29 | (ふじわらだけ) 1,140m |
H11年9月26日 8時40分〜16時30分 三重県藤原町 曇り時々晴れ |
”大雨が降った 登山道 流されて無い!” | |||||||||||||||||
秋雨前線が停滞していた所に台風が来てかなりの大雨が降った、北の方面が特に雨量が多い様で山も道路も心配が有り、南の藤原岳に行く事にする。 この山は若い頃友人とスキーをする為、板を担いで麓から登った思い出の山だ。
5〜6台止められる集会所の駐車場に止めた。 舗装された車道を歩き始め聖宝寺入り口に行くと、 真っ直ぐに登山道が伸びている。 入り口に置かれた登山届けに記入して、8時40分登り始めた。 直ぐ沢に出て長命水と呼ばれている水場だと思われるが、 大雨の影響か少し濁っている。 それに道も無くなっていて水量もかなり多く、濡れない様に慎重に沢を渡り、 適当に登って行くと登山道が又出てきた。 沢を離れると急な斜面を行く細い道となるが、 所々転落防止用ガードが付けて有る。
広場となっている三合目に着き小休止するが、 深い林の中でじめじめとし腰掛ける気になら無い。 雑木林の中をどんどん登り四合目を過ぎ五合目へ、 一合目毎に大きな標識が有った、六合目付近はロープが張られ、春から夏に咲く植物を保護しているのだと思う。
谷に出ると又道が無くなっている、 谷は幅広くえぐられ石がゴロゴロしている所を登って行く。 前を行く三人も道を探しながら、登っている様子。
少し行くとやっと登山道が出てきて、尾根に上がると八合目に着いた。 広い平らな林のここは大貝戸道との合流点となっている、道無き道を登って来たせいか大分疲れた。 石灰岩が目立つ様になると、トリ カブトの紫の花が一杯咲いている。 九合目近くに来ると伊勢湾方面が開け、 笹が出てきたと思う間に藤原山荘に着いた。 山荘前でゆっくり休憩、前方に丸い小山の藤原岳山頂が見えている。 歩き初め笹の中を一旦降り登り返すと12時10分藤原岳山頂に着いた、 ここは三角点が設置されて無い。
御在所・琵琶湖・伊吹・白山・御嶽・恵那山と、 それに伊勢湾が確認出来た。 少し霞んで遠くの山は小さくしか見え無いが大展望で、 人気が有るのも分かる。 ゆっくり昼食を取って13時10分下山開始、 下山は大貝戸道を降って行く。 こちらの道は幅広くジグザグに付いて、 手が入り過ぎ山道の感じが薄い。 六合目辺りから妻が膝が痛いと言いペースが落ちて来て、四合目、三合目一段と遅くなって何度も休みながら、16時20分やっと下山した。 スキー登山の時は若かった、 登山と言う意識も無く靴も多分雨靴かスキー靴で登ったと思う。 朝登ってスキーをし(リフトは勿論無くロープトウが有った?)、 夕方元気に帰った覚えが有る。
鈴鹿の山は大勢の人が登り単独女性にも会い、 道も聖宝寺道は雨で流されていたが自然な感じの道だ。 大貝戸道は整備のしすぎは感じるが、 階段も割と少なく歩き易い良い道。 | ||||||||||||||||||||
確認出来た山: ・御池岳 ・御在所岳 ・伊吹山 ・御嶽山 ・白山 ・恵那山 出会った花: ・トリカブト ・ミカエリソウ |