26 | (きそこまがたけ) 2,956m |
H11年7月31日
12時〜16時 長野県駒ヶ根市 晴れ |
”待って 待って ・・やっと絶景” | |||||||||||||||||||||||||
伊吹山に行く予定で5時30分家を出た。 中央道小牧インター近く迄来ると伊吹山方面雲が広がっている、 どう見ても天気は良く無さそうだ。 後ろの北の方面は快晴で雲一つ無い。
順調に走り7時20分駒ヶ根バス乗り場に着いた。 既に車で一杯で臨時駐車場に誘導されるが、 臨時バスに500人程並んでいる。 8時過ぎやっとバスに乗ったが、 詰め込まれ立ったまま8時40分ロープウエー乗り場に着く。 ロープウエーは3時間待ちで整理券を貰い待つ事にし、 ベンチに座っていると暑くなって来た。 ロープウエイの裏に行くと林の中で日陰が有り大勢の人が休んでいる、 シートを敷き寝転んで待つ。
12時少し前、やっとロープウエイに乗り千畳敷に着いた。 駅舎を出ると広大なカールの先、 正面に宝剣岳右に伊那前岳の絶景が広がっている。 時間も遅いので直ぐに登り始め、 遊歩道を右回りに進むとコバイケイソウが一杯咲いていた。
乗越し浄土(のっこしじょうど)に向け岩の多い登りで息が切れる、 2,600mの高度のせいか!
特に団体に出会うと随分待つ事になる。 黄色い花のシナノキンバイの群落の中、 ジグザグの道を一歩一歩登って行く。 この時期は花が一杯咲いて楽しめる。 かなり荒れた道になると尾根近くになり、 ペースを取り戻すが妻がきつそうだ。 13時やっと乗越浄土に上る。 左直ぐ宝剣岳右に伊那前岳と正面中岳、 振り返れば千畳敷カールが見え天気も良く素晴らしい。 登る途中は南アルプスの上に富士山も見えていた。 宝剣山荘前で昼食とするが妻が気分が良くないと言っている、 高山病が出ている様子。 山荘に妻とザックを置いて13時20分、一人駒ヶ岳山頂へ向かう。
少しの登りで中岳山頂に来ると、 岩がごろごろしていて先に駒ヶ岳山頂が見えた。
降って登り返すと14時丁度木曽駒山頂に着いた。 一等三角点「信駒ヶ岳(しんこまがだけ)」にタッチ。 山頂売店を見るとビールやジュースも販売していた。 妻が待つので10分程で下山開始、 中岳トラバース道を行くと危険と書いて有る為か人に会わない。 今日始めて静かな山歩きとなり気分か良く歩く。 急な斜面に大きな岩が点在し景観が良い所に来た、 岩に座ってゆっくり休む。 この一時が良い、やはり来て良かった。 然し少しで歩き始めると三人の登山者と出会う、 木曽駒山頂はと聞いて来る。 エ!と思ったが「このまま行けば山頂」と答える、 何故この場所で聞かれたのか分からない。
この道は分岐は全く無く一本道なのだが?
急な岩場に来てストックが邪魔だが、 ザックを背負って無くそのまま岩を登り通過。
下山開始すると未だ登って来る人が居り、 花の写真を撮りながらゆっくり降った。 帰りのロープウエイも1時間待ちでコーヒーを飲みながら待つが、 日も陰り寒くなって来る。 千畳敷の景観も日が当たら無くなり美しさも無くなるが、 じっと待つより仕方が無い。 やっとロープウエーに乗り16時車に戻った。 山で素晴らしい景色に会うには、 このくらいの我慢はしなくてはならないのか? それにしても人が多いのにはびっくりした。 妻の具合が悪くなったのは、 随分待たされロープウエーを下り直ぐ登り高山病が出たのだと思う。 | ||||||||||||||||||||||||||||
出会った花: ・コバイケイソウ ・シナノキンバイ ・トリカブト ・クルマユ ・イワツメクサ ・ヨツバシオカマ 確認出来た山: ・富士山 ・南アルプス |