27 | (おんたけさん) 3,063m 「田ノ原〜剣ヶ峰」 |
H11年8月13日 7時20分〜14時 長野県王滝村 晴れ後曇り後雨 |
”125位 何だ! 登山競争?” | |||||||||||||||||
お盆の為混雑を考え田ノ原の駐車場の空きを心配して、
早い時間の4時35分家を出る。 中央道は早朝にもかかわらず混んでいて、 又御嶽山方面雲が多く天気も悪そうだ。
雲海を見ながら7時丁度に田の原駐車場に着くと案外空いているが、 それでも50台は止まっていそう。 御嶽山が正面視野一杯に見え雄大なコニーデ型が美しい、 信仰の対象になるのも頷けた。 王滝頂上小屋に向かって、点々と大勢の人が登っている。 一直線の登りが続きかなり厳しそうだ、 王滝頂上の右には山頂の剣が峰が覗いていた。 写真を撮る間も無く霧が出て、山頂部を覆い撮るのは諦める。 7時40分登り始め登山口の石碑の横の鳥居を潜り、 平坦な田ノ原天然公園の中央を真っ直ぐに進む。 天然公園は時期が遅いのか花は何も無い、 登りに掛かり急になると木で階段状に整備されている。 登るには階段はきついので、 出来るだけ木の端を歩き階段を避け樹林の中を登って行く。 少し急になるとジグザグに道は付けられ、 流石に古くから登られている登山道で登り易い。
振り返れば登って来た田ノ原方面が一望出来、 なだらかな緑の斜面が美しい。 大勢の人が登っていて、 未だ早い時間だが時々下山して来る人にも会う。 白装束の信者が多く登っていると思っていたが全く会わない、 登山時期が決まっているのか? 8時20分八合目に着き休憩するが、体調悪いのかきつい。 九合目通過やはり体調が悪い様で何時もは遅れる妻が先に登って行く、暫くで大きな王滝頂上小屋が直ぐ近くになりもう少しの頑張りだ。 溶岩がゴロゴロしている登山道脇に、 白のオンタデや赤紫のオオイタドリ?の花が群生している。
ここ迄登ると皆疲れが出るのか多勢が休まれ10時20分山小屋の前を通り王滝頂上に上がるが、剣ヶ峰が見えたが直ぐ霧に隠れる不安定な天候。
平坦な八丁タルミを行くと左手から噴煙が上がっていて、 煙の量は少ないが硫黄の臭いが強くする。 霧の中で眺望が無い上に平坦で登山道も明瞭で無いが、 火山活動の為か両側綱が張られ道を外す恐れは無い。 この山は信仰登山者も含め大勢の人が登る為、 道は広く降る人とのすれ違いも殆んど苦にならないで済む。 旭小屋前を通り急な石段をやっとの事で登り切ると、 11時丁度山頂とされる剣ヶ峰に着いた。 整備された広場の中に立派な御嶽神社奥宮と、 その右奥に大勢の人が居て一等三角点「御岳山(おんたけさん)」が有る。 御嶽登山大会が開催され関係者の人が居る山頂は人で一杯、 折り返し三角柱が有り後半なのか選手が来たら125位と言っていた。 選手に大きな声援がされ賑やかだが、選手は流石に疲れている様子。 それにしても黒沢口~御嶽山山頂往復の競争をしているようで、 急な黒沢口ルートの登りは大変だ、 こちらは登り易い中の湯ルートだが息絶え絶えでゆっくり登るのが精一杯。
霧の間に一瞬二の池が見えたが、 その時以外は王滝頂上だけで他は全く見え無かった。
おにぎり一つとオレンジを食べるのが精一杯だ、 こんな事だからばてるのだが!。 ゆっくりしているとTシャツ一枚では寒くなり、もう一枚着込む。 折角の山頂の為霧が晴れるのを期待し暫く居たが、 残念ながら変わらない。 11 時50分下山開始、 八合目辺りに戻ると雨がポツリポツリと降ってきた。 五合目迄降り休憩しながら雨具を着ようとしたが、 強くならない為そのまま下山する。 天然公園の近くに来ると本格的な降りになったが、 面倒な為妻の雨具を着て降った。
八合目で準備した時直ぐ雨具を着るべきだったと反省、 14時駐車場に戻った。 雨も止み御嶽山全体が見えるが、 太陽は出て無く霞んでいるので写真は撮らず。 その後車で林道を降るのも恐いくらい雨が強く降ってきたので、 ゆっくり走って行く。 「王滝温泉」のうしげの湯に入ろうとするも、 どしゃ降りで車から出る事も出来無い。 暫く様子を見ていたが弱まる気配にならず、 19号に戻り阿寺の「ホレスパ木曽」で温泉に入る。 然しお盆のせいか人で一杯で、のんびり湯に浸かれ無かった。 流石に立派な山で満足感は得られる、 天気の良い時にもう一度登りたいと思う。 | ||||||||||||||||||||
出会った花: ・オンタデ ・イワギキョウ ・ミヤマバイケイソウ |