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木曽駒ケ岳
(きそこまがたけ)
2,956m
H11年7月31日
12時〜16時
長野県駒ヶ根市
晴れ
”待って
   待って
・・やっと絶景”
 伊吹山に行く予定で5時30分家を出た。

 中央道小牧インター近く迄来ると伊吹山方面雲が広がっている、 どう見ても天気は良く無さそうだ。

 後ろの北の方面は快晴で雲一つ無い。
駒ケ岳ロープウエー
 戻ろう!小牧インターで一度出て又入り、 中央道に進んで木曽駒ヶ岳に向かう。

 順調に走り7時20分駒ヶ根バス乗り場に着いた。

 既に車で一杯で臨時駐車場に誘導されるが、 臨時バスに500人程並んでいる。

 8時過ぎやっとバスに乗ったが、 詰め込まれ立ったまま8時40分ロープウエー乗り場に着く。

 ロープウエーは3時間待ちで整理券を貰い待つ事にし、 ベンチに座っていると暑くなって来た。

 ロープウエイの裏に行くと林の中で日陰が有り大勢の人が休んでいる、 シートを敷き寝転んで待つ。
岩と緑のコントラストが美しい千畳敷カール
千畳敷カールと宝剣岳

 12時少し前、やっとロープウエイに乗り千畳敷に着いた。

 駅舎を出ると広大なカールの先、 正面に宝剣岳右に伊那前岳の絶景が広がっている。

 時間も遅いので直ぐに登り始め、 遊歩道を右回りに進むとコバイケイソウが一杯咲いていた。
千畳敷カールとコバイケイソウ 千畳敷カールとシナノキンバイ

 乗越し浄土(のっこしじょうど)に向け岩の多い登りで息が切れる、 2,600mの高度のせいか!

千畳敷カール途中より「富士山」が見える
南アルプスの上に富士山右は塩見岳
 登る人も多いが12時過ぎで降る人も多く、 道は狭くすれ違いが上手く出来無い。

 特に団体に出会うと随分待つ事になる。

 黄色い花のシナノキンバイの群落の中、 ジグザグの道を一歩一歩登って行く。

 この時期は花が一杯咲いて楽しめる。

 かなり荒れた道になると尾根近くになり、 ペースを取り戻すが妻がきつそうだ。

 13時やっと乗越浄土に上る。

 左直ぐ宝剣岳右に伊那前岳と正面中岳、 振り返れば千畳敷カールが見え天気も良く素晴らしい。

 登る途中は南アルプスの上に富士山も見えていた。

 宝剣山荘前で昼食とするが妻が気分が良くないと言っている、 高山病が出ている様子。

 山荘に妻とザックを置いて13時20分、一人駒ヶ岳山頂へ向かう。
丸い丘のような「中岳」 形の良い「伊那前岳」は行ってみたい気になる
乗越し浄土より中岳 乗越し浄土より伊那前岳

 少しの登りで中岳山頂に来ると、 岩がごろごろしていて先に駒ヶ岳山頂が見えた。

広い「木曽駒ヶ岳」山頂残念ながら北方面雲で見えず
「木曽駒岳」山頂
 360度の展望だが北方面は曇で良く無く、 南は宝剣岳・伊那前岳が見応えが有る。

 降って登り返すと14時丁度木曽駒山頂に着いた。

 一等三角点「信駒ヶ岳(しんこまがだけ)」にタッチ。

 山頂売店を見るとビールやジュースも販売していた。

 妻が待つので10分程で下山開始、 中岳トラバース道を行くと危険と書いて有る為か人に会わない。

 今日始めて静かな山歩きとなり気分か良く歩く。

 急な斜面に大きな岩が点在し景観が良い所に来た、 岩に座ってゆっくり休む。

 この一時が良い、やはり来て良かった。

 然し少しで歩き始めると三人の登山者と出会う、 木曽駒山頂はと聞いて来る。

 エ!と思ったが「このまま行けば山頂」と答える、 何故この場所で聞かれたのか分からない。
岩爪草 四葉塩竃
イワツメクサ ヨツバシオガマ

 この道は分岐は全く無く一本道なのだが?
上(乗越浄土)から見た千畳敷カール
千畳敷カールと千畳敷ホテル

 急な岩場に来てストックが邪魔だが、 ザックを背負って無くそのまま岩を登り通過。

小梅蕙草(千畳敷カールにて)
コバイケイソウ
 14時40分妻の居る宝剣山荘に戻る。

 下山開始すると未だ登って来る人が居り、 花の写真を撮りながらゆっくり降った。

 帰りのロープウエイも1時間待ちでコーヒーを飲みながら待つが、 日も陰り寒くなって来る。

 千畳敷の景観も日が当たら無くなり美しさも無くなるが、 じっと待つより仕方が無い。

 やっとロープウエーに乗り16時車に戻った。

 山で素晴らしい景色に会うには、 このくらいの我慢はしなくてはならないのか?

 それにしても人が多いのにはびっくりした。

 妻の具合が悪くなったのは、 随分待たされロープウエーを下り直ぐ登り高山病が出たのだと思う。


  出会った花: ・コバイケイソウ ・シナノキンバイ ・トリカブト ・クルマユ ・イワツメクサ

           ・ヨツバシオカマ

  確認出来た山: ・富士山  ・南アルプス


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