずっと山の中に入った気分になれる良い道が続いているが、 眺望は得られて無い。

「シロモジ」が多く一面黄色の世界が続く
「黄葉」
 8合目に着くと平らな広場となっていて、 お地蔵さんと石の祠が有る。

 4〜5人のグループが、何故か見晴らしの無い林の中で食事をしていた。

 山頂は寒い?と思いながら左に曲がり、 幅広い真っ直ぐの尾根道を登って行く。

 両側背の高い笹の間を行き、9合目に着くと前方に山頂が見えた。

 左側は開けていて下呂の町から白山方面迄望め、 形の良い山が白山?

 一旦降り登り返すと高岩大権現が祀られ、 西方面見えるが御嶽山は全く見えない。

 下呂町の守り神とし置かれたのではと思う。

 その先直ぐ12時丁度、岩の目立つ「空谷山」山頂に着いた。

素晴らしい「御嶽山」信仰の対象になるのも頷ける
「御嶽山」

 右前方に御嶽山が澄み切った青空の下雄大に広がり、 新雪を冠った姿が素晴らしい。

「乗鞍岳」も大きく見える
「乗鞍岳」
 迫力が有り凄い!霊峰と畏敬を集めるのも分る、 御嶽山の素晴らしさを再認識。

 萩原御前山と共に御嶽山前衛の山とし、「御前山」の名を付けるのも納得する。

 山頂は立派な「空谷山(からたにやま)」「下呂御前山」ダブルネームの石柱、 方向指示板と三等三角点「空谷」が有った。 (点の記にルビが打たれて無いが読みは 「からたに」で良さそう)

 御嶽山の左が乗鞍岳で近くに萩原御前山と奥に白山、 ずっと左に八尾山と左奥には恵那山が続く。

 ここから見る恵那山はピラミッド型で形が良い。

ここから見る「恵那山」はピラミッド型
「恵那山」
 その左直ぐに白草山・寺田小屋山と、ぐるり360度の大展望だ。

 然し御嶽以外の山は、御嶽山の威容に圧倒されてしまっている。

 山頂付近はかなり広く15名程が休んでいるが、 未だ余裕が見られた。

 昼食後ゆっくり御嶽を見ていたいが寒く13 時下山開始、 紅葉を楽しみ乍降って行く。

 お助け水に寄って14時45分車に戻り、 下呂温泉に行き「白鷺の湯」で汗を流して帰る。

 素晴らしい御嶽山が見られ、 又紅葉・黄葉も美しく楽しい山歩きが出来て大満足だ。

 山としては途中二本の林道が、登山道を横切っているのが惜しい。

 *山名について2015年修正:
 地元は萩原の御前山に対抗し下呂御前山としたい様だが、国土地理院地形図は「空谷山」でこれを山名とし、「下呂御前山」はサブとした。


  確認出来た山: ・御嶽山 ・乗鞍岳 ・恵那山 ・白山 ・荒島岳 ・八尾山

             ・萩原御前山 ・白草山 ・寺田小屋山 ・能郷白山


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