28 | (まるくろやま) 1,956m |
H11年9月5日 8時30分〜15時40分 岐阜県県高山市 曇り時々晴れ |
”バッテリー上がり 帰れない どうしよう” | |||||||||||
スタート地点の標高が高く涼しい山歩きが出来そうで丸黒山に行く
事にした、唯一天気が心配だ。
8時15分広い「乗鞍青年の家」大駐車場に着く、 バス2台乗用車5〜6台止まっているだけで50台は楽に駐車出来そうだ。 天気はまあまあで乗鞍岳が見えるのを期待しながら、 8時15分バ ス停横の階段を登り始める。 少し進むと丘の上に出て、その先がどちらに行けば良いか? 右に行くと青年の家本館とその左に小さな研修棟が有り、 そちらでは無いと思い左の林の中に進んだ。 少しでキャンプファイヤー場に出た、 真っ直ぐ突っ切って進むと舗装された林道に出て右に行く。 左キャンプ場で、その先林道はゲートでストップされている。 ゲートの先に地道の道が続き、右の研修棟の奥に本館が見えた。 ここが登山口のようだが、登山口の標識は見られない。 ガイドブックを確認 すると「東へ下り気味に入る」と書かれている。 コンパスで方向を確認し東 (左)に入る、 右側はシャトルゴルフ場の様子だ。
ここにも案内が有り登山口だった、 牧場の脇が入り口で右手に牧場を見ながら急降下する。 疲れた後の帰りの登り返しが大変だと思いながら、どんどん降って行く。 牧場から離れ暫く行くと前方に小山が有り急な木の階段に来た、 左にも道が有るが階段を登る。 登り切った所がブナの木平で、 左側が切り開かれ霞んでいるがピラミッド形の笠ヶ岳が見えた。 小休止後急降下し、ブナやイチイ・カラマツ等の明るい自然林を進む。 小山に来たら左に道が見られ楽ですと書いて有るが、 帰りとして正面の木の階段を喘ぎながら登る。
地図からは新道は尾根の上を行く道で、 旧道は斜面を行く道でどう考えても旧道の方が楽だと思う。 折角新道が出来ている為、 枯松平経由の新道を行くが樹林の中で開けて無い。 枯松平に着いた、木立の中広いスペースで休憩する。 そういえば登り始めてから他の登山者に会っていない、 季節のせいなのか? 急降下し枯松平避難小屋に降りる、 平成九年完成の新しい小屋でこれなら万一の場合綺麗で寝られそうだ。 ここはかなり広い平坦な場所となっている。 直ぐ「ガンバル坂」と付けられている急登が始まり、 汗を掻きながら登り切ると白山展望台に着いた。 然し白山は全く見えず、ベンチ代わりの木が有り小休止する。 又直ぐ急登となり「根性坂」とされるがこの歳で根性も無い、 急登の連続で苦しい。 フーフー言いながら登っていると、下山してくるペアに会った。 山頂はまだ先かと聞くと、ムニャムニャの答え未だ有りそう。
三等三角点「丸黒(まるくろ)」の有る山頂は、 天気が悪く眺望は駄目で近くの山が見えるだけ。 (点の記を見ると明治39年で古く、 振り仮名が打たれていないが「まるくろ」で良いと思う) 山頂の端に乗鞍岳迄10kmの案内が有る、 ここ迄4〜5kmで疲れていては後10kmは歩けない。 13時15分下山開始、 急降下を行くと膝が痛くなるが階段が終わると痛みは無くなる。 枯松平避難小屋から旧道を帰るとこちらの方が楽だ、 最後の二個所の小山もトラバース道を進む。 牧場横に出て急登を登り切り登山口に戻る、 疲れているのかここからの林道歩きが長く感じた。 15時40分駐車場に戻る。
JAFに助けを求める為青年の家に行ったが、 電話はカード式で硬貨は使えず二階の事務所に行く。 職員の方が二人みえ事情を話すと、 バッテリーコードを持ち車を出されてエンジンを掛けられた。 シャワーも浴びていったらと言われる、 汗もかいていて借りようと思ったが車も心配で辞退する。 可児から来て山に登って来たと言うと、 良く来て貰った可児も学校が研修に来ているとの事。 そう言えば子供二人も高校のスキー研修で御世話になっていて、 合わせてお礼を言う。 このような気持ちの良い人が研修センターにみえるのは、 子供の教育上も大変有り難い事だ。 この山は森も深く大地も豊かで良い山だが、 登山道を整備し過ぎだと思う。 学校の研修でも使うと思うので、 整備も止むお得ないかもしれないのだが! | ||||||||||||||
確認出来た山: ・笠ヶ岳 |