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大日ヶ岳
(だいにちがたけ)
1,709m
H11年10月9日
8時30分〜15時20分
岐阜県高鷲村
晴れ
”白山(別山)が
  直ぐ近くに
 四歳の子供も”
 6時20分家を出たが、東海北陸道「美濃ー美並」間不通で 美濃の街を抜けるのに時間が掛かった。

 美並から高速道路に入って白鳥で降り蛭ヶ野高原に行き、8時20分貯水場横の駐車場に着くと、10台程止められるスペースだが一台も無く、出発直前に一台がやって来た。

 8時30分歩き始めると直ぐ登山口の大きな案内が立ち、 右側が開かれ下に別荘が見えている。

一服平は大きなブナのある広場
気持ちの良い「一服平」
 林に入り少し登りに掛かると送電鉄塔に来た、 鉄塔の下を通ると左右に道が分かれて左へ進む。

 ブナ・ミズナラの林を進むが、道はアップダウンの幅広い登山道だ。

 尾根の道をどんどん登ると急坂となり、 息が切れ坂の途中で止まって休みながらとなる。

 登り切ると軽いアップダウンが続き、 その先「胸突き八丁」と名付けられている急坂に来た。

 この坂も幅広く切り開かれしっかりした登山道で、 階段で無いのが良い。

 一歩一歩登っていると男性が追い付いて来た。

 白山に日帰りで行く積りで大白川に向かったが、 林道通行止めでここに戻ってきたと言われる。

竜胆
リンドウ
 やっと登り切り平坦な道を進み一服平に来ると、 入り口の所に三等三角点「鎌ヶ洞」が有った。

 木に腰を下ろしゆっくり休憩、 ブナ・カエデ等に囲まれた気持ちの良い場所となっている。

 木の間から太陽の光が差し込んでいて美しい。

 ここからは背丈より高い、 笹混じりの潅木の間の平坦な道が続いている。

 そう言えば今迄眺望が得られる所は殆ど無かった。

 所々泥濘の有る道を少しずつ高度を上げて行く。

 登山道脇にはリンドウの紫の花が咲いていたが、 リンドウにしては背丈が低い。

 笹や潅木が低くなって見晴らしが良くなって来ると、小ピークに着いた。

山頂手前のピークは絶好の展望台
小ピークより「別山」
 前方に大日ヶ岳山頂と、右に形の良い別山その右奥に白山が見えている。

 すっきりとしていないが、三方崩山や乗鞍岳・御嶽山も確認出来た。

 左は鷲ヶ岳のピラミッドを中心に大きく広がっているが、 余り特長が無い山々。

 一旦降り溝状急斜面を登り、 11時50分一等三角点「大日ヶ岳(だいにちだけ)」の有る山頂に着いた。
 (点の記は「大日ヶ岳」とヶは入っているが、 振り仮名は「だいにちだけ」と有る)

 立派な大日ヶ岳山頂の石碑が有り、 その他色々な物が立つ広場となっている。

 360度の展望が広がっているが、全体に霞んでいて良く無い。

 白山方面雲が出て来て隠れ気味になり、 その後時間と共に乗鞍岳や御嶽山は全く見え無くなった。

一旦大きく下り登り返すと山頂
小ピークより「大日ヶ岳」
 ダイナランドスキー場や、距離の有る桧峠から登って来た人もいる。

 12時50分下山開始、降りは山肌が良く見え、 一部色付いているが紅葉には早く今年は遅い。

 おじいちゃんと孫と思われる二人連れに会うが、 四歳との事だが元気なのにびっくり。

 おじいちゃんは帰りはおんぶする事になると言っていたが、 この急な降りは大変だ!

 15時20分駐車場に戻る。

 帰路「湯の平温泉(ゆのひらおんせん)」で汗を流す、 小さな施設だが良い湯で露天風呂も良かった。

 登山道が自然で森も自然林が多く、非常に気持ちの良い山歩きが出来る山。

 山頂からの眺望も優れ、 岐阜の北アルプスを除いた山ではトップランクのお勧めの山。


  確認出来た山: ・白山 ・別山 ・三方崩山 ・乗鞍岳 ・御嶽山 ・鷲ヶ岳

  出会った花:  ・リンドウ


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